スアレス好投も今永に屈す。

ヤクルト0-2DeNA

相手は好調今永。バレンティン欠場という状況ではあったのだが、スアレスが好投し、狙い通りのロースコアの接戦に持ち込んだ。悪くないゲームだったのだが、1点が奪えず、最終的にはスアレスも筒香の一発に泣く形となった。

スアレスは、初登板から相手先発が菅野、今永と各球団のエースとの対決となっているのだが、しっかり自分の投球を披露してくれている。細かいコントロールがないため、四球で崩れる可能性もあるのかな?と感じる部分もあるのだが、初登板からの2試合は上手く投げる事が出来ている。前回の登板時以上にカーブやチェンジアップといった緩い変化球を上手く使っている印象であり、中村もスアレスの特徴を掴んだ中でリード出来ているように感じた。7回に浴びた筒香のホームランに関しては、チェンジアップが抜け気味になってしまい真ん中高目のホームランボールになってしまったのだが、この場面に関しては失投を一発で仕留めた筒香を誉めるべき場面だと感じた。
7回で117球を投げ、被安打3(被本塁打1)、与四死球3の2失点という数字が残った。ペース配分をすれば100球近辺まではしっかり投げられる事が確認できたことも収穫だった。

打線に関しては、バレンティン不在という中で今永の前に苦戦を強いられた。今シーズンの今永は好調であり、簡単に攻略することは出来ない投手ではあるのだが、スアレスが好投し、1点勝負に持ち込めていただけにその1点を何としてでも奪いたかったのだが…小川監督を始めとする首脳陣もランナーが出るたびに何とか今永を崩そうと試行錯誤しているように感じたが、得点に繋げる事は出来なかった。
7回表の攻撃に関しては、今日のポイントだったと思うのだが、私はスアレスに代打を送らなかった事に関しては、特に批判する気持ちにはなれない。この回先頭の荒木が四球で出塁したのだが、打順は西浦ー中村ースアレスと繋がっていくという中で西浦、中村の打席で続けてバスターエンドランという作戦を取った。西浦の場面ではあわよくば1,3塁という形を取ろうとしたのだと思うし、中村の場面も送りバントで1アウト2,3塁という形を取るのではなく、あわよくば中村の打席で先制点を狙う形を取ろうとしたのだと思う。スアレスに続投させる事を基本線としながら作戦を組み立てている事が伝わってくる采配だった。そのためスアレスをそのまま打席に立たせることに何ら不思議なものは感じなかった。しかしスアレスはどう見てもバッティングが上手いバッターではないため、何かが起こる可能性は極めて低いことも確かだった。スアレスに代打を出すべきだと感じた方々は、おそらく「ここで勝負を掛けて得点の確率を少しでも高めるべきだ。」と考えた方々なのだと思う。その考え方も当然「あり」なのである。それが野球というスポーツである。
結果論からするとスアレスを打席に立たせて、得点が奪えず、7回裏に続投したスアレスが2点を失ってしまったため、この采配は失敗という事になるのだが、首脳陣の意図は伝わってくる采配だった。

P.S バレンティンは登録抹消のようですね。2015年シーズンはバレンティン抜きでも戦う事が出来たのですが、今のチーム状況では非常に厳しいと言わざるを得ないですね。坂口以上に代えの利かない選手が離脱してしまいましたね。決して層の厚いチームではないだけに青木、雄平の休養日も作りづらくなりますしね…
そして塩見…何故このタイミングで1軍に残っていないのでしょうか…とことんタイミングが悪いですね。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. タラちゃん より:

    ココの離脱は仕方ないし、いつもは1ヶ月くらい休む選手なんで早い夏休みが今来たと思いましょう!
    9月にけがしてプレイオフに出れないよりは良いですし。

    若手をつかえという神の暗示なのかな?と。

    そしてある意味チャンス。
    それはバレンティンは30本、90打点以上は確実に計算できるが、守備の穴が打撃の好成績を相殺するくらいのデータもでているわけで、
    初回から守備固め入るようなものと考えて、トータルで考えていきましょう!

