ドラフト即戦力予想答え合わせ

先日今シーズンの新人王が発表された。セリーグは野村(広島)、パリーグは益田(ロッテ)が受賞した。

今シーズンが始まる前に新人の即戦力予想をしていたので今日はその答え合わせをしてみたい。

投手(セリーグ)

広島1位 野村 祐輔 明治大 今シーズン成績 27試合9勝11敗 172回2/3 防御率1.98

ヤクルト2位 木谷 良平 日本文理大 今シーズン成績 1軍登板なし

阪神4位 伊藤 和雄 東京国際大 今シーズン成績 1試合0勝1敗 4回 防御率6.75

最も即戦力として期待が高かった野村に関しては想像以上の成績を残してくれた。「素晴らしい」の一言である。この野村に関しては、いきなり活躍することを予想した人も多いことでしょう。その期待にしっかり応える形となりました。

元々セリーグは即戦力になる投手は少ないのでは?と予想していたのですが、その中で名前を挙げさせてもらった木谷と伊藤に関しては全く即戦力にはなりませんでした。

木谷に関してはまだまだ素材型という評価もあったので、あと2年は状況を見守っていきたいと考えている。首脳陣の期待値は高く感じるので来シーズンは是非1軍デビューを飾ってもらいたい。

伊藤は、正直もう少し1軍での登板機会が与えられるのでは?と予想していたが、プロの壁にぶつかる形となってしまった。伊藤に関しては、来シーズンがプロでの生き残りをかけた重要なシーズンになってきそうである。

即戦力は少ないのでは?と予想していたが、田島(中日)高木京(巨人)の2人は中継ぎとして抜群の数字を残した。全く予想していなかっただけに驚いた。

野手(セリーグ)

阪神1位 伊藤 隼太 慶応大 今シーズン成績 22試合54-8 打点5 ホームラン1 打率.148 

ヤクルト3位 比屋根 渉 日本製紙石巻 今シーズン成績 43試合44-12 打点2 ホームラン0 打率.273

中日1位 高橋 周平 東海大甲府 今シーズン成績 41試合71-11 打点3 ホームラン2 打率.155

野手陣は1年目から活躍するのは中々難しいと感じていたのでほぼ予想通りの結果である。上記3人に関しては来シーズンに繋がるシーズンを送れたのではないだろうか?

伊藤は、阪神という人気球団に入団し、過大評価されていた部分もあったと思うが、シーズン後半には満塁ホームランを放つなどキラリと光る活躍も見られた。

比屋根は、盗塁を11個記録するなどチームの戦力になってくれた。来シーズンもあくまでレギュラーの座を狙っていってほしい。

高橋は、結果こそついてこなかったが、高卒ルーキーらしく積極的に振っていく姿が見られた。今後が非常に楽しみである。

その他では広島の菊池、DeNAの高城が1年目から多くの試合に抜擢されていた。

昨年のドラフトの面子を見ても1年目の成績としては予想通りといったところだろう。 

投手(パリーグ)

ロッテ1位 藤岡 貴裕 東洋大 今シーズン成績 21試合6勝7敗 115回1/3 防御率3.36

西武2位 小石 博孝 NTT東日本 今シーズン成績 9試合1勝1敗 22回1/3 防御率4.03

西武1位 十亀 剣 JR東日本 今シーズン成績 41試合6勝0敗 53回 防御率2.72

楽天1位 武藤 好貴 JR北海道 今シーズン成績 9試合0勝0敗 14回 防御率5.14

日本ハム5位 森内 壽春 JR東日本東北 今シーズン成績 56試合0勝1敗 60回2/3 防御率4.01

セリーグに比べて即戦力投手が多い印象だったのだが、その通りの結果となった。上記の5選手はまずまずの成績といったところだろうか?

昨年のドラフト指名選手の中で個人的に最も評価の高かった藤岡は好スタートを切ったものの怪我もあり最終的には藤岡にしては物足りない成績となってしまった。

小石も独特なフォームを武器にして1年目は通用すると考えていたが、私が思ったような活躍は見られなかった。来シーズンからは基本的には中継ぎ起用となるのだろうか?

十亀は浮き沈みの激しい1年だったが最終的には中継ぎの貴重な戦力となっていた。それでもいきなり崩れるシーンが見られたり、好不調の波が激しい印象があったので2年目の課題となりそうだ。十亀も中継ぎとして固定されるのだろうか?

武藤は、即戦力の中継ぎとしてピンポイントでの指名を行ったと思うのだが、期待に応えることが出来なかった。まだまだこんなものではないと思うので来シーズンに注目したい。

森内は、期待通りの働きをしたのではないだろうか?大量失点したゲームがあり防御率はイマイチなのだが、負けているゲームでの中継ぎとして試合を落ち着ける役割を果たしていた。

その他には、新人王の益田や高卒ルーキーの武田(ソフトバンク)、釜田(楽天)の活躍が目立っていた。この3人が1年目から大活躍したのも驚きだった。
振り返ってみると様々なタイプのルーキー投手が活躍したシーズンだったのではないだろうか?

野手(パリーグ)

オリックス1位 安達 了一 東芝 50試合88-14 打点4 ホームラン0 打率.159

安達は怪我での出遅れが響いてしまった。後半戦はスタメン出場する機会もあったので来シーズンが大切になりそうである。
オリックスが即戦力候補を4人ほど指名していたので1人ぐらいは出てくるのでは?と予想していたが、その中から川端が出てきた。シュアな打撃が印象に残った。ヤクルト戦でもきっちり仕事をしていた記憶が残っている。

やはり野手が1年目から活躍するのは難しいことであるが、オリックス勢以外には楽天の岡島、島内、ロッテの鈴木などが来シーズン以降どんな選手となっていくのか楽しみである。
高卒組では永江(西武)、近藤(日本ハム)辺りが4,5年後にどんな姿になっているのか楽しみである。

即戦力予想いかがだったでしょうか?自己採点をするなら60点というところでしょうか?また今年もやってみたいと思います。

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コメント

  1. パイン より:

    私は、田島と伊藤和雄に注目していました。
    どちらもヤクルトがマークしている選手と思ったからですが、明暗を分ける結果となりましたね。

    田島は予想通り、中継ぎの適性の高さとボールのキレも素晴らしいモノでしたが、
    伊藤は経験の無さが最後まで響きましたかね。阪神という球団も厳しかったのかも知れません。

    木谷は故障が無いのが取り柄と言えばいいんですかね…。
    ヤクルトの投手に1軍登板が無かったのは、力不足の様で残念ですが、山本哲、八木と
    遅れてきた新人も活躍していますから、上を目指して頑張って欲しいですね。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    そうですね。伊藤和雄も田島もヤクルトが注目しているとの報道がありましたね。
    私は田島の活躍は驚きでした。ストレートの威力とともに変化球を含めてそこそこコントロールが良いことにも驚きました。
    木谷は起用法含めて注目していきたいと思います。

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