1-14よりも中村優斗が心配だな。

2025試合結果


ヤクルト1-14DeNA

1-14というスコアで大敗したことで連勝が8でストップしてしまったのだが、それよりも中村優の投球内容が気になっている。このブログの読者の方であれば分かって頂けると思うのだが、私は愛知工業大時代から中村優を高く評価していた。今年のルーキー投手の中では即戦力度は№1だと考えていた。しかしキャンプ前からコンディション不良で出遅れ、調整に支障をきたしたのか、中々状態が戻ってこない。本来であれば先発であったとしてももっと出力を出せるはずだし、ストレートも変化球ももっとコントロール良く投げ込めるはずである。同じドラ1の奥川や吉村同様コントロールには苦労しない感覚が優れた投手という印象があったため、今の姿を見るとどうしても心配になってしまう。

今日の中村優は2回で50球を投げ、被安打6(被本塁打2)、与四球2の5失点で負け投手となってしまった。今日で4試合目の登板となるのだが、中々身体と心の状態を整えることに苦労している印象がある。中村優のプロ野球人生は、コンディション不良からスタートしたのだが、じっくりと調整をし、2軍での登板も重ねてから6月のオリックス戦でデビューとなった。この時は変化球のコントロールに苦しんだのだが、それでも5回1失点でまとめたため、個人的には好印象を持っていた。クレバーな投手だけに、次戦以降上手く調整してくれるものだと思っていた。実際にプロ2試合目の登板で勝ち星を上げることになるのだが、投球内容に関しては、正直大学時代に比べて物足りないと感じる内容であった。それでもプロのレベルの高さを感がえれば、こんなものかな?という思いを持っていた。しかし、前回登板と今日の登板での投球内容を見ると、少し心配になってしまう。
前回登板は初回から打ち込まれ、その後立ち直ったかな?と思った直後にストレートが抜け、頭部死球を与え、危険球退場となってしまい、今日は今日でDeNA打線に完全に力負けしてしまった。プロ初登板の際には、プロ仕様に多少出力を抑え気味に投げているのかな?くらいに感じていたのだが、その後の投球を見ていると、コンディション不良から中村優自身のメカニックの部分に何らかの狂いが生じ始めているのかな?という不安を掻き立てられてしまう。愛知工業大時代の中村の投球を何度も見た訳ではないのだが、動画とスタッツから推察するに、田中正義(創価大)とまではいかなくても伊藤大海(苫小牧駒大)には匹敵するボールを投げ込んでいたと思うし、そのボールを投げ込むことが出来れば、プロでも1年目からある程度の結果は残せると見ていた。しかし、現状1つのアウトを取ることに苦労している状況であり、後手後手の投球に終始してしまっている。器用でクレバーな所があるため、何とかごまかしの投球で試合を作れる部分もあるのだが、シンプルに通用していない場面も目立つため心配である。
おそらく明日から2軍で再調整という形になると思うのだが、どこまで以前の投球を取り戻すことが出来るだろうか?中村優はプロでも通用するだけの力を持った投手であると信じている。

その他では、3イニングを任された清水が結果的には5失点、ヤクルトでは1軍初登板となった沼田が1イニングで4失点と打ち込まれてしまった。チームの為にも自分自身の為にもしっかり結果を残したい2人だったのだが、今日は結果を残すことが出来なかった。

0-14とリードされた9回に村上がライトスタンドへ特大のソロホームランを放ったのだが、今日のヤクルトファンの見所は、そのホームラン一本だけと言っても過言ではないゲームとなってしまった。それでも村上のホームランは、滞空時間、飛距離共に規格外の一発となった。こういうホームランを見せられるとやはり村上はスペシャルな選手であることを再認識することが出来る。




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