坂本光士郎⇔山本大貴

ヤクルト・坂本光士郎投手(27)とロッテ・山本大貴投手(26)の交換トレードが両球団で基本合意に達したことが28日、分かった。ともに中継ぎ左腕だが、変則投法を求めたヤクルトと、1軍で実績のある投手を求めたロッテの思惑が合致した。
(サンケイスポーツ引用)

トレード期限ぎりぎりになって、ヤクルトでもトレードのニュースが入ってきた。坂本と山本大貴というサウスポー同士のトレードとなった。両投手ともプロの世界ではリリーフで起用されており、両チームの穴を埋めるトレードというよりは、両選手が新たな環境で力を発揮することを願ったトレードということが言えるだろうか?坂本も山本大貴も今回のトレードをいいきっかけにしてもらいたい。

山本大貴に関しては、トレードのニュースを聞いて、初めて映像を見たのだが、左手の出所を隠す、コンパクトなフォームに特徴のあるサウスポーという印象が残った。イースタンリーグでは毎年、コンスタントに結果を残しているようなので、あと一歩のところで1軍の壁に跳ね返されている状況だろうか?
ヤクルトのチーム事情を考えると、リリーフとして期待されているのかもしれないが、先発として長いイニングを投げることも面白いのではないか?と感じる投手である。古くは星野伸之、近年では青木高広、成瀬善久などの系譜にあたる投手という印象である。ヤクルトでどんな役割を担うのか注目してみたい。

坂本に関しては、ボールのキレで勝負するサウスポーである。このブログでも何回か書かせてもらっているのだが、坂本の課題は、コンスタントさである。調子がいい時は、1軍でも通用するだけのボールを持っているのだが、日によって波が大きく、調子が良くない時にごまかしながら、打者を抑える術に欠ける印象があり、ボールのキレがイマイチの時は、かなり苦しい投球に終始してしまう。この課題を解決することが出来れば、1軍でも十分通用するだけのものを持った投手だと感じる。

山本大貴、坂本光士郎ともに、おそらくチャンスはもらえるはずである。両投手が新天地で輝く姿を見せてくれることを願いたい。

P.S ロッテファンの皆様、坂本は、高い潜在能力を持ったサウスポーです。年齢の割に良くも悪くも投球に若さがあります。リリーフとして化ける可能性はありますよ。

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コメント

  1. sabo より:

    驚きと納得のあるトレード。ファンの贔屓目で見ると坂本の方が一軍で投げてるし二軍でも成績が良いので格上のような気がしますが。
    坂本は6月の大失点が痛かったか。
    同年代の似た投手宮台が坂本を超えたとは思えないけど宮台はこの1年での成長スピードを認められたかもしれない

    このままヤクルトにいても伸び悩み続けたかもしれないしトレードは坂本に良いきっかけになるかもしれない
    新しい環境、新しいコーチ。何よりピッチャーズパーク
    パリーグの右打者にクロスファイヤーをばんばんぶち込んで驚かせて欲しい

    山本は変則左腕とのことだが一軍で投げていない状況を見るとサイドスロー転向ぐらいするかもしれない
    ヤクルトはサイドスロー転向すきだし
    即一軍というわけにはいかないだろうし一年ぐらいはじっくり見守りたい

  2. FIYS より:

    saboさんへ

    坂本は化ける可能性のある投手ですよね。ロッテでその実力を開花させてもらいたいですよね。

    山本は、おそらくイースタンでの投球を見る中で、ヤクルトフロントが使えると判断したのでしょうね。まずはどういう起用法を考えているのか確認してみたいと思います。

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