夢を描ける下位打線もエラーと拙攻で落とす。

ヤクルト1-3楽天

今日も山田はDHでの出場となり、6番セカンドで宮本を起用してきた。そして7番濱田、8番長岡、9番内山壮という並びは、ヤクルトファンとしては、将来に夢を描けるオーダーとなった。しかし結果としては、長岡と宮本のエラーが失点に繋がり、投手の自責点0で3失点を喫するゲームとなってしまった。負けるべくして負けたゲームと言えるのではないだろうか?

先発の石川はおなじみとなった内山壮との年の差バッテリーで楽天打線と対峙したのだが、初回に長岡のエラーからピンチを招くと、浅村に先制タイムリーを浴びる苦しい立ち上がりとなってしまった。その後は、非常に丁寧な投球で打たせて取る投球を披露し、ランナーを出しながら、粘り投球を見せてくれた。5回には2アウト2,3塁のピンチを招いたのだが、最後は、初回にタイムリーを打たれた浅村をショートゴロに打ち取り、5回1失点でマウンドを下りることとなった。球数は84球、被安打3、与四死球2という数字が残ったのだが、今日は決してボールが走っているという印象はなかった。それだけにコントロールに気を使っているように見えた。もちろん0-1というスコアで推移し、1点も許したくない展開だったこともあったと思うのだが、苦しい投球に感じた。それでも5回1失点でまとめた辺りは流石である。
リリーフ陣は、6回をコール、7回、8回を大西が任されたのだが、大西が7回に宮本のエラーからピンチを招くと2アウト2,3塁のピンチで浅村に2点タイムリーを浴びてしまった。5回は同じシチュエーションで石川が粘ったのだが、大西は粘り切れなかった。浅村にもプレッシャーは掛かったと思うのだが、ここで一本出す辺りは流石一流プレーヤーである。

打線は、則本の前に沈黙してしまった。手も足も出ないという展開ではなかったのだが、1点でも奪いたい場面で、その1点を奪うことが出来なかった。2回、3回、8回と0アウトで得点圏にランナーを置いたのだが、後続が繋がらなかった。チャンスで最低限の打撃をして欲しかったのだが、則本がそれを許さなかった。初回から飛ばした中でも8回まで投げ切った則本を褒めるべきだろうか?
将来に夢を描けると書いた下位打線については、1番~3番がノーヒットに終わる中でも宮本、濱田がヒット1本ずつ、内山壮は、2安打と必死に則本に喰らい付いてみせた。特に内山壮の2安打は価値ある2安打になったのではないだろうか?
そして9回に飛び出した村上のホームランは、左手でしっかり押し込む素晴らしいホームランだった。この回からマウンドに上がった松井裕の外角のストレートを捉えた一打だったのだが、カウント2-2と投手優位のカウントで、勝負球として投げ込んだストレートを左中間スタンド深くに運ぶのだから恐れ入ってしまう。味方にいればこれだけ心強い打者は中々いないものである。凄まじい一撃だった。

日本ハム、楽天との6試合を4勝2敗で終えることが出来たことはプラスに捉えて良いのではないだろうか?また今日はパリーグチームが全勝したこともヤクルトにとってはラッキーだった。来週も1つでも多く勝ちを積み上げたい所である。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     石川の五回一失点という結果にはよく凌いだと思います。交流戦は相性が良いので、体力が許せばこの期間限定で中六日で投げてもらってもと思いましたが、抹消されましたね。
     村上には何度も驚いてきましたけれど、逆方向なのにあそこまで飛ばすかという飛距離でした。打たれた松井は口開けて固まっていましたね。解説者のまるで引っ張った様な当たりというのは言いえて妙でしたね。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    石川はあくまでも中10日以上空けて先発させる方針ですかね。

    この日の村上のホームランも衝撃的でしたね。おそらく松井裕もベストに近いボールを投げ込んだと思うのですが、そのボールを完璧に捉えましたからね。凄いバッターです。

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