新型コロナウイルスとともに日常生活を送ることの難しさ

巨人は3日、都内の球団事務所で会見を行い、坂本勇人内野手(31)、大城卓三捕手(27)がPCR検査を受け、新型コロナウイルスの陽性判定が出たことを発表した。東京ドームで予定されていた西武との練習試合は中止となり、濃厚接触者ら計26人に同検査を実施した。ただ2選手とも自覚症状はなく、正常値からわずかにはずれた「微陽性」のため、再度のPCR検査で陰性が確認されれば早期復帰が可能。6月19日の開幕戦に間に合う可能性がある。
(日刊スポーツ引用)

過去記事はこちらから→「6月19日開幕へ」、「金崎夢生、新型コロナ陽性

昨日はJ1名古屋グランパスの金崎選手が新型コロナウイルスに感染したとのニュースが飛び込んで来たのだが、今日はプロ野球、巨人の坂本選手、大城選手が新型コロナウイルスの陽性判定が出たとのニュースが飛び込んで来た。スポーツ選手、それもトップ選手の感染ということで衝撃的であり、やはりコロナウイルスととともに日常生活を送っていく上では様々な社会的ルールが必要になってくるのかな?と感じさせるニュースである。
但し今日の坂本選手、大城選手の件に関しては、報道を見る限りでは、昨日の金崎選手の陽性判定と同列に語る話しではなさそうである。5月末に巨人がチームとして行った抗体検査でIgG抗体(感染後に回復したことを示す抗体)が確認された選手、関係者にPCR検査をした結果坂本、大城両選手に新型コロナウイルスの陽性判定が出たということである。両選手ともに全く症状も出ていないようである。
巨人はチームスタッフ、選手、関係者218名に抗体検査を実施したとのことだが、これくらいの人数で検査を行えば、1~2%くらい陽性判定が出るというのはあり得ることなのだと思う。どうやら現段階で希望者に抗体検査を実施したのは巨人とソフトバンクのみのようだが、どの球団も同様の検査を行えば、同じように陽性判定が出る選手、スタッフが出てくる可能性はあると思う。現状の問題点として、この抗体検査をNPBとして各球団に義務付けることをしておらず、球団単位で動きを出しているという部分が上げられると思う。現時点での報道を見ていると坂本選手、大城選手ともに念のため入院しているが、開幕には間に合う見通しとのことである。しかし陽性判定がなされたことで実際に練習試合が中止となり、陽性判定がなされた選手が入院しているという現状がある。今回の陽性判定は巨人がチームとして抗体検査をしっかり行ったことから拾うことが出来たものだと思われる。もし抗体検査を行っていなければ坂本、大城両選手は無症状であるとのことであるため、おそらくPCR検査を受けることもなければ、陽性判定が出ることもなかったのではないだろうか?そんな選手が開幕前に入院し、チームは練習試合を中止している状況にある。これは明らかに平等性に欠けることなのではないか?と個人的には考える。真面目に検査を実施したチームがシーズンで不利益を被るような形になってはならないと思う。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、不測の事態であり、対策は非常に難しいことは分かり切っているのだが、それでも今回のように選手が罹患してしまう可能性があることは分かり切っているのだから球団単位ではなく、NPBとしてのルール、レギュレーション作りは行ってもらいたいと感じる。無事開幕できること、出来る限り各球団平等な条件でシーズンを戦えることを強く望んでいる。

P.S スポーツ、エンターテインメント業界だけでなく、様々な業界に言えることだと思うのですが、こういったニュースが耳に入るたびに今回の「新型コロナウイルス」というものは非常に厄介なものなのだなと感じます。

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