パ・リーグはソフトバンクがオリックスとのマッチレースを制す。

秋山監督が号泣し、本拠・ヤフオクDで7度舞った。ソフトバンクが今季最終戦でオリックスを下して3年ぶり、1リーグ時代を含め18度目(ソフトバンクとしては3度目)のリーグ優勝を決めた。同点の延長10回に松田がサヨナラ打を放ち、4時間23分の死闘にケリをつけた。最終戦にサヨナラで優勝を決めたのは史上初という劇勝だ。3年ぶりの日本シリーズ出場を目指し、15日からヤフオクDでクライマックスシリーズ(CS)最終ステージに挑む。
(スポーツ報知引用)

シーズン最終盤に大失速し、オリックスとの最終戦にまで優勝争いが持ち越されてしまったが、最後は劇的なサヨナラ勝ちでソフトバンクが優勝を決めてみせた。今日の試合は終盤から見れたのだが、ソフトバンクが勝てば優勝。オリックスが勝てば優勝に大きく近付くというシチュエーションもあいまって素晴らしいゲームとなった。(CS否定論者の私としては、やはりこのままソフトバンクが日本シリーズに進出したほうが良いかな?と感じてしまうのだが…)
延長10回の攻防が全てだった。ソフトバンクは9回から登板したサファテを10回も続投させた。2アウト満塁のピンチを招いたものの最後はペーニャをショートファールフライに打ち取って見せた。ドームの天井を直撃する当たりだったが、ショート今宮が難しい打球を上手く捌いて見せた。
オリックスは、9回に登板した平野佳を続投させずにマエストリを投入したのだが、3つの四球で満塁としてしまい、最後は代わった比嘉が松田にサヨナラタイムリーを浴びてしまった。先頭の柳田の四球などは逆球だったものの非常に微妙な判定であり、オリックスには運もなかったかな?と感じたが、最後は打った松田を誉めるべきだろう。素晴らしいゲームだった。

ソフトバンクの大失速、オリックスも終盤は調子を落としていたからこそこのシチュエーションになった訳だが、近鉄VSロッテの「10.19」や巨人VS中日の「10.8」にも劣らないようなシチュエーションのゲームだったと思う。(それだけに個人的にはやはりCSはいらないのだが…)

ソフトバンクは確かに補強も凄まじいのだが、育成の方も機能している。特に野手陣は高いレベルで層が厚くなっていると感じる。日本人離れした柳田や日本人№1ショートの呼び声もある今宮、抜群のバットコントロールの持ち主中村辺りはしっかりとした育成があってこそ伸びてきた選手だと思う。
そして中堅組の松田、長谷川、本多辺りもしっかり戦力になり、移籍組のイ・デホ、内川、細川辺りも機能している。控えの一芸に優れた選手達もしっかり戦力となっており、セ・リーグの覇者巨人以上に強力な野手陣を形成しているように感じる。

投手陣は先発投手陣にはやや不安が残るかな?と感じるのだが、リリーフ陣は毎年補強も含めながら強力な布陣を形成している。今シーズンはルーキー森、五十嵐、サファテと素晴らしい活躍を見せてくれた。その他のリリーフ投手も軒並み2点台~3点台の防御率でまとめてみせた。これが一番の武器だろう。
ヤクルトファンからすると五十嵐の力強さはそのままに安定感の増した投球スタイルの確立は感慨深いものがある。終盤に1イニングで4つの押し出し四球を与えるゲームがあり心配したが、それ以外はほぼ完璧な投球を披露していたのではないだろうか?若い頃は物凄い腕の振りから力強いストレートを投げ込む印象があったが、現在は下半身の力を上手く上半身に伝えているように感じる。

パ・リーグの試合はほとんど見ることがなかったが、オリックスの奮闘ぶりにも拍手を送りたい。こちらも強力なリリーフ陣を擁して勝てるゲームはしっかり勝ち切っていたのだが、序盤からフル回転していたリリーフ陣の疲れで最後は失速してしまった。2011年のヤクルトと似ているな。と感じたのだが、来シーズン以降はチーム力を維持できるだろうか?

最後に「ソフトバンクファンの皆様おめでとうございます。」

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