ヤクルトらしく連敗ストップ

ヤクルト12-1巨人

19安打12得点の猛攻で連敗を5でストップした。5連敗中も今シーズンのヤクルトらしい負け方をしていたのだが、今日の大勝もある意味ヤクルトらしい。

先発の石川は本当に今シーズンの登板は1試合1試合の波が大きい。今日の投球は素晴らしかった。前回、前々回の登板では非常に不甲斐ない投球を見せてしまったのだが、よく立て直してみせた。こういった所が長年先発ローテーションで活躍し続けられる秘訣なのだろう。

今日は8回を被安打5与四死球1の1失点という数字が残った。ピンチらしいピンチは2回だけでその2回も何とか最少失点で切り抜けてみせた。終わってみればこの2回裏の巨人の攻撃を1失点で踏みとどまれた部分は大きかったのかもしれない。
3回以降は完全に石川のペースとなり巨人打線を手玉に取って見せた。ストライク先行で巨人の打者に考える暇さえ与えないようなピッチングだった。2回終了時点で石川の球数は46球を数えていたのだが、8回終了時点では107球ということで3回以降の球数の少なさが際立っていた。これが本来の石川の投球なのだが、今後どれくらいこういったピッチングを見せてくれるだろうか?今回の登板が背水の登板になるのでは?と考えていたが、石川はしっかり結果を出してみせた。ベテラン投手の底力を見せてもらった。

打線も今日は19安打で12得点ということでよく繋がった。序盤で内海をマウンドから引きずり降ろせたことが大きな要因だろう。これだけ点を獲った試合で文句を言ってはいけないと思うのだが、終盤の得点に関してはおまけみたいなものである。プレッシャーの掛からない場面であれば自分のバッティングが出来るというのはヤクルト打線の潜在能力の高さを示していると思うのだが、私達ファンが期待したいのは「ここぞ」の場面で結果を残す姿である。
そういった意味では3回~7回までに小刻みに得点を奪えたのは良かったと思う。3回の山田の同点ホームランはその飛距離に驚いたし、4回の野口、中村、川島の3連打での1点、山田が四球を選んだ後の川端のタイムリーも素晴らしかった。5回の2アウトからの中村のタイムリーと山田の押し出し四球も効果的だったし、6回の代打岩村のバットを折りながらのタイムリーも執念を感じた。その後も8回には山田、上田のタイムリー、9回には5連打で4得点と久々にスカッとするような攻撃を見せてくれた。
特に山田のバッティングは本当に素晴らしい。パワーが付いたのはもちろんの事、ボールを見逃す形が素晴らしい。長い時間ボールを見ているため簡単に形を崩されない。巨人のバッテリーも緩急で崩しにかかってきたが、山田は動じなかった。怪我さえなければこの勢いは当分続くのではないだろうか?

P.S 村中と押本はすぐに登録抹消しましたね。この素早い決断は良かったと思う。2人とも1軍レベルに達していなかった。やはり1度怪我をしてしまうと元の姿に戻ることは非常に厳しいですね。
そして今日木谷と西田が1軍登録された。久しぶりに西田を見たのだが、だいぶ身体が出来上がってきているように感じた。プロのキャッチャーらしい雰囲気が出て来たと思う。今後が楽しみである。

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コメント

  1. でぶちゃん より:

    肝心な時の飯原落球、比屋根の弱肩、武内の球際の弱さ、そりゃ勝てんわな

  2. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    野村克也氏が毛嫌いしそうなゲームでしたね。しかしこれが今のヤクルトの実力ですね。

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