2020年 他のセリーグ球団で気になる選手はいますか?

新型コロナウイルスの影響で日本国内が混乱に陥り、プロ野球に関してもオープン戦は無観客試合が行われている。そんな先が見通せない状況下のもとで今シーズンを占うことは難しいのだが、ここまでのキャンプ、オープン戦で気になったセリーグの選手を球団別にピックアップしてみたい。

巨人 吉川尚、サンチェス
・吉川尚に関しては、毎年のように名前を挙げさせてもらっている。個人的に非常に評価の高い選手である。特に身体能力の高さを活かした守備は華やかであり、怪我さえなければ巨人の不動のレギュラーを掴んでもおかしくない素材だと思う。打席での対応力も徐々に上がってきており、後はコンディショニングだけという状態だと思う。そろそろ数字を残したいシーズンである。
・今シーズンはどの球団も非常に魅力的な外国人選手を補強したイメージがあるのだが、巨人ではこのサンチェスが気になっている。150キロを超えるストレートと威力のあるカットボールは相手からしたら厄介なのではないだろうか?しかしオープン戦では打ち込まれているため、数字ほど打者は嫌らしさを感じていない可能性がある。どの程度の数字を残すだろうか?

DeNA オースティン
・こちらも新外国人選手となるのだが、練習試合、オープン戦で大爆発しているオースティンは注目せざるを得ない存在である。身体が大きくパワーがあり、外角のボールも長いリーチでしっかり捉え、センターから右にもホームランを放てる打撃は脅威である。内角の対応とボールになる変化球の見極めという部分を今後はチェックしてみたい。もしオースティン、ソト、ロペスがスターティングラインナップに並ぶことになれば、筒香不在の穴が目立たなくなるかもしれない。

阪神 エドワーズ、ガンケル、ボーア、サンズ
・こちらもズラッと新外国人選手の名前を並べさせてもらった。エドワーズに関しては昨年のジョンソンのような役割を期待されているのだと思う。力強いストレートと空振りを奪える変化球があるため、ある程度の数字は残しそうである。ガンケルに関しても制球力があり、ボールを低めに集めることが出来そうであるため、先発である程度の数字は残せそうである。ホーム甲子園を味方に付けられるタイプの投手のように感じる。
・ボーア、サンズもキャンプ、オープン戦と目立っている。得点力不足の解消が阪神の最も大きな課題となっているため、長距離砲の獲得は必須だったはずである。そこで白羽の矢が立ったのがボーアとサンズである。両者ともにパワーだけでなく打撃技術にも優れたものを感じさせてくれる。気になる存在である。
・しかし阪神は外国人選手をどのように編成してペナントレースを戦おうとしているのだろうか?名前を挙げた新外国人選手以外にもスアレス、ガルシア、呂という投手がおり、野手でもマルテが控えている。1試合で使える外国人選手の数は4人までである。おそらくバランスを重視して投手2、野手2の起用を考えていると思うのだが、首脳陣がどのような判断を下すのかも見物である。

広島 西川、森下
・入団当初から「天才」と称されていた西川は昨シーズンブレイクしたのだが、今シーズンはまた一段と打撃技術に磨きがかかっている印象である。リーグ3連覇を果たした時には「タナキクマル」という強力な1~3番打者を擁していたのだが、昨シーズンは丸が巨人に移籍し、田中も怪我に泣き、打線の形を作れなかった。しかし今シーズンはこの西川が丸の穴をそのまま埋めるような数字を残す可能性もあるように感じる。見事なバットコントロールとパンチ力で凄みのようなものを感じさせてくれる。
・森下は先日ヤクルトとのオープン戦でも投げていたのだが、ストレートも変化球も器用に操れるし、試合中に修正する能力も高い即戦力ルーキーだと感じた。高校時代から投げるボールは素晴らしかったのだが、大学を経て「大人のピッチング」が出来るようになった印象である。ある程度の数字は残すのではないだろうか?

