雨の長時間ゲーム。お疲れさまでした。

ヤクルト8-3広島

途中雨での試合中断が2度あり、合計1時間以上試合が止まったこともあり、試合終了時刻は23時を回っていた。途中昨日のゲームの嫌な空気が戻ってくるような場面もあったのだが、中断後の7回裏をしっかり無失点で粘った今野と8回の2アウト満塁のチャンスで2点タイムリー2ベースを放った青木の活躍により、昨日の敗戦を吹き飛ばしてくれた。

広島の先発は前回の対戦で抑え込まれてしまったルーキー大道だったのだが、今日はその大道を初回から捉えることに成功する。塩見四球、青木2ベースで作ったチャンスに山田が先制タイムリーで応え、幸先良くスタートを切り、このまま一気に流れを掴んでしまいたかったのだが、その後の0アウト満塁のチャンスでオスナのライトフライでホームを狙った青木が鈴木の好返球の前に刺されてしまうなど、結局この回1点のみの得点に終わってしまった。
するとその裏村上のエラーやサイスニードの四球も重なり、ピンチを招くと坂倉に犠牲フライを許し、同点に追い付かれてしまった。サイスニードは3回には鈴木に犠牲フライを浴び、逆転を許してしまった。サイスニードは結局5回を投げ、被安打4,与四死球1の2失点で降板となったのだが、今の力からするとよく粘ったという評価も出来る投球内容だったように思う。そのサイスニードの粘りに打線が応えたのは、4回、5回だった。4回はサンタナが逆転の2ランホームラン、5回は村上が2点タイムリー2ベースを放ち、サイスニードに勝ち星をプレゼントしてみせた。返すべき人がしっかり返して、大道をKO出来たことによって、試合の主導権を取り戻すことに成功した。

しかしその後、雨での中断も挟む中で、ゲームがもつれそうな雰囲気が漂い始める。6回は代わった大西がワイルドピッチで失点し、7回はオスナの2ベースでホームを狙った青木が走塁死。続く7回裏の広島の攻撃の前に雨による中断が約1時間に及び、非常に難しいシチュエーションでマウンドに上がることになったのが、今野だった。
昨日のゲームの嫌な雰囲気が残る中で、今野は1アウト1,2塁のピンチを招いたのだが、続く西川、小園を斬って取り、この回を無失点で切り抜けてみせた。この回の今野の投球と続く8回表の青木のタイムリー2ベースで勝負の行方をあらかた決めることに成功した。

ゲーム展開的に7回裏の広島の攻撃前でコールドでも良いのではないか?などという邪まな考えも浮かんできてしまったのだが、選手たちは良く集中力を切らさずに中断後のイニングを戦い抜いたと思う。難しいシチュエーションでの雨中の長時間ゲームということで負けていれば、間違いなく明日以降に影響が残るゲームだったと思う。今日は「勝利」という事実が何よりも大きいゲームになったと感じる。

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コメント

  1. ヤマ より:

    この試合を勝利できたことは、本当に大きいですよね。
    前の試合を嫌な負け方をしただけに、引きずらなくて良かったです。
    残試合数が多いのが少し心配ではありますが、チーム一丸となって頑張ってほしいです。

  2. FIYS より:

    ヤマさんへ

    嫌な負け方をした次の試合は内容はどうあれ、やはり勝利が欲しいですよね。そういう意味で大きな1勝となりましたね。

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