2013年戦力外選手

寂しい季節なのだが、今年も戦力外の選手が発表された。先日の3選手に続き、今日は6選手の戦力外の発表があった。投手では、フェルナンデス、太田、中根、松井光、藤田、正田。野手では水野、水田、楠城が戦力外となった。
太田、中根が2年で戦力外になってしまったことと今シーズンそれなりに戦力になっていた藤田の戦力外は少し意外だったが、ほぼ順当な人選になったかな?という印象である。現役を続行する人も第2の人生を送る人も頑張ってもらいたい。

ラファエル・フェルナンデス投手
・育成選手として入団してから5年。支配下選手登録も勝ち取り、ブラジル代表としてWBC本戦に進み、日本戦では先発投手も務めた。今シーズンのさらなる飛躍が期待されたのだが、1軍登板0に終わってしまった。今シーズン終盤にユウイチが活躍したが、中途半端なブラジル路線は何か意味があるのだろうか?

太田 裕哉投手
・太田に関しては、完全にスカウトの失敗ではないだろうか?まだ2年目の25歳なのだが、1軍登板を果たせずに戦力外となってしまった。一関学院で甲子園に出場した試合をたまたまテレビで見ており、いいピッチャーだなと感じていた選手だけにまだ野球にしがみついてもらいたい。もしかすると完全に自分の投球を見失ってしまっているのかもしれないが、まだまだ若い。是非ヤクルトを見返してほしい。

中根 佑二投手
・太田同様2年での退団となってしまった。しかし中根の場合は怪我に泣かされたという印象で、太田の戦力外とは意味合いが違う。潜在能力はピカイチだと思うのだが、高校時代から怪我に苦しみ、ヤクルト入団後もすぐに右膝十字靭帯再建手術を受け、リハビリに励んでいた。それでもここでの戦力外通告ということは怪我の状態が良くないのではないだろうか?大学時代の投球は素晴らしいものだったようなのでその投球を見てみたかった。中根もまだまだ若いのでもう一踏ん張りしてもらいたいのだが…(育成契約という噂も聞いたような気がするが…どうなのだろうか?)

松井 光介投手
・アマチュア時代は、横浜高ー亜細亜大ーJR東日本というエリート街道を歩んできた松井光は、27歳でようやくプロ入りすると大きな活躍はなかったが、先発にリリーフに地味に活躍し続けた。チームの便利屋的な存在として貴重な存在だった。昨シーズンはリリーフとして短期間だったが輝きを放っていた。今シーズンは1軍で結果を残せなかったのでこの戦力外は仕方ないだろう。

正田 樹投手
・桐生第一高で甲子園優勝投手となったスター選手である。そんな正田も一旦はNPBを離れ、BCリーグも経験した後でのヤクルト入団となった。貴重な左腕として昨シーズン、今シーズン共に多少はチャンスがあったのだが、決め手に欠けてしまったか?正田もまだまだ老け込む歳ではない。新たな働き場所はあるのではないだろうか?

水野 祐希捕手
・高卒の捕手ということでプロ入り時点から茨の道だったのではないだろうか?8年間2軍暮らしが続いたが、逆に言えば2軍でも8年間チームに必要とされたということだと思う。選手としての活躍を見ることはできなかったのだが、きっと素晴らしい人間性を持った選手なのではないだろうか?

水田 圭介内野手
・西武ー阪神ー中日ーヤクルトと渡り歩いたここまでのプロ野球人生だった。これだけ様々なチームに獲得してもらっているということは、何か必要なものを持っているということなのだと思う。今シーズンはホームランも放ち、チャンスを活かそうとしたのだが、やはり決め手に欠けてしまった印象がある。現役続行を希望しているようなので頑張ってもらいたい。若手の教育係としても良い存在になるのではないだろうか?

楠城 祐介外野手
・楽天からトレードで入団したのだが、1軍での活躍は叶わなかった。水田にも言えることなのかもしれないが、ヤクルトはどういう意図でこの2人を獲得しようとしたのだろうか?選手そのものを否定するわけにはいかないのだが、何かしっくりこないものがある。

藤田 太陽投手
・今シーズンからヤクルトに入団した藤田は、20試合に登板し、防御率1.93という数字が残った。バーネットが崩れた中でのセーブポイントもあり、それなりに活躍していたと思うのだが…年齢的なこともあるとは思うのだが戦力外というのはちょっと厳しいかな?という気がする。チームに貴重なサイドスローの投手だっただけに少しもったいないのではないだろうか?

これからドラフト会議もあり、行く人もいれば来る人もいるというところなのだが…やっぱり寂しいですね。

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コメント

  1. でぶちゃん より:

    正田は晩年の山部のようだったですね(ストレートが投げれない、プロとして致命傷)。今回、解雇されなかった選手にも心配なところが多々あります。まずは増渕、何故オーバースローに戻したのか?今シーズンも観たのですがフォームのバランスが悪いこと、七條もルーキー時代のキレが無かったなあ、野口はどうして残ったのだろうか?由規も2年も投げていないのに来期開幕は大丈夫なのか?若松さんが再三指摘している浩康の軸足が離れる癖、・・・その他に慢性的な左の大砲とパワー型ピッチャーの不足(ビジターで勝てない原因の一つ)。そして何よりも小川監督以下首脳陣がチョクチョク口にする『巨人は選手層が厚いから』『甲子園のふいん気に飲まれた』とこの負け犬根性を改善しない限り、来期も同じ結果になると思います。

  2. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    山部も晩年は腕を下げて全く別人のピッチングになってしまいましたよね。正田も怪我に苦しんだ部分もあるのでしょうかね?
    野口の残留は意外でしたね。やはりドラ1は多少は優遇される部分もあるのですかね?残留したからにはどこかで戦力になってもらいたいのですが…
    増渕も心配ですね。正直もう期待はしていませんが、良い意味で予想を裏切ってもらいたいと思います。

    来シーズン出来る限り巻き返してもらいたいですね。

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