佐藤貴規、勝負の時

オープン戦 ヤクルト1-5日本ハム

もし観戦していたら多分面白さを感じないゲームだったのかもしれない。それでも育成枠の佐藤貴規は奮闘した。由規の弟ということで育成枠に滑り込んだ部分も多分にあっただろうこの佐藤が、3年目にして支配下登録に向けての最大のチャンスを掴んでいる。個人的にはこの佐藤には入団時から全くと言っていいほど期待していなかったので成長スピードの速さに驚いている。2年目にしてイースタンで打率3割を記録し、オープン戦とはいえ3年目で初の1軍でのゲームに登場した。
結果はチーム初ヒットとなるヒットを放つなど3打数1安打とまずまずの結果を残してくれた。実力的にはもう充分支配下登録されても良いところまで来ていると思う。しかし現在ヤクルトの外野陣は飽和状態であり、そこに佐藤が食い込めるかどうかはまだなんとも言えない。それでも高卒3年目でこれだけの成績を残せる打者はそうはいない。間違いなくポテンシャルは高い選手のはずだ。私の考えとしてはこれだけの選手をまだ育成契約にしておくのは選手に対して失礼なのでは…と思ってしまう。もう育成枠の段階はクリアしているのではないだろうか?
そこから先は、ライバルとの厳しい競争である。まずは支配下登録のチャンスを掴んでもらいたい。明日もチャンスはあるだろう。

投手陣は館山が、3回を被安打6奪三振2の4失点。石山が3回を被安打5の無失点。館山に関しては、少し打たれ過ぎかな。と感じるが、結果云々の投手ではないので特に書くことはない。石山に関しては、無失点で抑えているもののヒットを5本も打たれてしまっているところを見るとまだまだ信頼を得るまではいかなそうである。先発6人目の枠を奪うにはもっとアピールが必要だろう。
今日はイースタンでは、江村、大場が打ち込まれてしまったようだ。ここまでまずまずの結果を残してきていたのだが、やはりプロの壁は厚いものである。

野手陣では佐藤の他にはミレッジにホームランが飛び出したくらいであとはあまり見所のないゲームだったようだ。

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コメント

  1. パイン より:

    高校時代の佐藤は、左の好打者という感じで、右の大砲が欲しかったヤクルトのニーズには合っていなかったですね。
    スカウトもあまり積極的ではなかったと思います。

    でも、甲子園でのバッティングには光るものがありました。
    昨日の打席でも積極的な姿勢は好材料だと思います。
    昨年、イースタンで見たときも、打席の構えや雰囲気は2軍のレベルではありません。

    現在は守備に課題があるようですね。送球や状況判断など。
    これは練習と経験で補っていくしかないですね。
    チャンスは十分あるので、頑張って欲しいですね。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    確かに甲子園でも結果を残し、目立ってましたよね。それでもこの手のタイプは、数多くいるので3年でここまで来るとは思いもしませんでした。

    守備面のことを小川監督も指摘されていましたが、身体能力は高い選手なので経験を積めばそんなに問題はないかと思います。どれだけ打てるかにかかってくるのではないでしょうか。

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