7,8,9回で13失点…そしてマートン凄いなあ…

ヤクルト8-15阪神

打ち合いに持ち込まなければ勝ちはないゲームだと思ったのだが、それでも勝てなかった。もちろん勝ちパターンの投手がボカスカ打たれてしまったため責任の多くは投手にあると思うのだが、今日も敢えて言わせてもらうと中盤にもっと点を獲りたかった。阪神の戦意を喪失させるくらいの点差を付ける必要があったと考える。

負けたので今日は投手陣から振り返って見たい。
先発の中澤は1回2/3を被安打3与四死球3の3失点。これで調子が良いということなら問題外だろう。コントロールで勝負しなければならない投手が無駄な四球を出し過ぎる。技術的な事よりも精神的なものの方が心配になってしまうような投球だった。ここ数年の不調もあってイップスのような状態にあるのではないかと感じてしまった。一旦2軍で作り直してもらいたい。

押本は1回1/3を被安打1の無失点。序盤のピンチでの登板と言うことで難しかったと思うが、それなりの投球を見せてくれた。私がテレビで見れた試合の時にたまたま調子が良いだけかもしれないが、ストレートの質は昨年よりは戻ってきていると感じる。

村中は2回をパーフェクトで抑えた。スピードガン表示もそれなりに出ており復活途上にあるのかな?と感じたが、まだまだフォームのバランスが悪いように感じた。腕の振りも短いイニングの割には鈍く感じたのだが私だけなのだろうか?結果は良かったがもう少し時間が掛かりそうだ。

八木は1回1/3を被安打4の3失点。もちろん誉められた内容ではなかったが、個人的には村中よりもフォームが固まっており調子自体は良いのではないかと感じた。今後の起用法に注目したい。私はあくまで先発起用を推奨したい。

石山は1回を被安打5与四死球1の4失点。やはり良い時に比べてストレートのキレがイマイチである。そして全体的にシュート回転してしまっている印象が残った。敢えてシュートを投げているのかもしれないが、昨シーズンのような豪快な速球が戻ってこなければバッターに高めのボールを見極められてしまうだけに少し厳しいかもしれない。

山本哲は、2/3を被安打3(被本塁打1)与四死球1の2失点。昨日2イニングを投げ、本来であれば今日は投げさせたくなかったと思うのだが、試合展開がそれを許さなかった。リリーフ陣のリーダー的存在の山本哲にはこういった厳しい場面でも踏ん張ってほしかったのだが、流石に厳しかったかもしれない。

久古は1回を被安打4与四死球2の4失点。ボールのキレもコントロールもイマイチだった。本来は左殺しの役割が求められているので苦しかったのかもしれないが、個人的には久古には右左関係なく1イニングを任せられる投手になってもらいたいと考えているだけに今日の投球には失望した。

投手7人で被安打20与四死球8の15失点。勝ちパターンの投手を使った終盤での13失点はチーム力の無さを感じさせた。

打線は昨日の12得点に続いて8得点を奪ったが、今日の内容はそれほど良くなかったと感じた。というよりも阪神の細かいミスに助けられての8得点だったように感じる。
それにしても今日のゲームでオーダーをいじってくるとは思わなかった。結果論と言われてしまうのかもしれないが昨日12得点を上げたオーダーから2番川端5番雄平という打順に組み替え、8番に西浦を使ったオーダーはどうだったのだろう?川端は猛打賞、西浦も1安打3四球と結果を残したのだが、雄平は4-0と散々な結果に終わってしまった。1試合活躍したからと言って雄平にクリーンアップを任せるという判断はどうだったのだろう?
そして3番ミレッジ4番バレンティン5番雄平はノーヒットに終わってしまった。内容もミレッジの最終打席のライトフライ(田上のファインプレー)以外は非常に悪いものだった。この3人の不調があったため冒頭の「中盤にもっと点を獲りたかった。」という感想を持ったのだと思う。特にバレンティンは、2打席目にミスショットをしてしまってから攻守ともに集中力を切らしてしまったように感じた。悪い時のバレンティンがもろに出てしまった。ホームランを打つことだけが勝利につながるわけではないということを学習してほしいのだが…

阪神打線には昨シーズンからやられっぱなしなのだが、今日もやられてしまった。特にマートンは打撃技術がしっかりしており打ち取れるイメージが全く湧かなかった。最短距離でバットを出すという基本が出来ており、どんなボールにも対応できていた。山本哲から打った勝ち越しホームランもインコースの難しいボールを非常にうまくさばいていた。バットがスムーズに出ており簡単には打ち取れない印象を強く持った。この3連戦で4-3、4-3、5-4と打たれまくってしまった。そこに新外国人のゴメスも加わり非常に嫌な打線になっている。(上本、大和の1,2番もやっかいですね。)

やはりこういうゲームは負けるとファンもどっと疲れますね。個人的には数少ないテレビ観戦できるゲームだっただけに残念でした。

P.S 代打岩村のホームランは風に助けられた部分も大きかったと思うのですが、打った後の岩村の嬉しそうな表情が印象的でした。ヒーローになり損ねたのは残念でしたが…代打陣の成功率はかなり高いのではないでしょうか?

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コメント

  1. あやたけ より:

    石川投手は、既にピークを過ぎたように感じます。

    中澤なら、増渕さんの方が期待できたなあ。

    山本や押本が、登板過多に泣いたら
    未来はありませんよ。

    そういえば、カープ前田選手に
    内角をえぐった、江村さんは
    どこにいますか。

    代打は、岩村やユウイチや飯原が
    良いから
    武内は、トレードで投手を。
    浩康さんも、山田や西浦並みのプレーは、期待できそうに無いから
    川島復帰なら、やはり投手補強期待したい。

    何より、投手ありきだし。

    先日
    オリ戦の金子投手は、まさに
    グラ銭を誇れます。

    尚成あたりを、取らないのは

    雄弁は、二番で頼みたい。
    解説宮本さんが、クリンナップの彼は、かなり力むと。

    まさに、その通りに……。

    10年前かな
    メジャーは、二番最強を聞きました。
    ハム
    小笠原並みに、端からピンチを
    迎えてこれ以上、援護はありませんよね。

    山田の、攻撃的一番と
    西浦の
    守備は、誉めたい。
    川端選手は、相手にダメージを
    与えるより
    6 7番の、チャンスメイクに合ってる
    ような。
    畠山次第ですが。

    タイガースは
    西岡や福留放出して
    上本らで、行ける筈。

    捕手藤井
    新井兄弟に
    外国人は、2人程度生え抜きは
    ライバルとは、言いたくない。

  2. でぶちゃん より:

    マートン凄いけど、結局チーム負け越しじゃん、神懸かりじゃないよ。スワローズ自体がマートンにナメラレテいるだけだと思うよ。マニエル、ハウエル、オマリー、ペタジー二皆、神懸かっている時はチーム3タテだよ(それも読売戦)。昨日の打線のオーダーは左先発の場合は仕方ないでしょう(昨年は右先発でも右打線しか組めなかった)。それよりも投手陣でしょう。

  3. FIYS より:

    > あやたけさんへ

    様々な視点からのコメントありがとうございます。

    ヤクルトのようなお金のないチームの補強は本当に難しいですね。現在は投手の駒不足が深刻ですよね。個人的にも投手陣の補強はオフの間にもう少し積極的に動いても良いのでは?と感じていました。

  4. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    スワローズ自体がマートンになめられているとすると今後もまずいですね。逆にマートンを止めれば阪神打線の勢いも止められそうなんですけどね。

    ハウエルの1年目のオールスター明けからの大爆発は正に神憑りだったと記憶しています。

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