野手陣よ目を覚ませ!

ヤクルト2-6広島

先発投手陣が頑張っているのだが…白星から遠ざかり、これで5連敗となってしまった。山田、バレンティンというスタープレーヤーを擁しながら得点力不足に悩まされている。そして昨日に続いて守備のミスも続いてしまい、ファンとしてもストレスの溜まるゲームとなってしまった。
ちなみに5連敗中の先発投手の成績は、山中6回1失点、館山3回4失点、石川6回3失点、小川7回2失点、オーレンドルフ6回1失点である。館山以外は、しっかりQSを達成しているのだが、それでも5連敗である。正直先発投手陣は現在の力からするとほぼ100点と言っても良いような投球を披露してくれているのだが…打線が全く機能していない状況である。個人的には想定外の5連敗である。

先発のオーレンドルフは広島打線にプレッシャーを掛けられながらも良く粘ってくれた。前回のDeNA戦ではランナーを出した後の投球に課題が残り、先頭打者を出塁させないような投球が大切かな?と感じていたのだが、今日はランナーを許したり、足で揺さぶられたりしながらも3回の丸のタイムリー以外は無失点で切り抜けてみせた。こういった投球が出来るようであればそれなりの数字は残せるのではないだろうか?ボール自体は良いボールを投げ込めているので時には「快投」を見せてくれることもあると思うのだが、今日のように「快投」でなくともQSを達成してくれれば白星も自然と増えるはずである。

リリーフ陣は1点リードの7回にルーキーの星をマウンドに上げたのだが、大引とバレンティンのエラーも重なって大量失点となってしまった。しかし今日はミスに足を引っ張られてしまった形のため星もルーキも責める気にはなれない。先発陣同様リリーフ陣も悪くない状況だと思う。それにしても今日の星は少し気の毒だった。

さて問題の野手陣に関しても触れてみたい。ちなみに昨日の記事で今日の先発オーダーに注目してみたい。と書いたのだが、真中監督は昨日と全く同じオーダーを選択した。私はこの選択は好きである。正直今回の5連敗の責任を真中監督をはじめとする首脳陣に押し付けるのはちょっと違うのでは?と感じている。今のヤクルトのメンバーを見たときに今日のオーダーはかなりバランスの良いオーダーだと感じる。もちろん個人的には2015年シーズンの後半戦のように1番にスピードのある打者を入れて、2番にバッティングの天才川端を起用できればそれが1つの理想形ではあるのだが、スピード型の上田、比屋根、山崎は坂口に比べれば実力的にどうしても劣ってしまうし、川端は怪我で離脱中である。
それであれば1番坂口、2番大引、3番山田、4番バレンティン、5番雄平、6番畠山、7番中村、8番谷内という並びはオーソドックスなオーダーだと思う。坂口、大引を入れ替えたことも悪くはない選択だと思う。坂口はまだ打率が上がってこないのだが、状態自体はそこまで悪くないと思う。川端がいない中で2番という制約の多い打順で坂口なりに3番山田以降に繋ぐために様々なことを考えて打席に入っていることは伺えることが出来た。しかし数字を残せない状況が続いてしまったため、坂口のためにも1番でフリーに打たせる状況を少しでも多く作れるようにしたのではないだろうか?もう数試合坂口のバットに期待してみたい。
しかし山田、バレンティン、雄平、畠山に関しては、もう少し何とかして欲しい。昨日頂いたコメントにもあったのだが、藤浪の投球にバッティングを崩されてしまったのだろうか?川端がいない中でヤクルト打線の核となるのはこの4人である。この4人が打てなければ得点力は上がってこない。下手にベンチが動くよりもセオリー通りの采配を基本に主軸の目覚めも待ちたいと思う。

そんな中今日のゲームでは7回に代打大松が一時は逆転となる2点タイムリー2ベースを放ってみせた。鵜久森にも言えることなのだが、少ない打席の中で良く集中して打席に入ってくれていると思う。今日のバッティングは見事だった。新たな代打屋の誕生である。

