ナッシュ・ウォルターズを獲得

ヤクルトが元中日・ウォルターズ獲得を発表　背番号58 – サンスポ

上記のサンスポの記事の通り、今シーズンは中日でプレーしていたナッシュ・ウォルターズの獲得が発表された。中日から外国人選手を獲得するのはアルメンゴ以来だろうか？「ジョーダン・アルメンゴを獲得 | ヤクルトファンの日記」
アルメンゴの獲得に関しては、私は「良い補強を行ったな。」と感じていたのだが、実際にはヤクルトで全く結果を残すことが出来なかった。アルメンゴ（中日時代の登録名はジョーダン）は、中日である程度の結果を残していたのだが、ウォルターズに関しては、今シーズン1軍での登板は、3試合にとどまっており、NPBでの実績はほぼ皆無と言って良い。それでもヤクルトが獲得に動いたのは、まだ20代という年齢と195㎝という長身から投げ下ろされる160キロ近いストレートに魅力を感じたということなのだろう。
フォームは良い意味で力感を感じず、長いイニングにも対応できそうな雰囲気はある。実際、今シーズン最後の登板では、リリーフとして3イニングを任されており、無失点と結果を残している。それでも個人的には、やはりリリーフとして期待したい投手かな？と見立てている。150キロ台中盤から後半を記録するストレートの威力は間違いないし、そこからムーブさせるツーシームやスライダーも悪くないボールだと感じる。しかし、コントロールに安定感がなく、投球の再現性という部分に課題を残しているように感じる。セットポジションでの投球に関してもクイックが速いとは感じないため、NPBでは、その課題を突かれてしまう可能性もある。正直今のままでは、結果を残すことは難しいのではないか？と個人的には感じている。
しかし、投球フォームが安定し、ランナーを出した後もボールの質が変わらず、スプリットなどの縦の変化球を今シーズン以上に使える球種に仕上げることが出来れば、ヤクルトの投手陣に割って入る可能性はあると見る。新外国人投手のリランソと比べて劣る投手という印象はない。まずはリランソらとの競争からスタートすることになるだろう。
フロント陣が感じたであろうウォルターズの魅力を現場の首脳陣が開花させてくれることに期待したい。素材自体は良い投手だと感じる。