湯浅大の意外な成長曲線!?

キャンプ、オープン戦、そして練習試合でアピールを続ける巨人の若手野手湯浅大について触れておきたい。このブログでも2度ほど名前を挙げている。→「2017ヤクルトドラフト予想遊び」、「2019ヤクルトのドラフト(4) 番外編
どちらの記事でも守備の名手として名前を挙げさせてもらっている。もちろん守備以外のセンスの高さも感じさせてくれていたのだが、イメージとしては「現DeNAの大和のような選手に育ってくれたら面白いな。」という印象だった。しかし高卒3年目のシーズンを前に実戦で驚くようなバッティングを披露してくれている。元々気にかけていた選手であったため、オープン戦で数字を残していること、意外と長打が多いことは数字上で把握していたのだが、練習試合でのヤクルト高橋、DeNA中川からのホームランを見て、「この数字は決してまぐれではない。」と感じ始めている自分がいる。
いくら野球センスがあると言っても、タイプ的には完全に守備、走塁型選手という認識であり、打撃面では相手から嫌がられるような粘っこいバッターとしてどこかで頭角を表すのかな?程度に考えていたのだが、ここまでのバッティングを見ていると脇役系の選手ではなく、主役を張れるような選手に成長する可能性もあるのでは?と感じさせてくれている。それ程までに高橋、中川の力のあるインコースのボールを見事に捌いたホームランの衝撃が強いのである。正直テレビで見ていても湯浅は小柄であり、打撃でも力感を感じさせないのだが、バットを最短距離で走らせる無駄のない打撃フォームで綺麗にボールを弾き返すのである。高橋からのホームランに関しては、カウント的にも追い込まれており、高橋のボール自体も左投手特有のクロスファイヤーの球道でコース的にも難しいボールだったはずなのだが、その状況下でもコンパクトなスイングで飛距離も抜群のホームランをレフトスタンドに叩き込んだのである。「素晴らしい。」とし形容できないホームランだったのだが、あまりに出来過ぎなホームランだったため、まぐれ当たりかな?という気もしていた。しかし中川からもインコースの厳しいボールをしっかり捉えてレフトスタンドに運んだことで、湯浅の持っている打撃技術の高さを認めざるを得ないと感じ始めた。

巨人には同ポジションに球界の顔である坂本がおり、セカンドにも身体能力抜群の吉川尚がいるため、湯浅が今年大ブレイクする可能性はそれ程高くはないと思うのだが、今後の成長が楽しみな選手であることに違いはない。高卒3年目でのこの姿は予想できなかった。

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