村上宗隆が2年連続MVP受賞

タイトルホルダーや最優秀選手、最優秀新人といった今シーズン活躍した選手たちをたたえる表彰式「NPB AWARDS」が25日、都内で開かれ、ヤクルトの村上宗隆内野手が満票で、2年連続となるセ・リーグMVPを獲得した。セ・リーグの2年連続選出は8度目で、1977年の王貞治以来、45年ぶり、7度目の満票選出。「続けて結果を残すことは難しいので、それをできたことは満足していますが、まだまだできると思って、来年も頑張りたい」と、さらなる飛躍を誓った。
(スポーツ報知引用)

昨年の記事はこちらから→「村上宗隆がMVP受賞
昨年の記事に「3冠王の夢も抱ける数少ない選手であることは間違いない。」と書かせてもらったのだが、翌年にしっかり三冠王を獲得し、満票でのMVP選出となった。打率.318、本塁打56本、打点134という数字は昨年の数字を大きく上回る驚異的な数字となった。昨年も数字以上にチームに貢献してくれた旨をブログ記事で書かせてもらったのだが、今シーズンも数字以上にチームに貢献し、2年連続セリーグ制覇に大きく貢献してみせた。「数字以上にチームに貢献してくれた。」という言葉は、数字上では目立った成績を挙げられなくてもチームに貢献した選手に使うことが多い言葉だと思うのだが、村上に関しては、圧倒的な数字を残しながらも数字以上にチームに貢献したという表現を使いたくなってしまう。大事な場面でことごとく仕事をし、チームが苦しい時でも常に前を向いてチームを引っ張り続けた姿勢は、それだけでも称賛に値することだと思う。
「チームを勝利に導ける本物の4番打者」、それが村上宗隆である。おそらく今シーズンのセリーグは、チームに村上がいれば、どの球団でも優勝出来る可能性があったのではないだろうか?それ程までに圧倒的な存在となっていた。「村神様」という表記も大袈裟に感じさせない凄みがあった。チームに神がいればそれはそれは心強いものである。

折角なので、今シーズンの56本のホームランの内、個人的に印象に残ったホームランを簡単に振り返ってみたいと思う。正直どのホームランも凄いあたりばかりであり、ファンの方々でも色んな意見があるのではないだろうか?

第4号 対中日戦 投手福
・左殺しで起用される福相手に変化球を右中間スタンドに運んだ驚愕の一発。

第10号 対広島戦 投手森下
・昨年まで苦手としていた森下の150キロ越えのストレートをレフトスタンド上段まで運んだ見事な一発。

第14号 対日本ハム 投手北山
・内山壮のプロ入り初ホームラン、「田口の20球」があったゲームでの完璧なサヨナラホームラン。

第15号 対楽天 投手松井裕
・楽天のクローザー松井裕の外角ストレートを左中間スタンド中段まで運んだ、松井裕も口をあんぐりするしかないアンビリーバブルな一発。

第17号 対ソフトバンク 投手千賀
・日本を代表する本格派投手千賀の157キロをホームランテラスを飛び越えてレフトスタンドまで飛ばした驚愕の一発。

第19号 対ソフトバンク 投手嘉弥真
・日本を代表する左キラー嘉弥真の背中から来るスライダーに対応した逆転満塁ホームラン。

第26号 対巨人 投手平内
・乱打戦を勝利に導くバックスクリーンへの勝ち越し3ランホームラン。

第31号 対DeNA 投手今永
・日本を代表するサウスポー今永のストレートを完璧に捉えたコロナ禍に見舞われたチームを引っ張るホームラン。

第33号 対広島 投手森下
・森下の武器の一つであるタテのカーブを泳ぎながらも右手一本でライトスタンドに運んだ一発。

第35号 対阪神 投手渡邊
・村上対策で出てきた左サイドハンド渡邊の外角へのスライダーをレフトスタンドに運んだ一発。

第36号 対阪神 投手岩崎
・土壇場でチームを救う浜風を切り裂くライトスタンドへの同点ホームラン。

第37号 対阪神 投手石井
・3打席連続ホームランで一人でチームを勝利に導く印象深い一発。

第38号 対中日 投手柳
・柳の縦のカーブにしっかり対応した中でのライト上段へ飛び込む自身4打席連続となる一発。

第39号 対中日 投手柳
・柳のチェンジアップに多少タイミングを崩されながらも左中間スタンドへ運ぶ自身5打席連続となる一発。

第42号 対阪神戦 投手伊藤将
・好調だった伊藤将を打ち崩す3ランホームラン。まさに「4番の仕事。」

第45号 対広島 投手島内
・勝負に来た島内のインコース高めのベストボールを完璧に捉えた逆転ホームラン。

第46号 対DeNA 投手大貫
・天王山第1ラウンドで大貫の変化球を弾丸ライナーでライトスタンドにぶち込んだ先制3ランホームラン。

第47号 対DeNA 投手三上
・あり得ない角度、あり得ない飛距離。

第49号 対DeNA 投手エスコバー
・苦手としていたエスコバーの154キロのツーシームを完璧に捉えた勝ち越しホームラン。

第50号 対中日 投手大野雄
・超一流の長距離砲ならではの一流投手大野雄の僅かな失投を逃さなかった先制3ラン。

第51号 対中日 投手高橋宏
・絶好調高橋宏のウイニングショットであるスプリットを捉えた完璧なホームラン。

第52号 対阪神 投手青柳
・青柳キラーらしいセンターへの特大の一発。

第54号 対巨人 投手菅野
・菅野からの初ホームラン。

第55号 対巨人 投手大勢
・大勢の外角いっぱいの直球をレフトスタンド中段まで運んだ一発。

第56号 対DeNA 投手入江
・最終打席で日本人最多ホームラン記録を塗り替えたスターらしい一発。

気付いたら25本も挙げてしまった…個人的には他の選手が苦しむ中で相手チームを代表する投手から放った一発や村上を抑えるために起用された左キラーからの一発が特に印象に残っている。一本だけしか選べないとなれば…うーん…
島内から放った45号かな。インコース高めの150キロ越えのストレートをコンパクトなスイングでライトスタンドに運んだホームランは、逆転ホームランということもあり特に印象に残っています。


皆さんはどのホームランが印象深いですか?改めてホームラン集を見返すとどのホームランも凄いホームランばかりで見入ってしまいます。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     優勝チームで四番を務めた上で成績は三冠王ですから、チームに二桁勝利投手がいなかったことで投手陣に対抗馬が存在しませんでしたし、受賞は当然でしょう。本塁打の日本人記録を更新しての三冠王なので、チームが優勝していなくても村上が選ばれていたと思います。
     セリーグの野手では他にONしか経験の無い満票での選出ということで、また1つ伝説を作ってしまいましたね。
     印象深いホームランは甲子園での三連発です。一本一本の飛距離や打った相手投手を考えればベストホームランではないかもしれませんが、ヤクルトの日本人打者が甲子園で三本も打ったなんて、まるで漫画の世界の出来事みたいです。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    甲子園での三連発は印象的ですよね。岩崎から放ったライトスタンドへのホームランは完璧に捉えた一打でしたが、浜風で相当押し戻されていましたからね…そう考えると左打者が甲子園で3連発というのは驚異的ですよね。

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