松岡好投も打線の援護なく連敗

ヤクルト1-2DeNA

投打が全く噛み合わず、今週の中日、DeNAとの神宮6連戦は、1勝5敗という結果に終わってしまった。ホームでこの結果ではファンも離れていってしまうのではないか?昨日今日に関しては、ヤクルトファンの数少ない楽しみである小川とバレンティンに関してもファンが期待するような結果にはならず、ファンにとってもダメージの大きい連敗となってしまった。

そんな試合で希望を持たせてくれたのは先発松岡の好投だった。前回登板時のブログにも書いたのだが、松岡は先発としてやっていけるだけのボールは投げることが出来ていると思う。
しかし前回はそんなボールを投げながらも早い回で広島打線に掴まりKOされてしまった。それでもこのまま先発として見てみたいと感じていたのだが、今日は松岡がその期待に応えてくれた。今日は相川とのバッテリーだったのだが、ストレート系のボールを強気に使い、ほぼ危なげないピッチングを見せてくれた。DeNA打線は決して易しい相手ではないと思うのだが7回で114球を投げ、被安打3(被本塁打1)与四死球2の1失点と先発の役割を果たしてくれた。また奪三振の数も9つを数え、非常に魅力的なピッチングを見せてくれた。先発でもこれだけキレの良いストレートを投げられることに驚いた。テレビ観戦は出来ていないのだが、相川のリードも良かったのではないだろうか?松岡にとっては来シーズンの先発ローテーション入りに向けてこれからの登板が大事になる。今日はナイスピッチングと言っても良いだろう。

8回、9回は山本哲、石山を起用したのだが、今日は石山が掴まってしまう。先頭のブランコにポテンヒットを打たれると続く梶谷のバントを相川が悪送球してしまい、ピンチを広げてしまう。その後1アウト満塁、打者鶴岡の場面でDeNAは初球スクイズを敢行する。これを見事に決められてしまい、結局この1点が決勝点となってしまった。これはDeNAの采配を誉めるべきだと思うのだが、おそらく石山ー相川のバッテリーに初球スクイズの頭はなかったのではないだろうか?鶴岡のバント自体は少し強く転がり、ホームで刺せるのでは?と思えるような打球だったが、おそらく石山が普通に処理していてもホームは間に合わなかっただろう。それだけサードランナーが良いスタートを切っていたのではないだろうか?見事にやられてしまった。

打線は、初回にバレンティンの犠牲フライで1点を先制するもののその後は、DeNAの6人の投手リレーの前に得点を奪えず、先発松岡の好投を見殺しにしてしまった。
8安打3四球で1点というのはやはり繋がりの悪さを感じてしまう。打つ能力といった点では他チームに引けを取らないと思うのだが、それにしても線としての繋がりに欠ける印象である。機動力、進塁打、得点圏での攻撃など課題は多く、他球団からしたら嫌らしさを感じない打線だと思う。チームとしてどうやったら点を取れる打線になるのか考えなければならない。前半戦に比べて打順は固定され始めている。自分に求められてる役割は何なのか?しっかり考えて野球に取り組む必要がある。

来シーズンの事を思うと宮本という存在がいなくなるだけに非常に心配である。野村監督時代に築き上げた個人の力が低くても勝てる野球は完全に消え失せたと言って良いだろう。それだけにどんなチームを作っていくのか考え直さなければならない。(でもやっぱり心配だなあ…)

「今日のバレンティン」
1打数0安打2四球1打点
1打席目のレフトへの犠牲フライが非常に惜しかった。この時神宮は強い逆風が吹いていたようで押し戻されてしまった。その後の打席は勝負してもらえた打席もあったのだが、2四球もありホームランは出なかった。少ないチャンスの中厳しい部分はあると思うのだが、何とか記録を達成してもらいたい。

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コメント

  1. 久保田 より:

    来季に向けて…。正直、暗黒の土橋・関根時代に入ってしまったような気がします。打線が打てば投手陣はそれ以上に打たれ、投手陣が抑えれば打線が繋がらない…。関根時代はホーナー、レオンがいても勝てませんでした…。何だか状況が似すぎています。仮に来季、館山とミレッジが戻れても、絶対的なリリーフ陣と2割8分以上は打てる日本人打者が何人かいないと厳しいでしょう…。小川監督も、もしかしたら今季で退陣かもしれませんね…。一昨日の試合、バネのあと七条では無理でしょう。すぐに石山投入だったと私は思います。最近は、やや納得の行かない負けが少なくはないです…。

  2. FIYS より:

    > 久保田さんへ
    私は土橋監督時代は全く記憶になく、関根監督時代は微かに記憶がある程度です。それでもヤクルトファンになったばかりの頃で弱くても魅力的なチームに感じていました。意外に今の小学生くらいの年代には面白い選手が多いチームに感じている子どももいるのではないでしょうか?
    継投に関しては現在の人材の中で戦うこと自体非常に厳しいじょうたいなので、難しいでしょうね。

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