思い出ショートショート㉟
私が最もバレーボールを見ていたのは、1990年代である。当時はワールドカップが日本で永久開催されるなど、スポーツの中でもバレーボールは人気の高い種目だった。今とは時代が違うのだが、世間の知名度という点では、現在を上回っていたのではないだろうか?
フジテレビでは、日本戦以外の試合に関しても夕方の時間帯などに短時間ではあるが放送されていた記憶がある。
そんな視聴環境があったため、世界トップレベルの選手のプレーを見ることが出来ていたのだが、その中でもキューバのミレーヤ・ルイスという選手の段違いの実力に驚愕したことを記憶している。スポーツ観戦をしていると時折、とんでもない実力を持った選手のプレーを目の当たりにすることがあるのだが、ルイスもそういった類の選手であった。
身長は175㎝と決して高くはないのだが、驚異的な跳躍力から放たれるスパイクは、素人から見ても違いが分かる凄みがあり、この選手のプレーを見るだけでワクワクしたことを覚えている。サウスポーのベル、長身センターのカルバハル辺り含めて当時のキューバはスーパーなチームだった。
その中でもルイスのプレーは圧巻だった。ここ20年程は、しっかりバレーボールを観戦すること自体減ってしまったのだが、ルイスのような跳躍力を持った選手は、現代でもそれ程いないのではないだろうか?それ程までに図抜けた実力を持ったアタッカーだった。
「鳥人」と言えば当時は、ソ連の棒高跳び選手セルゲイ・ブブカを称する時に使われていた言葉だが、ミレーヤ・ルイスも「鳥人」と呼ばれていた記憶がある。高いトスをとんでもない角度で相手コートに叩き込むスパイクは凄まじかった。息の長い選手だったのだが、世界レベルでも実力が飛びぬけていたからこその息の長さだったのではないだろうか?
こういった選手に出会えることはスポーツ観戦を趣味にしている私にとってとても幸せなことである。
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コメント
私は、キューバのバレーボールは、90年代前半の女子バレーボールが印象深いです。
ワールドカップ・バレーなどで、日本代表は、いつも3-0のセットカウントで敗北し、手も足も出ませんでした。
レグラ・トレス という長身の選手がいて ことごとく、ブロックされていた記憶があります。
最近は、男子日本代表が強くて 国際大会でもメダル候補になり、若い女子を中心にたくさんのファンがいます。
90年代後半から、2020 東京オリンピック以前まで、オリンピック出場すら、ほとんどかなわなかった時代からは、信じられないような実力の上昇ぶりです。
ツバメひとすじさんへ
当時のキューバは強かったですよね。
近年の日本男子の躍進は凄まじいものがありますよね。