2023年キャンプのポイント


2023年春季キャンプのメンバーが発表された。メンバーは下記の通りである。




【1軍】※背番号順
▼投手22人 キオーニ・ケラ、石山泰稚、高梨裕稔、山下輝、清水昇、石川雅規、木沢尚文、吉村貢司郎、小川泰弘、田口麗斗、市川悠太、大西広樹、小澤怜史、高橋奎二、金久保優斗、尾仲祐哉、長谷川宙輝、サイスニード、久保拓真、竹山日向、ディロン・ピーターズ、ライネル・エスピナル
▼捕手4人 中村悠平、松本直樹、内山壮真、古賀優大
▼内野手11人 奥村展征、山田哲人、元山飛優、長岡秀樹、ホセ・オスナ、宮本丈、北村恵吾、村上宗隆、武岡龍世、三ツ俣大樹、赤羽由紘
▼外野手5人 並木秀尊、丸山和郁、塩見泰隆、青木宣親、ドミンゴ・サンタナ

【2軍】
▼投手19人 原樹理、奥川恭伸、星知弥、吉田大喜、杉山晃基、梅野雄吾、柴田大地、山本大貴、成田翔、坂本拓己、大下佑馬、嘉手苅浩太、今野龍太、近藤弘樹、鈴木裕太、沼田翔平、丸山翔大、山野太一、下慎之介
▼捕手3人 西田明央、松井聖、橋本星哉
▼内野手7人 西浦直亨、川端慎吾、荒木貴裕、西村瑠伊斗、太田賢吾、小森航大郎、松本友 ▼外野手4人 山崎晃大朗、沢井廉、浜田太貴、岩田幸宏

サンケイスポーツ引用




妥当なメンバーと言えば妥当なメンバーだろうか?主だったところでは、ルーキーに関しては、吉村と北村が1軍、新外国人選手は全員1軍、新戦力では、尾仲、三ツ俣が1軍に抜擢されている。その他では投手では市川、長谷川、竹山辺り、野手では、武岡、赤羽辺りの若手が抜擢されている。
2軍メンバーを見渡してみると、右肘の状態が気になる奥川、レフトのレギュラー候補になり得る濱田辺りの状態が気になるところである。
それでは今年もキャンプ、オープン戦の個人的なポイントを挙げていきたい。

①新戦力のチェック
・やはり毎年のキャンプ、オープン戦のポイント、楽しみと言えば新戦力のチェックということになるだろう。
ルーキーについては、即戦力の期待がかかるドラ1吉村がどの程度の結果を残せるか?という部分は注目だし、吉村が開幕から1軍メンバーに入れるかどうかで投手陣の厚みも変わってきそうである。北村も1軍スタートとなったが、この辺りは2軍スタートとなった澤井含めてじっくり育ててもらいたい。まずはプロ生活に慣れるところからだろう。
新外国人のケラ、ピーターズ、エスピナルの投球も楽しみである。この中ではメジャー実績も抜けているケラのボールがどの程度戻ってきているか?クローザーの有力候補になり得るか?という部分に特に注目してみたい。
尾仲、三ツ俣については、便利屋としてチームに貢献することが求められるはずである。尾仲は数字を残したいし、三ツ俣は、守備、走塁面含め必要性を首脳陣にアピールしたい。

②レフトのレギュラー争い
・現在のヤクルト野手陣は、捕手中村、一塁手オスナ、二塁手山田、三塁手村上、遊撃手長岡、中堅手塩見、右翼手サンタナとほぼレギュラーが固定されている状況にある。競争らしい競争が行われそうなレフトは基本的には複数選手が併用する形になることが予想されるのだが、その中で頭一つ抜け出す選手が出てくるだろうか?ベテラン青木、中堅山崎が中心となって争う形になるのだが、打撃に特徴がある濱田、走塁、守備でアピールしたい丸山和、並木、ユーティリティ性のある赤羽、松本友辺りまで候補に入ってくるだろうか?中々激しい競争が展開されそうである。

③内山壮真の成長
・ヤクルトの正捕手は上記の通り中村なのだが、高卒3年目の内山がどの程度中村に食い下がれるか?という部分にも注目が集まる。昨シーズンは、高卒2年目ながら中村不在時にはスタメンマスクを被る機会が多く、大事な場面での打撃含めて無限の可能性を示してくれた。今シーズンは、シーズン前にWBCが開催され、中村は日本代表に内定している。ということは、中村は一旦チームを離れることとなる。ここで内山がアピールするようであれば、中村もうかうかしていられなくなる。捕手のリードという部分については、私はあまりよく分からないため、触れることが出来ないのだが、内山が打撃で結果を残すことがあれば、高津監督をはじめとする首脳陣も内山の出場機会を増やしたいと感じるのではないだろうか?

④投手の新戦力は現れるか?
・先日2023年シーズンのポイントという視点でブログ記事を書いた時にも触れたのだが、今のヤクルトの投手陣は質よりも量が求められる。先発でもリリーフでも1軍で使える投手を多く揃えて、どの投手も出来るだけコンディションを整えた中でやり繰りするスタイルの投手運用を行っている。そんなチーム状況の中で先発でもリリーフでも1軍で最低限の投球がコンスタントに出来そうな投手の登場が望まれる。新戦力の台頭、若手の成長があるかどうか注目してみたい。

⑤奥川の状態
・奥川についても2023年シーズンのポイントの記事でも触れたのだが、右肘の状態というものは、キャンプ、オープン戦でも注目せざるを得ないポイントとなる。ここの所様々な報道がなされ始めているが、2軍スタートということもあり、現時点では今シーズンの戦力として計算することは難しい状態にあると思われる。それでももし実戦のマウンドに上がれる状態になるのであれば、期待してみたい気持ちはある。自分の肘の状態と治療方法については慎重な判断が求められる。

上記5点に注目しながらキャンプ、オープン戦を見守っていきたい。それでも1番は大きな怪我、離脱がなくシーズン開幕を迎えることが大事ですよね。




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