雄平、武内貴重な一発!小川はしっかり借りを返す!

ヤクルト2-1DeNA

前回の中日戦での乱調で少し心配になっていたのだが、ルーキーイヤーに最下位チームで最多勝を獲得した投手は流石に総合力が違うという所を見せつけてくれた。こういう投球が出来るのが小川の真骨頂である。

今日の小川はここ数試合の反省も活かして初回から非常に丁寧かつ慎重なピッチングを見せてくれた。キャッチャーが普段コンビを組むことが多い中村ではなくベテラン相川だったことも良い方向に作用したのかもしれない。一球速報を追っていくといつもよりもカットボールを多めに使っているかな?という印象が残った。コントロールも修正できており、8回を被安打7与四死球1の無失点とランナーを出しながらもそんなに危うさを感じさせない投球となった。ランナーを出してからのギアチェンジも小川らしさが戻って来たかな?という印象である。8回のピンチでの梶谷、ブランコをストレートのみで斬って取った場面は圧巻の投球だった。(球速もかなり出ていたが、昨日の試合も勘案すると坊っちゃんスタジアムのガンは少し甘めか?)
怪我から復帰後やられっ放しだったDeNAを今日はしっかり抑え込んでみせた。ピンチの場面でもほぼ表情を変えることなく投げ続けられる小川の強みが最大限に発揮されたゲームだったのではないだろうか?

9回はバーネットがバルディリスにホームランを浴びてしまい1点差に詰め寄られてしまったが、クローザーの役割はとにかくチームの勝利である。しっかり仕事をしてくれたと捉えたい。

打線は苦手井納(そこまで完璧に抑えられている印象はないが…)の前に今日も苦戦してしまったが、雄平と武内の2本のソロホームランで何とか小川を援護して見せた。ゲーム展開を考えると非常に価値の高いホームランとなった。

雄平は低めの変化球を豪快に右中間スタンドに運び、武内は外角のストレートをライナーでライトスタンドに叩き込んでみせた。2人とも「らしい」打球を放ってみせた。

またいつか高校野球の記事を書きたいと思っているのだが武内も雄平も高校時代はスーパースターである。その世代のトップを走っていた選手である。その後の苦労は皆さん知っての通りなのだが、今シーズンは雄平が野手転向4年目にしてその打撃センスを存分に発揮してみせている。
武内は未だに試行錯誤を繰り返しているところだと思うのだが、今シーズンは打数の割にホームランが飛び出している。(試合に大きな影響を与えないホームランが多かったが…)今日のゲームのホームランは貴重なホームランだったし、コンパクトなスイングから強烈な打球を放つ、智弁和歌山高校時代の武内を見ているような素晴らしい打球だった。以前にも書いたのだが、私の中ではこの武内の高校時代と西武の森の高校時代の姿が被って見えるのである。高卒のルーキーイヤーから3試合連続ホームランを放つなどインパクトのある活躍を見せる森と武内を比較しては森に失礼なのかもしれないが、高校時代の武内は下級生時代から本当に素晴らしいバッティングを見せてくれていたのである。早稲田大学時代にアベレージヒッター方向に舵を切ったのだが、私はこの判断が本当に正しかったのか疑問に思うことがある。(素人の戯言ですが…)本来は飛距離を出せるバッターだと感じている。今シーズンの4ホームランという成績にその片鱗を見ることが出来るのではないだろうか?雄平のようなあっと驚くようなブレイクがあれば嬉しいのだが…

何だかんだでDeNAに連勝して見せた。最下位に変わりはないが1試合1試合大切に戦ってほしい。

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