リリーフ陣が踏ん張り、主力が返す。来シーズンはこんな試合が増えるといいなあ。

ヤクルト4-2DeNA

投手陣が粘って何とか試合を作り、山田、川端のタイムリーで逆転勝ちという今シーズンの勝ちゲームではあまりない形での逆転勝ちとなった。来シーズン以降はこういった勝ちゲームを沢山見たいものだ。

先発の石山は前回同様誉められるような投球内容ではなかったが、悪いなりに良く粘って見せた。今の石山の実力からしたらこんなものなのだろう。3回以外は先頭打者に出塁を許すテンポの悪い投球となってしまった。2回には多村にホームランを打たれた後、桑原、黒羽根の連打でもう1点追加されてしまう。正直このままズルズルいってしまってもおかしくないような投球だったのだが、何とか粘って見せた。ここぞという時に力を込めて投げるストレートの威力はやはり中々のものを持っている。5回で98球を要し、被安打5(被本塁打1)与四死球3の2失点と言う数字はやはり心許ないが、まだまだ伸びしろがある選手だと思う。経験を積んでほしい。
6回からはこまめに繋いでここまでやられたい放題だったDeNA打線を抑えてみせた。6回は松岡、7回は中澤と山本哲、8回は秋吉、9回はバーネットと無失点リレーを見せてくれた。
今更ではあるが、8回秋吉、9回バーネットと言う形は一応出来上がったように思われる。特に怪我人続出の中で開幕時から戦線離脱せずに厳しい場面で投げ続けている秋吉には頭が下がる思いである。夏場を迎えて球威が落ちて来たかな?と感じたこともあったのだが、ここに来て盛り返してきている。先日の巨人戦では大事な場面で同点弾を浴びてしまったが、今日はストレートとスライダーで完璧に封じてみせた。見事なピッチングだった。

打線は一時のような破壊力は影を潜めているが、今日はチャンスで打つべき人がしっかり結果を残してくれた。3回は2アウトランナーなしから山田がヒットで出ると上田四球の後川端がタイムリーで1点差に詰め寄ると、7回には1アウト満塁のチャンスで山田の同点タイムリー2アウト後川端の勝ち越し2点タイムリーが飛び出した。
先日の巨人戦で終盤の0アウト満塁のチャンスで無得点に終わってしまった場面があっただけに、その場面が頭をよぎったファンの方々も多かったのではないだろうか?そんな不安を吹き飛ばしてくれたのは、今シーズン打撃好調の山田と川端だった。2人ともタイトル争いに加わっているのだが、今日のような大事な場面でしっかり結果を残してくれるのがファンとしては一番嬉しいし心強い。2人ともいい仕事をしてくれた。

今シーズンはこういったいい形の勝利があっても続かない。それだけに明日の試合を大事にしてもらいたい。

P.S 他のヤクルトブロガーの方も書いていますが、三輪の登録抹消は少し驚きました。終盤の大事な場面で様々な起用に対応できるいわば小川監督が好んでいる選手だと感じていたのだが、突然2軍に落とされてしまうことがある。前回の2軍落ちも突然だっただけにどこか腑に落ちないのだが、似たタイプのルーキー藤井を1軍で起用してみて競争させようという意図なのだろうか?(藤井はまずは三輪のポジションを狙っていくことになりそうですね。)

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