木谷はどうしてしまったのだろう?

ヤクルト6-12広島

初回の木谷の大乱調でほぼ試合は決してしまった。谷内のプロ入り初ホームランなどで追い上げたが、初回の失点があまりに大きかった。

それにしても木谷はどうしてしまったのだろう?序盤戦は消去法ではあるが、ヤクルト先発陣の中では安定した投球を見せてくれていたのだが…私の中では交流戦の西武戦からピッチングが急に狂ってしまったような印象を持っている。その試合の記事はこちらから→「打線が投手を育てる?

この試合の木谷は序盤は非常に調子が良かったのだが、4回2アウトから突如として大崩れしてしまった。セットポジションの投球に課題があるのかな?と感じたのだが、それだけではなさそうだ。精神的な乱れなのかメカニック的な乱れなのかは分からないのだが、コントロールも明らかに悪くなっている印象がある。
良い時の木谷は右バッターでも左バッターでも関係なく投手の基本である外角のストレートをしっかり投げ切れるところが長所だったと思うのだが、このストレートが思う所にコントロールできていない。こうなると並から波以下の投手に成り下がってしまう。
今日の試合も一球速報を追っただけなのだが、ボールのキレ自体はそこまで悪くなかったのではないだろうか?しかし武器であるはずのストレートのコントロールが定まらず厳しい所を狙っては四球を与え、甘くなったところをしっかり打ち崩されてしまった。2つのワイルドピッチも1軍レベルの投手の投球とは言えなかった。それにしても2/3で被安打5与四死球3で7失点とは…酷い結果になってしまった。
まずは木谷のピッチングの生命線であったはずの外角いっぱいにコントロールできるストレートを取り戻してほしい。そうすればもう一つの武器となるフォークも活きると思うし、カーブ、シュートで投球の幅が広がるはずだ。おそらくこれで2軍落ちとなると思うのだが、もう一度自分のピッチングを取り戻してもらいたい。

リリーフ投手に関しては、山本哲、久古が2回を無失点に抑えて一時はそれなりのゲーム展開に持ち込んだのだが、今のヤクルトではこれが精一杯である。江村が左打者にことごとくやられてしまったこと、大事な場面で松岡が打ち込まれてしまったことの方が印象に残った。

打線は序盤に大差が付いてしまった中で選手を大幅に入れ替えつつ粘ったが及ばなかった。試合を見ていないので分からないのだが、バレンティンの交代はどういった意図があったのだろうか?谷内に3ランが飛び出し、追い上げを開始した直後だっただけに不可解だった。

今日は気になった選手を簡単に振り返りたい。

山田ーこういった試合展開でもタイムリーを含む2安打を放つのは素晴らしい。最後までタイトル争いに絡むことが出来そうだ。

谷内ープロ入り初ホームランとなる3ランホームランを放ってみせた。一流投手と言って良い野村からインコースのボールを上手くさばいて見せた。谷内の打撃は間違いなく成長している。派手さはない選手だが、今のヤクルトにとっては中々面白い存在である。

武内ー先日貴重なホームランを放ったのだが、今日は猛打賞と気を吐いた。上田、比屋根がレギュラー取りに失敗する中でチャンスが回ってきた。私の中ではこの武内に関しては雄平同様打撃で結果を残していくしか生き残る道はないと思っている。守備が上手いと言ってもファーストでのことであり、外野の守備はそこまで上手いとは思わない。最後のチャンスだと思って打撃で結果を残してほしい。

藤井ー3回からマスクを被り試合を落ち着かせてみせた。リードの事はよく分からないが、いい仕事をしたのではないだろうか?しかしこの藤井に期待したいのは「打って走れる捕手の姿」である。3三振では使い辛い。

明日の先発はナーブソンー福井である。先日好投したナーブソンがどんな投球を見せてくれるだろうか?

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コメント

  1. k より:

    昨日の試合を見ましたが木谷は調子のいい広島打線に甘いところに投げてはいけないので厳しいコースを狙って四球を連発し、球を置きにいったところを打たれ、今度は腕を振って投げると引っかかって暴投など全く修正が出来なかった感じでしたが、何より表情を見ているとパニック状態で頻繁にベンチを見て早く交代させてくれって感じで助けを求めている印象を受けました(ベンチに下がった後の表情は落ち着いた感じでしたね)
    記事にもあるように西武戦で打たれまくったあたりからおかしいですよね、精神的に弱い選手な気がして自分のボールに自信がもてなくなっているような気がします(イップスなのかな?)気持が弱いとプロでやっていくのは厳しいと言わざる得ないですし背番号16を背負うのは荷が重いと思います(来年は八木に譲ってあげて欲しいです)


    高校野球は多くは見れてませんが同じく大阪桐蔭の峰本・香月はいいですよね、上背はないですが動きもよくパワーも技術も合わせもっていて間違いなくプロで活躍しそうな素材ですよね(大阪桐蔭の野手出身はプロで活躍する選手は多いですし)
    私的には今秋のドラフトでヤクルトに1位指名して欲しいのは今大会に出場してませんが横浜高校の浅間外野手です、新宿区の出身で地元ですしセンターライン強化という意味で長く固定出来そうですし高卒の外野専門の選手で1位指名ってなかなか出てこないので指名して欲しいものです。
    あと批判ではないですが智弁の岡本君はパリーグって感じがしませんかね(笑)それと智弁からプロに行って活躍した選手はあまりいないのも気になります。

  2. FIYS より:

    > Kさんへ

    そうですね。木谷はイップスの可能性がありますかね。だとするとちょっと厄介ですね。持っているものの確かさは今シーズンの前半戦で見せてくれていたと思うので、何とか立ち直ってもらいたいですね。

    高校野球に関してのコメントまでありがとうございます。個人的にはそろそろ長距離砲の獲得があっても良いと思います。時間が掛かってでも育ててみてほしいものです。(タイプ的にはパリーグっぽいですよね。)
    浅間も野球センスの塊と言う感じで非常に魅力的ですね。ヤクルトファンと言う情報もあるのでなおさら獲得に向かってもらいたい選手ですね。外野手のドラ1候補と言うことでオリックスの外れ外れ外れ1位の駿太と比べてしまうのですが総合力では浅間の方が上というのが私の評価です。特に浅間のバットコントロールは素晴らしいように感じます。身体が出来上がればホームランも20本以上期待できるようなタイプかもしれませんね。

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