石川と阪神の相性

ヤクルト6-12阪神

いくらなんでも石川が阪神相手に打たれ過ぎである。今シーズンは1回目の登板で4回2/3を被安打9(被本塁打2)与四球2の10失点(自責点8)。2回目の登板で5回2/3を被安打8与四死球5の7失点(自責点6)。そして今日は3回1/3を被安打10(被本塁打2)の10失点(自責点9)という数字が残ってしまった。

ここまで打ち込まれてしまうと流石に心配になってしまう。以前にも同じことを書いているのだが、阪神打線に見下されているように感じる。各打者に自信を持ってスイングされてしまっている。初回は先頭上本からゴメスの犠牲フライを挟んで7連打で7失点と阪神打線に完全に呑み込まれてしまった。昨シーズンから何度も見ているビッグイニングの献上である。今シーズンに関しては、上記の通り石川は阪神戦に3試合登板し、13回2/3を投げて27失点。防御率は15.15ということだ。石川の調子が悪かったと言えばそれまでだと思うのだが、何か癖みたいなものを掴まれているのではないか?と勘ぐりたくなるほどに自信を持って攻略されてしまっている。上本、大和に掻き回され、中軸に打ち込まれ、下位打線も止められないとなるとどうすることもできない。
2回目の登板の際にはルーキーの梅野に対して非常に投げづらそうにしていたのだが、今日も見事なホームランを2本も浴びてしまった。石川キラー誕生の瞬間なのかもしれない。
ここまで同一チームに打ち込まれてしまうと、ローテを変更する必要も出て来るかもしれない。「何故阪神にここまで打ち込まれてしまっているのか?」原因を探る必要があると思われる。原因が分かるまでは石川を阪神戦の先発マウンドに送ることは危険に感じる。

石川の後を継いだ松岡も阪神打線の勢いを止められず失点を重ねてしまった。松岡に関してはやはり起用法がイマイチ納得できない。前回の巨人戦に続いて序盤で大量リードを奪われたところでの登板となったが、先発投手が残したランナーをホームに返してしまっている。今現在の松岡に仕事を選んでいる余裕はないと思われるが、あまりに起用法が雑ではないだろうか?少し気になっている。

打線は藤浪相手に6回までで10安打6得点と気を吐いたが、あまりにも失点が大き過ぎた。それでもよく振れていると思うのだが、4番川端がブレーキ気味になっているのが少し気になる。今日は3番山田が1安打3四球と4度出塁したのだが、川端が5-0と全く仕事をすることが出来なかった。バレンティン、畠山がいない中で良く戦っているが、この川端がブレーキとなってしまうと思うような攻撃が仕掛けられなくなってしまう。今日も川端に当たりが出ていればもう少し阪神を慌てさせることが出来たと思う。それだけにこの川端の不調は残念だった。

選手起用については、やはり捕手の起用法が気になる。前回は中村とバッテリーを組んで勝利した石川だったが、今日は以前のように相川がマスクを被った。この辺の意図が全く分からないのである。小川監督は先日の巨人戦での大敗受けて、「勝つためには厳しさを出していく。今まで甘すぎた。」という主旨のコメントをしていたと思うのだが…今日の試合でその厳しさは見られたのだろうか?
個人的には、大差を追う展開になったのだから、石川降板時にキャッチャーも中村に変えて良かったのでは?と感じている。大量失点してしまった責任は相川にもあるのではないだろうか?そして試合展開から打撃好調の選手を優先して起用しても良かった場面だと思うのだが…小川監督はそんな決断をしなかった。それにしても捕手の起用法は本当に謎である。何か起用の法則のようなものがあるのだろうか?分かっている方がいれば是非教えてもらいたい。

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コメント

  1. おに より:

    はじめまして。
    捕手の起用方については、私も疑問を感じます。シーズンの最初から、捕手3人体制でやってほしいなと思ってました。投手力が弱いチームですし、せめて捕手ぐらい充実してほいと思います。

  2. パンダ より:

    私も中村捕手使わない理由がわかりません。どうせ点を取られるなら打撃がいい中村捕手を使って欲しいです。

  3. FIYS より:

    > おにさんへ

    コメントありがとうございます。確かに捕手は3人制で良いですよね。相川と中村を効果的に起用してほしいと感じています。

  4. FIYS より:

    > パンダさんへ

    今シーズン間違いなく中村は成長していますよね。どういう意図を持って小川監督が中村と相川を使い分けているのか分からないんですよね。

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