最多勝とホームラン王

ヤクルト８－２広島

連敗を５で止めたのは、現在最多勝の小川とホームラン王のバレンティンだった。
先発投手が小川ー中崎ということで絶対に勝たなければならないゲームだったのだが、そんなプレッシャーの中でも小川は良く投げてくれた。
今日は運良くテレビ観戦ができたのだが、勝ちゲームが見れて嬉しかった。

今週の注目ポイント先発投手の投球イニングだが、今日は小川がしっかり８イニングを投げ切ってくれた。流石である。８回で１２２球を投げ、被安打７与四死球３の２失点と言う内容は、ゲーム内容から言っても充分に合格点を与えられる数字だ。８点のリードがあったので、７回で降板しても良いかな？と思ったのだが、今のヤクルトにそんな余裕はなかったようだ。続投した８回に２点を失ってしまったが、菊池の３ベースとキラの２ベースに関しては、三輪、ミレッジに捕球してもらいたい打球だった。ここら辺に守備面での弱さを感じてしまう。まあ大差が付いていたゲームだから良かったのだが…
小川は、初回に簡単に２アウトを取った後、丸のヒット、キラへの四球でピンチを招くと、松山にはライト前へ運ばれてしまう。ここでライトのバレンティンが久々に物凄い強肩を披露し、丸をホームで刺してみせる。それにしても物凄いバックホームだった。
小川は、２回にも先頭のルイスに２ベースを浴び、ピンチを迎えるものの後続をきっちりと抑え、得点を許さない。４点のリードをもらった後の、５回には先頭の石原にヒットを許すと、続く堂林に四球を与えると１アウト後、安部に四球を与えてしまい、１アウト満塁のピンチを招いてしまう。小川は前の回にランナーとして全力疾走を２度強いられており、その影響もあってか球が上ずっていた。また際どいコースがことごとくボールに判定される不運もあり、嫌な雰囲気が漂ったのだが、ここから小川が真骨頂を発揮する。菊池、丸とパンチ力のある打者を力のあるストレートで連続三振に斬って取って見せた。ここは、中村のリード含めて素晴らしかった。
この５回が今日の試合のポイントだった。ここを抑えた小川はここからは危なげないピッチングを披露し、８回に２点を失ったものの１２勝目を上げてまた１つ勝ち星を積み上げた。
立ち上がりの様子を見ていると少し心配だったのだが、それでも試合を作れるところは本当に素晴らしい。夏場に来ても他球団が捉えられない所を見ると、このまま最多勝も行けるのでは？と感じてしまう。豊富な球種がある中でもストレートとフォークが軸になっていると感じるが、まだまだ引き出しは残してそうである。本当に今シーズンはもし小川がいなかったらどんなことになっていたのだろうか？考えるだけで恐ろしい。

そして打線は、今日も初回からチャンスを作るとバレンティン、畠山にタイムリーが飛び出し、幸先よく先制する。その後のチャンスで中村が凡退してしまい、昨日同様勝負を決めることは出来なかったが、それでも４回には２アウト２，３塁からミレッジに２点タイムリーを放ち、点差を広げるとここからはバレンティン劇場だった。
５回の２ランホームランは、テレビで見ている限り完全にタイミングを外され、泳がされて打っているのだが、それでも打球はレフトスタンドに飛び込んだ。本当にバレンティンのホームランには驚かされることが多いと感じていたが、次の打席でもっと驚かされるようなホームランを放つ。７回に小野のストレートを強振すると物凄いライナーがレフトスタンドに飛び込んだ。驚愕の一発だった。それにしても小川の登板時は打率.５１９、本塁打１３本、打点２８という驚異的な数字が並んでいる。小川とバレンティンの相性は抜群である。

P.S　他球団のことを言っている場合ではないのは分かっているのだが、広島もかなり迷走しているイメージがありますね。堂林や菊池は物凄い素材ですが、まだまだ野球が荒削りですね。ヤクルトにしろ広島にしろ勝てる野球ができていない印象があります。これでは巨人に独走されてしまう訳ですね。

もう一つ、明日は神宮に観戦に行ってきたいと思います。色々あって明日の観戦を最後に当分神宮には行けそうもないので楽しんで来ようと思います。勝ちゲームを見れると良いのですが…
と言うことで明日はブログの更新が出来ませんが、ご了解ください。


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