石川の日ではなく、筒香の日だったということか…

2024試合結果


ヤクルト5-6DeNA

4月16日以来の1軍マウンドとなった石川は、粘りの投球を見せ、5回2失点と試合を作ってみせた。勝ち投手の権利を得たままマウンドを降り、一時は、5-2とリードを3点に広げてみせた。このまま石川に勝ち星が付く可能性が高まったと感じていたのだが、試合はそう簡単には終わらなかった。7回のピンチからマウンドに上がったエスパーダが回跨ぎとなった8回に掴まり、佐野のタイムリーで1点を失うと、その後の1アウト1,2塁のピンチで、今日から1軍に登録された筒香に逆転3ランホームランを浴びてしまった。この瞬間のヤクルトとDeNAとの「明と暗」、ヤクルトファンとDeNAファンの「明と暗」は残酷なまでにくっきりと分かれていた。プロ23年目44歳の石川、メジャーで苦労し、紆余曲折を経て、5年ぶりに古巣DeNAに帰ってきた筒香、どちらの選手もファンが特別視して、普段以上に感情移入したくなる選手である。私は、ヤクルトファンであるため、だからこそ石川の23年連続勝利となる通算186勝目を見たかったのだが、そう上手くいくものではない。だからこそここまで積み上げてきた185勝という数字が輝いて見えてくるという部分もあるだろう。
そしておそらくDeNAファンの方々にとっては、筒香が復帰初戦で逆転3ランホームランを放った瞬間は、何にも替え難い高揚感を覚えたことだろう。今日は「筒香の日」だった。そういうことなのだろう。


石川は、5回で92球を投げ、被安打3、与四死球1の2失点という数字が残った。与四球は1つ、奪三振は0だったのだが、球数は5回で92球を数えた。この数字をどう読み解けばよいだろうか?1つのアウトを取るためにベテランらしく工夫した結果の数字と捉えれば良いだろうか?それとも力の衰えから、1つのアウトを取るために球数が増えてしまっていると捉えれば良いだろうか?おそらくどちらも当てはまるのだと思う。ここ数年の石川は、球数が80球を超えた辺りでリリーフにマウンドを譲る場面が多かった。これは、石川の1試合の中でのスタミナ、そしてシーズン通して考えた時のスタミナという両面を考えた中での起用法だったと思われる。それでも石川は、6イニング程度は、投げ切ってくれることが多く、試合によっては、それ以上のイニングを投げてくれたこともあった。これは、少ない球数でアウトを重ねることが出来たからこその芸当と言うことも出来た。しかし今日の石川は、その1つのアウトを奪うのに多くの球数を要す場面が目立った。こうなってしまうとどうしても降板時期は、早くなってしまう。私が今の石川に期待したいのは、先発の切り札的な役割である。中10日以上登板間隔が空いたとしても、登板する日には、チームが高い確率で勝利し、ファンの熱狂をも味方に付けて、チームに勢いを与える役割である。チームやファンが「今日は石川だから大丈夫だ!」と感じられる程の雰囲気を作り、相手チームには「今日は石川か…何か嫌だな。」と感じさせる、そんな立ち位置の投手になってもらいたい。今は、石川に1つの勝ちを付けるために、どこか重苦しい雰囲気も感じてしまうのだが、リーグ優勝ということを考えた時に石川の存在は、必要不可欠である。一ヤクルトファンとして、一石川ファンとして、石川に勝ち星が付く姿を見たいのだが、それ以上にチームに勝ちを付ける、そして勢いを付ける役割を担ってもらいたい。勝ち星が目前まで迫っていた今日のゲームでの逆転負けは、堪えないと言ったら嘘になってしまうのだが、出来るだけフラットな目線で、石川の投球も見守っていきたいと思う(まあそう思っても他の投手以上に感情移入してしまうんですけどね…)。
リリーフ陣は、勝ちパターンを固定出来ない(敢えて固定していない部分もあるか?)中で、苦しんでいる。今日は、6回に丸山翔が見事な投球を見せてくれたのだが、前回の登板で打ち込まれてしまった星が1イニングを投げ切ることが出来ず、回を跨ぐこととなったエスパーダが8回に掴まってしまった。投手のコンディショニングを重視したリリーフ投手の運用という部分は、高津監督就任初年度から変わらないのだが、この運用方法は、上手く回らなくなると「勝てるゲームを落としてしまったのではないか?」という疑念が生まれてしまうデメリットがあることも確かである。私自身は、それでもブレない高津監督をはじめとする首脳陣の采配には賛成の立場を取っているのだが、2020年、2023年シーズンのような負の連鎖に陥ってしまう可能性もあると思っている。しかし、田口、清水が戻ってきた場合の上がり目も残っているため、多くの投手に経験を積ませることが、いつかプラスになって返ってくる可能性もあると思っている。2021年、2022年シーズンはそういったシーズンだったのではないだろうか?石川の勝ちが消えてしまったという事実があるため、いつも以上にリリーフ失敗という部分にフォーカスが当たってしまうのだが、明後日以降もう一度作り直していってもらいたい。

野手陣では、試合前に山田が登録抹消となった。これは、もう仕方ないことである。今いるメンバーでやっていくしかないという所だろう。
今日は、1番西川、2番丸山和、3番オスナ、4番村上、5番サンタナ、6番長岡、7番北村拓、8番中村、9番石川というオーダーになった。
2回は、コントロールに苦しむDeNA先発のジャクソンから4つの四球を選び(貰い)、中村の押し出しで先制点を奪ってみせた。もちろん欲を言えばもう1点、2点欲しかったのだが、打順の巡りを見ても1点先制出来たことをプラスに捉える場面だったと感じる。3回にはサンタナがセンターバックスクリーンへ飛び込む逆転2ランホームランを放ってみせた。サンタナのセンターから右方向へ高々と舞い上がる打球は、いつ見ても特徴的である。ここ最近は、後一伸びでホームランという打球が非常に多かったのだが、今日はそのままバックスクリーンまで運んでみせた。ボールを引き付けて強く叩いて押し込む、サンタナのパワーと技術が融合された見事なホームランだった。7回には村上、8回には塩見にもタイムリーが飛び出し、理想的な形で追加点を奪うことが出来ていた。最終的には勝利には繋がらなかったのだが、こういった攻撃を繰り返していってもらいたい。




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感想(10件)




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コメント

  1. 超匿名 より:

     石川は二百勝のために無理やり起用しているのではなく、きちんと戦力であると思います。ただ長い回を投げれない中、塩見と山田を欠いて攻撃力が低下した状態で、石川が登板している間にリードして、弱体化したリリーフ陣がリードを守り、最終的に勝ち投手にするのは厳しく思います。
     二軍でさほど活躍していない筒香に、一軍に昇格して即大活躍を許してしまったのは正直納出来ないものがあります。石川の勝ちが消えたこともありショックの大きい試合でした。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      ショッキングなゲームになってしまいましたね。
      石川の登板間隔の長さと球数の多さが少し気になっています。

  2. アーム より:

    ヤクルトの試合はメンタルを鍛えさせてくれますね~

    ヤクルトの試合に限らず、うまくいかないこともありますけど諦めずに次の準備をして挑戦していく日々ですね!

    • fiys より:

      アームさんへ

      素晴らしいコメントありがとうございます。

      私自身批評的なブログを書いているのですが、実生活においては、失敗しても次の準備をし、挑戦していく姿を参考にしなければならないと思っています。選手、首脳陣が現実と戦っている姿を見て、私も現実としっかり向き合わなければならないと感じています。

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