小川の勝ちがあっさり消える

ヤクルト9-12DeNA

一度は8-1と大量リードを奪いながら逃げ切れず、小川の13勝目はまたもや持越しとなってしまった。小川の投球内容も同情できるような内容ではなかったのだが、それでもヤクルトファンの数少ない楽しみである小川に白星を付けさせてやりたかった。というよりもリリーフ投手陣は小川に白星を付けなければならないゲームだった。

前回広島打線に掴まったこともあってか、今日は小川ー中村のバッテリーではなく小川ー相川のバッテリーで臨んだ。相手チームに研究され始めたところで相川にマスクを被らせて普段と違った配球が出来れば。という狙いだろうか?
今日の小川の調子もここ数試合と変わりなく、良くも悪くもなくといった感じだったのではないだろうか。但し今までのようにすんなりとは勝たせてもらえない。6回1/3で116球を投げて被安打9無四球の5失点と言う結果が残ってしまった。8点と言う味方の大量援護にも恵まれ、5回6回に黒羽根、ブランコに一発を浴びたもののどちらもソロホームランということで大けがにはならず、上手く投げているなという印象もあったのだが、球数は6回で100球を超えており、7回の時点では限界に達していたようだ。6回終了時点で8-3と5点のリードを奪っており、7回から継投に入っても良かったのでは?と思ってしまうのだが、後の祭りである。小川の後を継いだリリーフ投手陣の出来を見ていると7回も続投に踏み切らざるを得なかった状況だったと考えられる。それにしても8-1とリードを奪いながらも逆転されてしまうとは…8月10日のDeNA戦9回2アウトからブランコに同点ホームランを浴びた瞬間から小川の勝ち運がピタリと止まってしまった。流れが悪い時はこういうものなのかもしれない。(それでも今日は悪い流れを断ち切るチャンスだったのだが…)
8月に入ってから苦しんでいる印象がある小川だが、私が危惧していた疲れによる大きな失速というところまではいっていないと感じている。小川の調子よりも相手チームに研究され始めた中での苦戦という印象だ。ここ4試合の登板で3つは白星が付く可能性があったゲームだけにもったいない印象があるが、これからまた勝ち星を増やしていけば良いことである。また1つ勝てれば盛り返すことも可能なのではないだろうか?最多勝と新人王のダブルタイトルのチャンスはまだまだあるはずだ。

リリーフ陣は酷かった。継投が後手後手に回ってしまったという部分もあるのかもしれないが、もしベンチに継投ミスがあったとしても選手が軽くカバーしなければならないゲーム展開だっただけに残念に感じるとともに力不足の印象が残った。
ここのところ毎試合のように登板し結果を残してきた久古だったが今日は石川にタイムリーを許してしまい、仕事が出来なかった。今日は5連投の疲れもあってか少しボールのキレがないように感じたが、ここが踏ん張り時である。リリーフ陣で信頼できるサウスポーがいないため、起用方法が一定しない中良く投げてくれていると思う。昨シーズンの日高もそうだったのだが、サウスポーのリリーフ投手は厳しい起用方法が続いている。怪我だけにはくれぐれも気を付けてほしい。
8回から登板したバーネットは押し出し四球を含む3四球で自分の首を絞めてしまった。テレビ観戦していないので分からない部分も多いのだが、ボール自体はそんなに悪くはないと思う。それなのにストライクを投げることが出来ずカウントを悪くしてしまう。もっと自信を持って投げ込んでもらって良いと思うのだが…やはりバーネットは技術的な面よりも精神的な面での問題が大きいようだ。投げるボールの威力、変化球のキレはヤクルト投手陣の中でも随一の存在だと思うのだが…
8-6とリードが縮まり、なおも2アウト満塁で登板した七條も山崎に同点タイムリーを浴びてしまう。続くモーガンには江村をぶつけるものの逆転3ランホームランを浴びてしまい、万事休すとなってしまった。江村に関しては実力不足である。ルーキーではあるものの26歳である。このままではすぐに崖っぷちに追い込まれてしまう。現在2軍にいる中澤もそうなのだが、このままでは厳しそうである。何か大きな変化が必要とされる時期に差し掛かっているのではないだろうか?(私の見極めが早すぎますかね?)

打線は3回4回の2イニングは繋がった。見事な攻撃だった。3回は、途中出場の武内(比屋根は怪我ですかね?)、川端のヒットとバレンティンの四球で作ったチャンスでユウイチの逆転タイムリーでまず2点。すると相川にもラッキーな2点タイムリーが飛び出す。4回は、チャンスで武内、上田、バレンティン、相川にタイムリーが飛び出しこの回も4点を奪うことに成功する。
しかしここから打線が沈黙してしまった。大量リードを奪ったこともあり、DeNAの投手陣も1軍と2軍を行ったり来たりの印象の投手がマウンドに上がったのだが、崩すことが出来なかった。今日の敗因を打線に挙げるのは流石に酷だと思うのだが、それでも中だるみしてしまったのは頂けなかった。

「今日のバレンティン」
3打数2安打2四球1打点
ホームランは出なかった。相手チームが警戒してくる中でよく四球を選べていると思う。8月は異常なペースでオームランを量産したためすぐにでも55号に到達しそうな印象があるのだが、8月が出来過ぎだっただけでこれからはもう少し停滞するのでは?というのが私の予想である。そんな予想を裏切るホームランを見たいのだが、どうなるだろうか?

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