ジム・アボット

思い出ショートショート③
1988年のソウルオリンピックでジム・アボットという投手を知った。金メダルを獲得したアメリカ代表のエースである。決勝でそのアメリカと対戦したのが、日本である。この時の日本チームもアマチュア屈指のメンバーが揃っており、後にプロ野球界を席巻していくメンバーが数多く揃っていたのだが、強烈に印象に残っているのはこのジム・アボットである。素晴らしいストレートを投げ込むサウスポーなのだが、このアボット右手は手首より先がなかったため、右手でグローブをはめて打球を捌くことが出来ず、投球も捕球も左手一本で行う必要があったのである。テレビで見ていてとにかく驚いたことを覚えている。自分の頭の中で左手で投げて左手で捕球するという動作を幼いながらに考えて、このアボットという投手が凄いことをしていることは理解できた。試合自体は日本を応援していたのだが、ジム・アボットという選手の存在自体に強い興味が涌いたことは事実である。
このアボット、メジャーリーグでも先発投手として長年に渡って活躍し、ニューヨークヤンキースに在籍した際には、ノーヒットノーランも達成している。ハンディキャップがあるからこそ注目された部分は多少なりともあったのかもしれないが、ハンディキャップの部分が中心に語られるような投手ではなかったのではないだろうか?あくまでも投手としての実力で評価された80年代後半~90年代を代表する投手の一人だと感じる。

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