2015年ドラフト即戦力予想

毎年行っているドラフト即戦力予想の記事を今年も書いてみたい。自分が持っているデータと印象をもとに勝手に予想させてもらっているのでそこら辺はご了承ください。
上から順に期待値が高い選手となっています。

投手(セ・リーグ)

中日2位 浜田 智博 左投左打 九州産業大

阪神2位 石崎 剛 右投右打 新日鐵住金鹿島

阪神1位 横山 雄哉 左投左打 新日鐵住金鹿島


・今年のドラフトで指名された投手の中で将来球界を背負って立つような存在になるのでは?と感じているのは中日1位の野村亮介と阪神1位の横山雄哉である。しかし野村はもう少し時間が掛かるように感じるため、今回の即戦力予想からは外してみた。
それでは名前を挙げた選手を見て行こう。

浜田は、長身の変則サウスポーである。フォームは西武の小石や日本ハムの武田勝に似ているのだが、その2人に比べてストレートに威力があり、三振も奪える力がある投手である。このフォームで投げられたらプロの打者も最初は戸惑うのではないだろうか?試合を作る能力にも長けており、調子の良い日はプロと言えでも簡単には打ち崩せないのではないだろうか?個人的には先発で見てみたいのだが、中日首脳陣はどう判断するだろうか?

石崎は、変則サイドスローから投げ込まれるストレートに威力があり、リリーフであれば即戦力として活躍できると見た。浜田程の変則ではないが、一見ぎくしゃくしたフォーム(サイドから投げるようなフォームなのだが、最後の最後に腕が少し上から出る。)から150キロを超えるストレートを投げ込んでみせる。まだフォームが固まっていないかな?という印象もあるが、打者を悩ますようなストレートを投げ込めればチャンスはありそうである。年齢は24歳だが投球スタイルは若々しい。

横山は、上記で少しだけ触れた野村同様2年後、3年後の飛躍に期待したい投手なのだが、先日行われた「U-21ワールドカップ」での快投もあり、来年の即戦力予想に名前を挙げさせてもらった。横山は何と言っても切れ味抜群のストレートである。高校時代からしなやかな腕の振りから素晴らしいボールを投げ込んでいたのだが、社会人を経て身体も出来上がってきており、ストレートはキレだけでなく力強さも加わってきている。このストレートがプロの世界でどれほど通用するのか見てみたい。先発で起用するようなら少し時間が掛かるような気もするが、リリーフなら即戦力ではないだろうか?

個人的にはこの3人が気になっている。ちなみにもう1人気になっているのが中日のドラフト9位金子丈である。雄大な体幹から投げ込んでくるのだが、フォークやカーブと言った変化球に特徴のある投手である。あまりいないタイプだけに意外に面白いかな?と感じている。変化球を活かすためにもストレートを磨く必要がありそうだ。(元ヤクルトの高市に少し似ていますかね?)

野手(セ・リーグ)

DeNA3位 倉本 寿彦 右投左打 日本新薬

中日7位 遠藤 一星 右投左打 東京ガス


・野手は守備に定評のある大型遊撃手2人を挙げてみた。チーム事情もあり、2人ともにチャンスはありそうである。

倉本は、ドラフト前に一気に名前が上がってきた印象のある選手である。元々守備、走塁の評価は高かったのだが、打撃も成長してきているようだ。横浜高校出身であり、野球をよく知っている。打撃の伸びしろも大きそうなため期待できそうである。まずはキャンプ、オープン戦に注目である。

遠藤は、倉本同様プロでもそこそこ通用しそうな守備力を持っていることが大きい。中日もレギュラーショートが固定されていないためチャンスはありそうである。スタイルが良く見栄えのする遊撃手である。倉本同様打撃面でもまだまだ伸びしろがありそうで、プロの投手のボールに慣れてくれば面白い存在になるのではないだろうか?

投手(パリーグ)

楽天5位 入野 貴大 右投左打 徳島インディゴソックス

日本ハム5位 瀬川 隼朗 左投左打 室蘭シャークス

・パリーグは何と言っても日本ハム1位の有原航平楽天1位の安楽智大なのだが、2人ともに怪我の状態が心配なため即戦力予想からは外させてもらった。ということで、リリーフで期待したいオールドルーキー2人の名前を挙げてみた。

入野は、四国独立リーグで7年間プレーしてのプロ入りということで苦労人である。独立リーグでしっかり力を付けてのプロ入りということで非常に楽しみである。150キロを超えるストレートに決め球として使えるスライダー、フォークがあり、リリーフであればすぐに使えるのではないだろうか?今シーズンの成績が素晴らしく右肩上がりの状態でプロ入りできることもプラスポイントとなりそうである。

瀬川は、正真正銘のオールドルーキーである。高卒10年目でのプロ入りとなった。ストレートにキレがあり、短いイニングであれば面白そうである。日本ハムはリリーフで使える左腕が少なく感じるだけにすぐにでもチャンスは巡ってくるはずである。まずは左バッターをしっかり抑え込むことが課題となるだろうか?

今年はこの2人に注目してみたいと思う。即戦力という意味でグッとくる投手は少ない印象である。

野手(パリーグ)

ロッテ1位 中村 奨吾 右投右打 早稲田大

オリックス7位 西野 真弘 右投左打 JR東日本


・来シーズンのパリーグは野手にも新人王のチャンスがありそうである。実戦派の二塁手2人を選んでみた。

中村は、下級生時から三拍子そろった二塁手として注目を浴び、今ドラフトでロッテから1位指名を受けた。球団からの評価も高く、オープン戦でしっかり結果を残せば開幕レギュラーも夢ではない。早稲田大出身の二塁手と言えばヤクルトの田中浩がいるのだが、当時の田中浩に比べてバランスが良く、バッティングを磨けば球界を代表するような二塁手に成長しそうである。

西野は、俊足を活かした守備と走塁に特徴があり、同じタイプのベテラン平野との競争になりそうである。守備では平野に適わないと思うが、走塁では五分に渡り合えそうである。俊足という武器を活かして一気に1軍での活躍の場を広げる可能性もありそうである。

今年のドラフト組は例年に比べて投手の即戦力選手が少なく感じるため、野手にも新人王のチャンスがありそうである。一応新人王予想もしておくと、セ・リーグは期待も込めて2年目の杉浦(ヤクルト)、パリーグは中村(ロッテ)としてみる。
長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

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