    例えば、青木をバレンティン復帰まで守備の負担減らすレフトにする(荒木起用時は除く)とか?
    田代や上田、塩見(5/10以降?)を1番センターで使い、機動力使うとか?
    個人的にはおすすめしないが、青木、山田、雄平をクリンナップにするとか?
    いろいろと試行錯誤するでしょうね。
    あとは5番打者をどうしますかね?

    青木、雄平まで壊れるのは勘弁なんで適当なタイミングで休養は取ってほしい。

    スアレス見殺し残念。
    今永が良かったってことでしょう!
    7回は仕方ないかと。DHない9人野球のあやでしょう。
    だから面白い!

    切り替えて、ナゴヤドームですね。

  2. 南国燕 より:

    お疲れ様です。私個人的にみてキツイ3連戦でしたね。ナイターからの移動日デーゲームは雨で延長試合。(ましては7-0からの延長)この日は勝ちましたが精神面で辛そうに感じました。
    継投や攻めに関して、首脳陣を攻める事はありませんが、今年のヤクルトは一昔前のヤクルトに似てる感じを受けますね。
    先発が試合を作れば打てず…序盤で点を入れれば先発崩れて…
    今年課題の先発陣が頑張っている今!気持ちを入替えて頑張ってもらいたいですね。

  3. k より:

    打点王のバレンティン不在で得点能力が低下してますよね、いれば今永でも得点はしていたかなと。
    スアレスはしばらくは計算は立ちますね、ブキャナンも結果が出なければ登録抹消を繰り返す事もなくなるかもしれないので良い競争になりそうですね。
    7回の攻撃は結果論なので仕方なしですね(スアレスも今永からヒット打ってましたしね)誰が投げても7回に試合は動いていたかなと。
    問題はバレンティンの穴を誰が埋めるかですが左なら荒木で右なら田代でしょうけど塩見も相変わらず二軍では打ってるので連戦明けには昇格でしょうね。
    問題は打順で4番を雄平にするかですが今年はチャンスで打ててないので私は村上でいいと思いますね、打てなくても村上なら納得しますかね。
    次は中日ですがチーム打率・防御率がリーグ1位なのに状態が良くないので付け入るスキはあるかなと(この前のヤクルト戦での与田監督の執拗な審判批判から、なんか雰囲気が良くないというかいろんな意味でギクシャクしてる感じなんですよね、真中前監督も名指しで審判批判してからチームが負けだしたのを思い出します)
    確実にバレンティン不在で得点が落ちるので今まで足を引っ張ってきた先発投手陣がどこまでやれるかが全ての試合のポイントですね(特に小川と原)
    あとベンチもこれから作戦面や起用方法でのベンチワークが試されてくるかなと(犠打がリーグで一番してないので、野球を変えてくるか気になるところですね)
    ところで坂口の復帰はいつになるのか気になって仕方ないですね……川端の9回の最後の打席を見ると打てる気配が感じられない、こうい緊急事態に元首位打者も意地を見せて欲しいですが期待するのが間違ってるのですかね。

  4. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    「7回は仕方ないかと。DHない9人野球のあやでしょう。だから面白い!」素敵なコメントありがとうございます。私はセリーグのDH採用に賛成派ですが、こういった楽しみはDHがないからこそですよね。

  5. FIYS より:

    > 南国燕さんへ

    3連敗しなくて良かったですよね。戦力的にはギリギリのラインで戦っていますよね。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    バレンティンの状態次第ですが、村上のクリーンアップ定着は今シーズン中にあり得るかもしれませんね。そのくらい1軍投手相手にも対応できるようになっていますよね。

    川端は腰の状態が良くないのではないでしょうか?昨シーズンと比べてもあまり状態が変わっていないように感じます。スイングに力強さがないですよね。心配です。

タイトルとURLをコピーしました