2021ヤクルトのドラフト(1)

今年のドラフト会議は10月11日である。昨年もシーズン中のドラフト会議だったのだが、今年もシーズン真っ只中にドラフト会議が行われる。昨年同様コロナ禍でアマチュアの大会に制限があった中で各球団ともに難しいドラフトを強いられることになりそうである。今年も自分なりにヤクルトのドラフトについて触れていきたい。
過去記事はこちらから→「2020ヤクルトのドラフト(1)」、「2020ヤクルトドラフト指名選手

昨年も同じことを書かせてもらったのだが、2015年以降はまずまずバランスが取れた指名を行えている印象があり、昨年もバランス型の指名を展開してくれた。おそらく今年もどんなドラフトになったとしてもそれ程文句を付けることはないのではないか?と想像している。ここ2年で獲得した選手がある程度想像したような成長曲線を描いていることもあり、攻めのドラフトが出来るチーム状況は整っている。球団がどのような意図を持って選手を獲得するのか?という部分を昨年同様楽しみたいと思う。
毎年個人的なポイントを挙げさせてもらっているため、今年も挙げておきたいと思う。
①高校生の指名順位と指名人数。②即戦力リリーバー。③アスリート型野手(将来外野のレギュラーを狙える素材の選手)。という3点を挙げたいと思う。

①については、攻めのドラフトが出来るチーム状況が整っていると書かせてもらったことに繋がってくる。19年に獲得した奥川が順調に育ち、大卒投手の吉田大喜、杉山、大西もまだまだ成長の余地は残っていると感じる。20年に獲得した木澤、山野も1軍で結果は残せていないが、来シーズン以降の飛躍に期待が持てる選手である。そうなると上位で好素材の高校生選手の獲得に向かい、2軍でじっくり育成するということも検討が出来るように思う。
投手であれば小園(市和歌山)、森木(高知)、達(天理)、風間(ノースアジア大明桜)、木村(北海)、畔柳(中京大中京)、松浦(大阪桐蔭)、花田(広島新庄)など甲子園組は上位候補として名前が挙がってきそうである。
野手ではまだまだ時間は掛かりそうなのだが、阪口(岐阜第一)、池田(大阪桐蔭)、有薗(千葉学芸)、吉野(昌平)、福本(明石商)辺りは素材として面白いと感じる。名前を挙げた選手に限らないのだが、上位で高校生を複数人獲得するようなドラフトを行っても良いように感じている。

②については、プロ野球界のトレンドを考えた時にどうしても獲得に向かわなければならないと思っている。もちろん上記の吉田大喜、杉山、大西、木澤、山野辺りでリリーフ陣の層を厚くするという考えも出来るのだが、リリーフ陣の負担が大きくなる中でフレッシュなリリーバーは毎年1枚は獲得したいというのが本音ではないだろうか?
廣畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)、椋木(東北福祉大)、鈴木勇(創価大)、石森(火の国サラマンダーズ)などははっきりとした特徴がある即戦力リリーフ候補である。

③についても球団がどのような選手を選択するか注目してみたい。個人的には上記の池田や福本を上位で獲得して2軍で経験を積ませながらじっくり育てるのも面白いかな?と感じているのだが、野口(関西大)、水野(JR四国)と言った現在はショートを任せられている野球センスの高い選手や向山(NTT東日本)、藤井(NTT西日本)、船曳(日本新薬)といった経験豊富な外野手、梶原(神奈川大)、川村友(仙台大)といった地方大学のロマンあふれるスラッガー、金子(JR東日本)、丸山(明大)といったスピード型外野手など様々なタイプの選手の名前を挙げることが出来る。
現有戦力(内野手のコンバートなども含め)で補っていくことも考えられるのだが、外野手に関しては主力の高齢化が進んでおり、世代交代を促す意味でもドラフトでの新戦力獲得を模索していかなければならない状況にあると感じる。

昨年同様シーズン中のドラフトであり、指名人数も読みづらいのだが、おそらく多くても6名ほどの指名に落ち着くのではないだろうか?昨年同様情報不足であり、雑誌、ネットの情報を集めながら記事を更新していくことになりそうだが、皆さんからのコメント、注目選手なども教えて頂けると助かります。皆でドラフトに向けて意見交換を行いながら盛り上げていきましょう。

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コメント

  1. JEF九郎 より:

    もうドラフトなのですね。今年はシーズンも楽しませてもらっているので、あっという間にここまで来た気がします。


    さて、私が感じているドラフトのポイントです。


    【上位指名】
    1.アスリート型外野手
    2.高校生長身投手
    3.即戦力大学生投手

    【下位指名】
    4.大学生外野手
    5.高校生ショート
    6.高校生素材型投手(サウスポー)
    ※ 数字は特にドラフト順位とは順不同

    【背景】
    個人的には、昨年も来田くんを推していたこともあり、やっぱり今のうちの高校生のアスリート型外野手を将来を見据えて確保したいと思ってます。また、塩見・山崎も含めて本格派外野手が激しい高齢化である事を考えると、もう一人大卒で獲っておきたいと思います。

    また、投手は高校生長身型、三振取れる大卒、素材型サウスポー(出来れば高校生)でしょうか。今居ないタイプの素材型と、FIYSさんも掲げていらっしゃった、中継ぎで早いうちに使える投手は欲しいなぁと私も思います。

    【気になる選手】
    ⑴風間くん(ノースアジア大明桜高)
    ⑵福本くん(明石商高)
    ⑶椋木くん(東北福祉大)
    ⑷丸山くん(明治大)
    ⑸達くん(天理高)


    村上、奥川、清水、元山、濱田、金久保等、比較的ここ数年ドラフトが上手くいっているので、逼迫感なく色んな考え方で攻めのドラフトができますね。楽しみです。

    ※ 個人的には、出て行く選手選びが難しいなぁと感じる今日この頃です。。。

  2. sabo より:

    まだあまり調査出来ていないのですが今年も去年同様の難しいドラフトにはなりそうですね
    ケリン獲得を考えると支配下は少し少な目になる可能性もあります

    個人的には1位は即戦力投手。スアレス、サイスニード、バンデンハークで強引に先発ローテを回したように先発は足りなかった。
    リリーフも余裕を感じられたのは近藤梅野がいた前半のみ。

    個人的には廣畑か隅田なのですが他の選手をまだ見てないだけなのでこれから変わるかもしれません((笑)

    あとは野口(関西大)、水野(JR四国)が気になるけど編成的に左打のショートを取っていいのかという問題がありますね
    右打ちショートは高校生から探すか、または中川智裕(セガサミー)が面白いですね

  3. FIYS より:

    JEF九郎さんへ

    シーズン真っ只中にドラフトが行われるというのは難しさもありますよね。今シーズンは優勝争いに加わっていることもあり、確かに出ていく選手選びは難しそうですよね。

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    隅田はいい投手ですよね。サイズはないですがキレ、コントロール、使える球種の多さと先発として即戦力が計算できる投手ですよね。野口、水野は確かにチーム状況からいくと縁遠い選手かもしれませんね。

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