雨に助けられる。コールド勝ち。

ヤクルト8-4x広島(7回裏雨天コールド)

マツダスタジアムで嫌な形で連敗をしていただけに7回以降のゲームマネジメントに不安を感じていたのだが、今日はヤクルトに天候が味方した。7回裏広島の攻撃中1アウト1塁打者菊池の場面で降雨中断となり、そのままコールドゲームとなった。4点のリードとは言え、ここ2試合の試合展開からするとまだまだ分からなかっただけに雨に助けられる形となったと言っても過言ではないだろう。

先発の小川に関しては、味方打線がリードしてくれたものの3回に西川のタイムリーで2点、6回に松山のホームランで2点と合計4点を失ってしまい、結局先発の役割を果たせたとは言い辛い数字が残ってしまった。その分打席で四球を選んでチャンスメイクをしたり、走者一掃のタイムリー2ベースを放ったりと活躍し、自らの4勝目につなげて見せた。投球内容自体は、これまでと比べてもそれ程良かったとは思えないのだが、それでも勝ちが転がりこむのが野球というスポーツである。打席での集中力は小川らしさを感じさせてくれた。こういった1つの勝利を次回以降に繋げてもらいたい。
7回から近藤を投入し、継投に入ったのだが、ここで雨脚が強くなり、そのまま雨天コールドゲームとなった。7回近藤、8回ハフ、9回マクガフという継投を考えていたのかもしれないが、3人共に勤続疲労を感じさせるような投球内容が目立っていたため、本来であればまだまだ気が抜けないゲームだったのは間違いない。雨に助けられた。

打線は今日も活発だったのだが、まずは村上の先制ホームランをピックアップしてみたい。同郷の同期山口相手にバックスクリーン左に運ぶ見事なホームランを放ってみせた。あの方向でもスタンドインさせられる飛距離が村上の魅力である。5月のゲームで1安打に封じられてしまった山口から放った先制ホームランということでチームを活気付ける一発となった。これでホームランも30号の大台に乗せた。高卒2年目の19歳で30本塁打は立派である。というよりも私もプロ野球を見始めて30年が経つのだが19歳で30本のホームランを打つ打者を見るのが初めてであるため興奮している部分もある。7月にホームランの数が減少したときには30本に届くかどうかも微妙だと思っていたのだが、8月に入ってこれだけ盛り返せるのだから驚きである。開幕直後から驚かされっぱなしなのだが、そのまま打点王やホームラン王を獲得するという離れ業で私達を驚かせてくれる可能性もあるのだろうか?こんなとんでもない選手が贔屓チームにいるのだからヤクルトファンは幸せ者である。

今日は山口、塹江、島内という広島の若手投手をしっかり打ち込みプロの世界の厳しさを感じさせる事が出来たことは良かったのではないだろうか?特に山口には前回の対戦でいいようにやられていただけにそのリベンジが出来たのは大きかった。

終わってみれば3連勝を狙えるような試合展開だったのだが、勝てたのは1つのみである。ヤクルトの強みと弱み両面がはっきりと表れたマツダスタジアムでの3連戦となった。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     ノムさん風に表現すれば「天気がヒーローや」という感じでしたね。昨日はハフはベンチ入りから外れていましたので、近藤の後は梅野とマクガフの予定だったと思います。連敗中の流れからすると追い上げムードでしたし、2人とも崩されることも十分可能性があったかと思います。
     小川は4失点では不満がありますが、中5日だったことを考えれば及第点でしょうか。
     村上はこの試合数で30本は凄過ぎですよ。相手からすると打率が低いことでアウトを求めて勝負したくなる心理も働くでしょうし、本塁打と打点の記録面ではプラスに作用しているという見方もできるかと。来期以降にクリーンアップに据えて優勝を目指すには課題になってくるかと思います。
     

  2. k より:

    前2試合の内容とリリーフ陣の疲弊から最後までだったら結果どうなってたんだろう?と誰しも思いますから雨に助けられたという感想ですね(リリーフ陣が休めたのは良かったですけど、今日は4点リードしていたので風張とかに投げさせないと、いつまで経っても成長しないですね)。
    小川はよくなかったですが雨でぬかるんだ中でよく投げたかなと、タイムリーも激走もあって評価できますかね(残り登板は少ないですが、これ以上の負け数だけは増やさないようにして欲しいですかね)
    あと村上の30本塁打で大台到達ですがシーズン終盤に状態が上がっているのは本当に成長を感じますね、スタミナもあるしケガにも強いですし9月に入って涼しくなって相手投手が盛り返しきても36本,100打点は何とかいきそうですかね。
    あと太田が状態がいいの1番固定してもらいたいですね、現状は広岡より太田の方がサードでのレギュラーは近いですね(打撃では太田、守備は広岡ですかね)。
    次は今月になってホーム神宮で打ち勝てるようになってるので相性悪い阪神に勝ち越して欲しいですね(今シーズンは全てのチームに負け越しですが一方的に負けてるという感じでもないので来年の為にも、どの対戦相手でも10勝15敗ぐらいの星取にならないものかなと)
    山田大が間が空いてるので心配ですね(ただの休養なのか気になりますが打たれたら何か調子が悪い事があったのでしょうね)

  3. タラちゃん より:

    雨に助けられた試合。
    大瀬良を次のカードでも問題ないって舐められたので何とか意地を見せられたかと。

    村上。
    打撃では成長してますね。
    真っ直ぐに打ち負けなくなってきたし、打てる球を待てるようになっている。
    今年は打撃でこのオフにサード守備を徹底的に鍛えられるでしょうね。

    今シーズン見るものなくなって、モチベーションなくなるシーズンが、
    村上の新人王、HR王、打点王と見る事できる可能性もあるわけでシーズン最後まで見逃せないシーズンにはなりましたね。
    2013年のバレンティンのHR記録と小川の新人王のあの年みたいに。
    あとは、
    山田哲人の4度目のトリプルスリー&40-40ですね。

  4. FIYS より:

    > 超匿名さんへ

    ハフはベンチ入りしていなかったのですね。それなら尚更雨に助けられたゲームということになりますね。

    村上の30本塁打は驚きですよね。 

  5. FIYS より:

    > kさんへ

    この夏場に数字を上げられる村上は末恐ろしいですね(今も相手チームからすると恐ろしい打者だとは思いますが…)。

  6. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    村上がサードが出来るかどうかによってチーム作りも代わってきますから、来シーズンに向けては大事な視点になりますよね。

    個人記録で楽しめるという部分はありますよね。

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