中日 藤嶋
・中日ではとにかく藤嶋が気になる。昨シーズンのブログの中でこんなことを書かせてもらった。→「中日の藤嶋は久々に見たのですが、投球フォームが変わり、打者がことごとくタイミングを崩されていたのが気になりました。個人的には藤嶋は投手としてはそれ程魅力を感じておらず、打者としての評価の方が高かったのですが、高卒1年目から1軍経験を積むなど、思った以上に投手として通用しているな。と感じていました。しかし特徴が見え辛く、ブレイクするまでは至っていなかったのですが、打者が見づらいテイクバックに変えるなど本人なりに工夫している姿が見られ、面白い投手だなと初めて感じました。ストレート、フォーク、縦のスライダー、ナックルカーブなどを同じような軌道から投げ込み、多少のスピード差も付けて打ち取っていく様は、今のNPBにはあまりいないタイプだと感じました。投手藤嶋として今後は興味深く見守っていきたいと思います。」
昨シーズンは本物なのかどうか見分けが付かない部分もあったのだが、ここまで打者がタイミングが取れずに苦しんでいるということは「本物」なのだろう。藤嶋の存在は中日の大きな武器になりそうである。

皆さんは他球団で気になっている選手はいますか?

P.S そう言えば今年は毎年書いている「ヤクルトの今シーズンのポイント」の記事を書いていないんですよね。そろそろ書かないとな…

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コメント

  1. タラちゃん より:

    読売
    吉川尚。
    良い選手。ケガっていうよりも体力あれば。
    まあ、30試合くらい使ったら、10日間休ませる。6連戦以上ならば1日お休みなど上手い事運用しないことには持たない選手。
    ロッテの荻野貴と一緒で自分の運動能力に身体がついていかないパターンの選手。
    8割くらいで抑えながらキープするのか?6連戦あったら1日休みを与えながら試合に使うのか?選択になりますね。
    来年、結局は1年持たずに哲人FA獲得目指すのだろうと。

    ここは気になるのは北村、山下など大砲系の選手ね。


    ベイスターズ。
    佐野。
    繋ぎの4番になるのか?1年持つのか?注目。
    このチームこそ、二遊間の外国人を獲得すべきチームかと思っていたので、どうなんでしょうね?
    あとはソトのポジションと、外国人野手をどう運用するのか?
    個人的にはソトをレフトに固定で、二遊間の外国人を獲得したらと思ったのですが。。。
    普通にやれば、優勝候補の筆頭かと思う。


    阪神
    ジョンソンの穴ね。
    セリーグで1番の難攻不落の投手だったわけで、
    投高打低かつ守備力低いチームでどういう運用するのか?気になる。


    広島
    出塁率低く早打ちで年齢的なもので守備範囲落ちてきた菊池に3億か。そして2番打たせるのが相手としてはラッキー。ここで打線が切れる。
    西川は相当やると思うが、打順だよね。1番か3番に置くのかな?
    鈴木誠也の前後にどういう選手を置くか気になる。
    1番塁に出て、2番菊池、3番未定、4番誠也。5番外人?っていう感じだよヤバいのでは?
    お勧めは、1番田中か小園、2番西川、3番誠也、4番外人か松山、5番會澤、6番菊池とかのほうが打線繋がると思うが、ヘッドコーチは変わっていないし、やらないでしょうね。
    森下は相当やるかと思うし、先発は結構盤石かと思うが、
    ここ数年リリーフの酷使続いているので、継投どうするのか?気になる。
    外人投手はどうなんでしょうね?


    ドラゴンズ
    藤嶋はじめリリーフ投手ね。
    誰が7回からの方程式に入っていくのかでしょうね。
    球場広く、野手の守備範囲広いのである程度アバウトでもアウトになってくれる布陣。
    ここはキャッチャーね。メイン捕手が、加藤になるのか?ルーキーの郡司になるのか?それ以外か気になるね。
    ここは、野手はビシエドのみで、投手3人を外人で運用したらとは個人的には思うね。

  2. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    おそらく私はタラちゃんさんと気になるポイントが似ていると思います。DeNAの佐野も名前を挙げようか迷っていた選手です。打撃職人系の選手であり、どちらかというと「パリーグっぽい選手」という印象ですが、レギュラー確保出来ますかね?

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