成瀬はQS。リリーフ陣は総崩れ。抑えは消去法?でバーネット

ヤクルト3-9巨人(練習試合)

今日は神宮での無観客試合ということで練習試合の扱いになっているが、この時期のゲームなのでカテゴリは「2015オープン戦」とさせてもらった。芝を張り替えるなどリニューアルした神宮球場は選手達にはどう感じただろうか?
今日のゲームは情報が少ないため簡単にまとめたいと思う。

実戦で結果を残せないでいた先発の成瀬は6回を3失点と一応QSを達成したが、毎回のようにランナーを出し、5回には片岡のタイムリー2ベースと坂口のホームランで3失点と内容的にはあまり良くなかったようだ。ここまでの成瀬の投球を見ているとやはり全盛期のボールからは程遠い印象がある。その中でどこまで試合を作ることが出来るだろうか?「ごまかしのピッチング」がどこまで通用するだろうか?もちろん成瀬は日本を代表するサウスポーの一人であり、投手としての総合力も高い選手である。ボールの威力が戻らなくてもそれなりの投球を見せてくれる可能性もあると感じている。ここまで成瀬が積み上げてきた経験をフルに活用して先発ローテを守ってもらいたい。

リリーフ陣ではオンドルセクが1回を1失点、秋吉が2/3を3失点、バーネットが1回2失点と勝ちパターンでの起用が濃厚な3投手がいずれも失点してしまった。7,8,9回で6失点というのはいただけない。
オンドルセクに関しては、やはりメジャー時代のボールを投げ込めている印象がない。夏場に向けて調子を上げてくる可能性もあるとは思うが、開幕時には過度の期待は禁物である。成瀬同様自分の理想とするボールを投げれない中でどうやって打者と対峙していくか注目していきたいと思う。ごまかしながら1イニングをやり過ごすのが精一杯なのかもしれない。
ここまで好投してきた秋吉も3失点と崩れてしまった。秋吉に関しては、今日のゲームの3失点で評価が下がることはない。開幕時に任されるであろう8回のマウンドをしっかり守ってもらいたい。
バーネットも1回2失点と失点を重ねてしまった。そろそろ1イニングをビシッと抑えてもらいたいのだが、中々結果が伴ってこない。
そんな中でも試合後真中監督はシーズン中も今日の7回オンドルセク、8回秋吉、9回バーネットの起用方法を考えているとの主訴のコメントを残している。抑えに関しては、以前からオンドルセクとバーネットの争いと言われていたが、2人とも結果を残せないとなると日本での実績があるバーネットを抑えに据えるのは当然の策だろう。まずはこの3人を勝ちパターンとして据え、そこに実績のある山本哲、サウスポーの中澤、竹下辺りを絡めていくことになるだろうか?勝ちパターンの投手の調子が全く上がってこないようなら昨日記事にしたロマンのリリーフ起用も現実味を帯びてきそうである。
今日のようにリリーフ投手が総崩れとなってしまってはヤクルトの上位進出は厳しくなるだろう。

打線は巨人先発小山からミレッジのタイムリーと雄平の2ランホームランで3点を奪ってみせた。小山は角度のあるストレートとフォークを軸に昨年ブレイクした好投手である。オープン戦でもまずまず良い投球を見せていただけにその小山相手に主軸がしっかり結果を残せたことは良かったのではないだろうか?

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コメント

  1. ケマル より:

    連戦連敗が続きますね…

    開幕まで日が迫ってきました。
    そろそろ勝利がほしいところです。

    今日打たれた中継ぎ陣はしょうがないとして、
    明日からはきっちり打ってきっちり守ってほしいです。

    オープン戦はあくまで目安でしかないとは思っていますが、
    やっぱり結果が欲しいです。

    先発がある程度試合を作れているのは救いなのですが。

    明日の試合も期待してます。

  2. sabo より:

    中継ぎ陣の勝ちパターンは毎月変えるくらいでもいいかなと思っています。
    調子次第で山哲やロマンをクローザーにしてもいいし、去年と比べると代わりがいるのが幸せに思えるくらい

    とりあえず雄平がいて良かった

  3. trefoglinefan より:

     このようなことを言ってしまったら身も蓋もないですが、2011年に優勝できなかったことを忘れてはいけないと思います。どんなに主力が充実していたとしても、故障やスランプ時に下から上がってくる選手が居なければ、終盤に息切れしてしまうのは必至です。ですから二軍の整備をしない限り優勝の機会など永遠に訪れないのではないでしょうか。
     昨年のドラフトでは即戦力投手を5人も取ったのです。これが役に立たなかったらまた今度のドラフトで即戦力投手を掻き集めるのでしょうか。そうやればいづれ優勝する機会が訪れるのでしょうか。
     中継ぎ以降の問題点が目立つのは事実ですが、そればかりに捉われていたら、10年は我慢しないとどうしようもないチームになってしまうことでしょう。主力が健在なうちに育成型二軍を構築しないと、チーム強化の機会を永遠に失われてしまうと思います。
     こうした思いをいったい誰に伝えればいいのでしょうか。ですがファンが2011年を延長を夢見ているようでしたら、球団側も本格的な再建に着手できないのではということも考えられ、私はそのことに対しても危機感を覚えています。

  4. 久保田 より:

    そもそもバーネットが安定していないから新外人を獲ったワケで…。その新外人が使えないから抑えはバーネット、では話になりませんね…。バーネットが絶好調だから抑えにする、というのなら納得ですけれども…。それならいっそのこと、抑え・中継ぎは徳山、竹下らも含めて日本人投手だけに任せたほうが将来のためかもしれないとも思います…。

  5. FIYS より:

    > ケマルさんへ

    今日は理想的なゲームで勝てましたね。

    先発が試合を作れているのは救いですね。

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    勝ちパターンが作れると良いですが…難しいかもしれませんね。

    今シーズンも接戦には苦労しそうですね。

  7. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    チーム作り、ドラフト戦略の考え方は私もtrefoglinefanさんと同じような意見を持っています。以前にはドラフトの記事も書いていますので良かったら読んでみて下さい。
    2011年にリーグ優勝を逃したことがチーム作りを歪ませる1つの要因になってしまいましたかね?

  8. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    そうですね。期待していたリリーフ陣が結果を残せない中でのクローザーバーネットは寂しいですし、不安が大きいですよね。
    徳山の名前を出すのを忘れていましたが、ここまでリリーフとして中々良いピッチングを見せてくれていますよね。

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