逃げ切り失敗。8回カーペンターを継続するのか?

ヤクルト4-7広島(延長10回)

先制されながらもいい展開に持ち込んでいただけに、何とか逃げ切ってほしかった。後半戦のポイントになるのではないか?と見ていた8回カーペンター、9回バーネットのリレーに関しては、完全にカーペンターがつまずいてしまっている。前途多難である。

今日も試合を見れていないのだが、先発の八木はおそらく絶好調に近い出来だったのではないだろうか?初回にいきなり堂林に先頭打者ホームランを許してしまったものの、その後はストレートを軸にして広島打線を抑え込んで行った。しかしその割には、6回1/3を被安打8(被本塁打2)与四死球1の3失点と調子が良かったとは思えない数字が並んでしまった。ここら辺が八木の不器用さである。先頭打者ホームランを浴びてしまったり、2アウトから突然崩れてしまったり、代打ホームランを浴びてしまったりとどうしても試合の中で突如として崩れてしまう場面が出てきてしまう。おそらく今日は調子が良かったからこそ何とか3失点で済んだと思うのだが、こういう投球をしていては中々勝ち星は増えてこないだろう。いいボールを持っているだけに非常にもったいない。

それでも7回までリードを奪い、何とか逃げ切りたかったのだが、今日も8回にカーペンターがエルドレッドにホームランを浴びてしまい、あっさり同点に追いつかれてしまった。おそらく後半戦は8回カーペンターで固定していく予定だと思うのだが、2日続けて被弾してしまうという不安定さである。昨シーズンのバレンティンを思わすようなホームラン量産態勢に入っているエルドレッドに対して2日続けて甘いボールを投げてしまった。これは投げミスと言われても仕方ないようなボールだったと思う。
このままだとカーペンターの扱いがまた難しくなってきてしまう。首脳陣はどういう判断を下すだろうか?個人的にはもう少し8回カーペンター、9回バーネットの形は継続するしかないのでは?と考えている。昨日、今日はエルドレッド1人にやられてしまった部分もあるので、最低でもあと一回はチャンスを与えて良いのではないだろうか?
9回にバーネットが好リリーフをし、一旦はヤクルトに流れが傾いたのでは?と感じたのだが、結局10回に木谷が丸、エルドレッドにホームランを浴び、終戦となってしまった。この展開で勝てないとなるとやはり厳しい。

野手陣はバレンティンの名前が先発オーダーから消えてしまった。昨日のブログにも書いたのだが、素人目に見ても明らかに本調子からは程遠い状態だったのでこの離脱は想定内ではあった。それでもバレンティンがいなくなってしまうと打線の迫力を欠いてしまうというのも事実である。明日からのオーダーも気になる所である。それにしてもバレンティンの怪我も長引いているのが気になる。このまま残りのシーズンを棒に振るようなことがなければ良いのだが…

それでも打線は2点リードを許した4回に森岡が見事にエンドランを決め、チャンスを広げると岩村のセカンドゴロの間にまず1点、直後に武内の逆転2ランが飛び出し、一気に逆転に成功する。昨日に続きワンチャンスを上手く活かすと、4回にも川端のタイムリーで1点を追加した。欲を言えばその後のチャンスで1本出ていれば…ということはあるのだが、そこまで期待するのは酷というものだろう。
その後は上田の連続ファインプレーなどで何とかリードを保ってきたのだが、上記の通り8回に追いつかれてしまう。今日の采配で一つ苦言を呈すならば9回の攻撃時の采配である。先頭の中村がヒットを放ち、サヨナラのランナーが出るのだが、続く代打荒木が送りバントを失敗し、最悪のダブルプレーに終わってしまう。この場面なのだが、大事なサヨナラのランナーということで送りバントを選択するのは間違っていないと思うのだが、勝負を賭けるのなら代走比屋根、代打田中浩で確実に送るという方法を取っても良かったのではないだろうか?(三輪がいれば確実に三輪の場面ではあるのだが…)もちろん田中浩は切り札的に大事な場面にとっておきたい気持ちもあったと思うのだが…結局荒木がダブルプレーに倒れてしまい、試合の流れも一気に広島に傾いてしまった。

好守もありながら粘り強く戦っていただけに非常に残念なゲームになってしまった。上手く行きませんね。

P.S 武内は今季第3号ホームランということですが、このブログで取り上げることはほとんどなかったかと思います。個人的な期待値が低いこともあってあまり触れていない部分もあると思うのですが、次はチームの勝利に直結するような活躍に期待したいと思います。これから夏の甲子園の時期にもなりますが、自信満々にバットを振り回していた智弁和歌山高校時代を思い起こさせるようなスイングに期待してみたい!

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コメント

  1. でぶちゃん より:

    8回10回のエルドレッド1発は無理、カーペンター云々じゃなく無理、チームの勢いの差です。我がスワローズが強い時、ハウエル、オマリー、ぺタ、ラミ、バレンティン凄い時って相手投手が誰だって打ち崩してたじゃない、だからチームは常に優勝争う状態でなきゃダメなんだ!フロント陣は本当に何とかしてほしい

  2. より:

    テレビで見ましたが、この日の八木はMAX148km出てましたしストレートは平均で145Kmくらいで変化球も低めにいってましたから絶好調だと思いますがホームランを打たれたのは中村の配球が??両方とも3ボール2ストライクの真っ直ぐを続けてやられてます、また延長での丸へもホームランも内角のストレートです。強気なリードが特徴の中村ですが相手に傾向が読まれてますしフォアボールを嫌がってストライクゾーンで勝負しています、ベンチからもフォアボールなら打たれてよしって指示だと思いますが1試合に5本のホームランは考えものです(イニングの間に小野バッテリコーチと話している姿か映ってました)
    それと投手交代もカーペンターはリベンジのチャンスで打たれてしまったのは力負けですが延長の木谷はないです、バーネットとカーペンターの速球派の投手からスピードが10km程度落ちる投手に変わったrら相手の目も楽についていけます。(中継ぎ陣も厳しいが投手の継投ミスが多い気がします、やはり采配ミスと言わざるえないです)

    最後に智弁和歌山の頃の武内は凄かったと思います、その後に早大に行っても4番を打つなどで良く打つなってイメージしかなかったからヤクルトに入ってからの伸び悩みは寂しいですね(守備も上手いのに)彼はパリーグの方が向いているのかなと最近、思うようになりました。

  3. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    チームの勢いの差。その通りでしょうね。エルドレッドが今シーズンここまで打つとは全く予想していませんでした。怖いバッターですね。

  4. FIYS より:

    > Kさんへ

    継投に関しては、完全に9回での逃げ切りを考えていただけに10回の木谷は仕方ない部分もあったかもしれませんね。個人的には先発で起用したりリリーフで起用したり役割が固定できない選手が多過ぎることが気になっています。

    武内に関しては、個人的には早大時代に中距離ヒッタータイプに転向したことが裏目に出たのかな?と感じています。少し方向性を見誤ってしまったのではないでしょうか?

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