市川悠太のデビュー戦

ヤクルト4-6DeNA

連日高津監督のマネジメント、采配という部分に焦点をあてる記事となってしまうのだが、昨日1軍登録をされた市川が4-5と1点ビハインドの9回にプロ初登板のマウンドに上がった。2軍では先発中心に起用されており、もしかすると日曜のDeNA戦に先発するkともあり得るのかな?と思っていたのだが、どうやら日曜の先発は小澤との話が出始めている。市川は投げるシチュエーションに恵まれなければ、1軍初登板を果たせないまま、登録抹消になる可能性もあると思ったのだが、高津監督は思い切った場面で市川を起用してきた。結果は伴わなかった部分もあるのだが、この起用法こそが高津監督の真骨頂である。

折角なので、市川のことから触れていきたい。市川は、明徳義塾高校出身の4年目の投手である。高校時代は甲子園でも活躍し、馬淵監督より「明徳義塾史上最高の投手」という評価を得ていた投手である。私自身も第90回選抜での投球を見て、このブログでも取り上げさせてもらったほどである。そんな市川だがプロ入り後は、身体作りという部分で苦戦し、今でも線の細さは目立っている。それでも強烈な腕の振りは健在であり、2軍でもう少し結果を残せるようであれば、1軍で先発起用される可能性もある投手だと感じている。線の細さは気になるが、投げるスタミナは間違いなく付いてきている。今日はプロの厳しさを感じるマウンドとなったのだが、今後が楽しみである。

試合全体という部分では先発の高梨が最後までピリッとしなかった。前回登板時には完封勝利を飾っており、その勢いを今日のゲームにもつなげてもらいたかったのだが、初回に佐野にホームランを浴び、出鼻を挫かれると、その後は強力DeNA打線の威圧感にも押されたのか、投球が窮屈になってしまい、高梨らしい多少アバウトでも攻めていく投球が影をひそめてしまった。2回にはソトに2ランホームラン、4回には同じくソトにタイムリー、5回には大田にタイムリーと細目に失点を重ねてしまい、結局5回を被安打9(被本塁打2)の5失点で降板となってしまった。初回に2アウトから浴びた佐野のホームランでリズムを崩してしまった部分もあっただろうか?最後まで高梨らしさが見えない投球となってしまった。

打線は一旦は3点のビハインドを追い付いたのだが、その後も高梨が失点が重ねる中で、追い付き、追い越すことが出来なかった。DeNAのエース今永相手にオスナのホームラン、山崎のタイムリー3ベース、山田のタイムリーで一旦は同点に追い付き、その後も山崎の犠牲フライで追いすがったのだが、ここからの1点、2点が遠かった。5回、7回、8回に訪れた同点のチャンスで一本出ていればまた展開も違ったと思うのだが、その一本が最後まで出なかった。それでも打線の状態は決して悪くはないと感じるため、明日以降のゲームに期待したいと思う。

P.S それにしてもDeNA打線は迫力がありますね。オースティンがいなくても怖さを感じる打線になっていますよね。ここの所ホーム神宮で打ち込まれる試合が続いているため、明日、明後日もバッテリーにとっては試練の試合になるかもしれませんね。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     大西の好リリーフがあったり今野の復調傾向が見られた試合でした。期待の市川がようやく一軍デビューでしたね。高津監督は二軍の時に特徴を把握しているでしょう。牽制が上手というのは分かりましたが、一軍の打者から空振りが奪えるか、決め球は何になりそうかというところまではわかりませんでした。次回以降どんな結果が出ますかね。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    高校時代に比べると多少フォームも変わっていますよね。現状ではまだお試し起用の段階でしょうね。今後の成長に期待したいです。

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