村中ー中村のバッテリーに猛省を求めたい

ヤクルト12-16広島

想像を超えた敗戦である。ヤクルトの12点はおまけみたいなものである。大敗である。村中ー中村のバッテリーは前回の阪神戦では粘り強くゲームを作ったが、今日はどうすることもできなかった。2人とも好きな選手だけに残念な結果となった。さくっと振り返りたい。

先発は、村中と前田健ということで昨日も書いたようにロースコアの展開に持ち込みたかったのだが…スタメンは、8番キャチャーで中村を起用してきた。
村中は、初回先頭の天谷に足に打球が直撃する2ベースを打たれると、梵のタイムリー、堂林の犠牲フライ、廣瀬の2ランホームランでいきなり4点を失ってしまう。相手の投手が前田健ということを考えると廣瀬の2ランはすでにダメ押しのようなものである。
村中は、2回こそ三者凡退で切り抜けたが、3回には堂林にタイムリー2ベースを浴びてしまう。そして4回には、先頭のエルドレッドのヒットを皮切りに広島打線に掴まってしまう。菊池、梵のタイムリーとミレッジのエラーで3点を追加されると、満塁のピンチで登板したフェルナンデスが廣瀬に満塁ホームランを浴びてしまう。その後も石原のタイムリー2ベースで1点を追加され0-13と大量リードを奪われてしまう。試合を壊してしまったバッテリーの責任は重い。
村中は、3回2/3を被安打11与四球1の11失点。四死球が1つなのに11失点ということは、捕手の中村の責任もあるだろう。ラジオ中継で解説の達川氏が「もう少し左バッターのインコースに要求しないと。」と言っていた。中村のリードにいつからか強気の姿勢が失われてしまっているような気がしてならない。
4回表終了時で0-13と言う展開だったのだが、前田健の不調と広島のエラー連発もあり、ここから今シーズン№1の馬鹿試合へともつれ込んでいく。4回の裏に相手のエラーなどで3点、5回には田中、川端の連続タイムリー2ベースと畠山のタイムリーで3点を返す。6回には川端の犠牲フライで1点。7-13と追い上げるが、7回からマウンドに上がった日高が、梵のタイムリーと岩本の2ランで3点を失ってしまう。これで7-16。それでもその裏、バレンティンのソロホームランで8-16とすると、8回には、畠山の2点タイムリー2ベースと岸本のワイルドピッチ、比屋根の犠牲フライで12-16まで追い上げる。しかし最後は今村に抑えられ12-16という予想もしていなかったスコアでの敗戦となってしまった。

今日はとにかくバッテリーである。4回表終了時点で13失点ではどうすることもできない。村中も中村もひどかった。前回登板時は、崩れそうで崩れない投球を見せてくれた村中だったのだが、今日は全く粘れなかった。相変わらず波が激しすぎる。中村も最近マスクを被った試合で大量失点してしまうケースが目立っている。序盤で交代されてしまうケースもあったが、今日は最後までマスクを被った。この采配は良かったと思う。打たれて勉強することも必要だろう。投手陣の不調も重なり苦しいゲームが続くが、この壁を乗り越えてほしい。
これだけ早く村中がKOされてしまうと投手陣は、使わざるを得ない展開となってしまう。大量リードを許しながらも日高、山本哲、増渕は連投となってしまった。やはり先発村中の責任は重い。
そんな中唯一アピールしたのは正田だった。2回を無失点ということでこのまま先発陣の崩壊状態が続くようなら先発起用も考えられるのかもしれない。まあ八木が1軍に上がって来るとの話もあるので難しいのかもしれないが。期待していなかった正田の活躍は嬉しい誤算である。

打線は、14安打で12点。しかしあまり評価できるものではない。大差がついた後の得点であり、相手の失策とバッテリーエラーも絡んでいた。特段話すことはない。それでも無抵抗で負けるよりはファンの為には良かったのではないだろうか?

過去に神宮での広島戦では、17-16という乱打戦があったが、それを思い出すようなゲームだった。あの時は池山が1イニングに2本の満塁ホームランを放つ離れ業を演じるなどヤクルトファンの心に残るゲームだったと思うが、今日の試合は前半で大差を付けられてしまっていたためあまり心に残るゲームにはならなかった。それにしても粗いゲームが目立つ。オールスターを挟んで4連敗。何とか悪い流れを止めなければならない。

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コメント

  1. パイン より:

    前回は、変化球を狙われ、直球主体の投球で結果を出しましたが、昨日は、直球を狙われ、球にキレもなかったので、思いきりやられましたね。

    生命線の直球が走らないとき、変化球が切れないとき、コントロールが定まらないとき、どう対処できるか。
    その辺の成長がみられないことを、小川監督は問題にしているのでしょうが、それは首脳陣の怠慢と云われても仕方がないことです。

    技術的に解決できないことなら、思いきった配転などもいいかも知れません。
    八木や平井、日高など先発に使うためには、村中のリリーフもいいかも知れません。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    本当に村中は波があるんですよね。個人的にはエースになれる素材だと思っているので今後も先発で期待したいのですが、去年のCSでの投球を見ているとリリーフ適性の方が高い可能性もあるかもしれませんね。先発時は、ストライクが入らず苦しむ試合と、置きに行って打たれ続ける試合がありますね。調子が良くない時でも前回の阪神戦のような投球ができれば安心して先発を任せられると思うのですが…
    パインさんの言うように、八木、日高、平井の先発と言うのも面白いですよね。
    個人的には、八木はまだ少し早すぎるかなと…本来ならば来年以降の戦力かなと…
    日高は、先発タイプだと言い続けていますが、今シーズンに関しては今から先発と言うのは流石に無理かと思っています。こちらも先発としては来年ですかね?
    平井は、去年までは先発で育てているのかな?と思っていました。最近はファームで先発することもあるので先発での起用も充分考えられますね。個人的には力投型のセットアッパーが似合うかなと思いますが…
    若手投手陣(村中含む)の奮起に期待したいですね。

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