投手陣が踏ん張っていることもあり、ここまで真中監督をはじめとする首脳陣の采配にはあまり文句を付ける部分はないかなと感じている。先日の阪神戦で谷内に代打大松を送らなくても良かったのではないか?と書いたが、それも間違った選択だとは思わないし、伊藤投手コーチの継投もはっきりとおかしいと感じる場面は今のところない。先日の阪神戦で杉浦に回を跨がせ、結果的に原口にサヨナラホームランを浴びてしまったゲームもあったが、あの継投も館山が3回で降板した中でやむを得ない継投だと感じた。

今年のヤクルトのスローガンは「目を覚ませ!」ということのようだが、今この言葉を野手陣に送りたい。野手陣の奮起がチームの雰囲気を変えるはずである。明後日からの神宮での中日との3連戦で打線の爆発に期待したい。山田、バレンティンで5本くらいスタンドに放り込んでくれないだろうか?期待したい。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. ケマル より:

    投手陣がせっかく頑張っているのに、打線がそれに応じてくれてないですね。
    私の開幕前の予想と真逆の展開になってます。
    川端がいないのが予想以上にこたえているのか。

    去年と違い、星と石山がいるので先行しているときの計算はしやすいはずです。
    なんとか借金を一つずつ返していってほしいですね。

  2. sabo より:

    なんだかバレンティンは焦って固くなっちゃってたりしませんかね?バレだけでなく野手全体に固さを感じます
    とにかく冷静さを取り戻して欲しい

    明日でリフレッシュした方が良いと感じます
    連敗は忘れてもう一度開幕。と言う気持ちで来週試合に臨んでほしいです

  3. k より:

    守備のミスからの失点ですが中でもバレンティンが目立ちますね、2015年はバレンティンがいなくても優勝できたのは守備の部分も大きかったかもしれませんね。
    バレンティンはオランダ代表でもライト専門なのでレフトの適正はないかもしれませんね(記録作った2013年の時もライトでしたしね)雄平が伸びしろないのでライトをバレンティンで雄平は守備固めのとか、いろいろ変えていかないと何も生まれませんね。
    明日からホームで相性いい最下位の中日なので連敗することはないと思いますが雄平をスタメンから外すとか谷内を2番で使うとかバレンティンをライトで起用とかやって欲しいものです。
    それと西田はまだ代打でも1試合も出てないと思いますが打撃面では非常にもったいないですよね、三輪を落として井野を入れるのも策だと思いますが・・・・。
    あとルーキはコントロールも球威も去年のりないですね、ギルメット入れ換えかもしれませんが助っ人どちらか結果を残してくれないとリリーフ陣が厳しくなりますね(オンドルセクが懐かしいですね)

  4. パイン より:

    打線はベテラン揃いなので、手を加えるのは難しいかも知れません。
    今は我慢比べかな、とも思いますね。

    しかし、いわば専門外の投手陣の不調よりも、打線の不振は監督には
    堪えているように見えます。

    ベンチの焦りが、ミスに繋がっている気がしますね。

  5. FIYS より:

    > ケマルさんへ

    投手がこれだけ頑張ってもこれだけ勝てないのは予想外ですね。

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    今日の雨が恵みの雨になると良いですね。何だかんだで山田とバレンティンに期待したいですよね。

  7. FIYS より:

    > kさんへ

    バレンティンにはやはり期待したいですが、守備でのプレーを見ていると少し心配になりますよね。

    個人的には西田を使って欲しいので捕手三人体制は検討してもらいたいのですが、鵜久森、大松が代打で結果を出しており、中村も打撃は好調なので、今のメンバーから1人2軍に落として捕手を登録するメリットがあまりないと考えていますかね?

  8. FIYS より:

    > パインさんへ

    DeNAとの開幕シリーズはベンチの雰囲気も良く感じたんですけどね…

    ここから少しずつ巻き返してもらいたいですね。まず1つ勝ちたいですね。

タイトルとURLをコピーしました