井納をKO!

ヤクルト12-3DeNA

今シーズン0勝5敗と苦手にしていた井納を打ち崩し、大勝となった。ちょっと大袈裟かもしれないが今までの5敗分をチャラにするような1勝になったと思う。今まではっきりとは言わなかったのだが、この打線はヤクルト史上最強打線と言っても良いのかもしれない。

ここまでやられたい放題やられていた井納を相手にしてもヤクルト打線の勢いは止まらなかった。初回から0アウト満塁のチャンスを作り、一気に畳み掛けるかと思ったのだが、バレンティンがダブルプレー、雄平がセカンドゴロで打ち取られ先制点を奪えず、嫌な雰囲気が漂う立ち上がりとなってしまった。それでも今のヤクルト打線の勢いが止まることはなかった。
3回に雄平のタイムリーで先制すると続く畠山が豪快にレフトスタンドに運ぶ3ランホームランを放ってリードを広げる。今のヤクルトはこれでは終わらない。2アウトから中村が四球を選ぶと石川がヒットで繋ぐ。ここで山田は井納の外角低めの変化球を逆方向に上手く運ぶと打球はグングンと伸び、ライトスタンドに飛び込む3ランホームランとなり、この回一挙に7点をあげる猛攻で試合の大勢を決めてみせた。
井納は山田のホームランで降板となり、おそらくヤクルト打線に恐怖心を感じたのではないだろうか?昨日のブログに「やられたらやり返せ。」と書いたのだが、しっかり仕返しをしてくれた。相手にダメージを与えるような素晴らしい攻撃だったと思う。

その後もヤクルト打線は手を緩めず、5回には中村の3ラン、6回には畠山のこの試合2本目のホームランとなるソロホームランで加点すると9回にも3連打でチャンスを作り、上田の犠牲フライで1点を追加する。合計16安打、4ホームランで12点という猛攻で今日も打線が勝利を手繰り寄せた。
山田、川端、畠山が猛打賞で気を吐いた。今まで山田や雄平の陰に隠れてしまい何となく地味に映っていた川端がここのところヒットを量産し、いつの間にか打率を.333まで上げて来ていた。バレンティンが抑え込まれてもこれだけ得点を奪えるヤクルト打線はやはり驚異的である。ネットなどで「セ界の火ヤク庫」などという表記を見た覚えがあるが、そろそろ本格的に打線に愛称を募集して見ても良いかもしれない。

先発の石川は、初回、2回とスムーズに立ち上がれたのが大きかった。3回に大量援護をもらってからは余裕を持ってDeNA打線と対峙し、結局6回を被安打7与四死球1の2失点と先発としての役割を果たしてみせた。正直これだけの大量援護があった中での投球だったのでもう1、2イニングは投げてほしかったが、今の石川の状態を考えると充分である。今シーズンは試合ごとに波が激しいものの何だかんだで8勝目である。ここら辺が良くも悪くも石川らしさということになるだろうか?

7月末に「小川ヤクルト終焉の予感」という記事を書き、選手の奮起を促したのだが、見事に選手が奮起してくれている。安定感のある戦いをしている訳ではないので、まだまだ信頼は置けないが、できる限りこの調子を続けてもらいたい。明日のDeNAの先発はモスコーソである。いいピッチャーではあるが、このままの調子で打ち崩してほしい。明日のポイントはバレンティン、上田と見る。
そしてヤクルトの先発は新垣である。正直私は期待していないので気楽に見守りたいと思う。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村







コメント

  1. 匿名 より:

    今日別のサイトで面白いコメント(上手い表現)を見ました
    山田は火ヤク庫の導火線
    コイツに火がついたら打線が大爆発だと

    長打率はリーグ1位だし、覚醒前から山田は1,2番タイプじゃなく3番タイプだと言われていましたが↑を見て、このまま1番でいいなと思いました

    まぁ勝ってる時は動かさないのが鉄則ですしねw

  2. ダダ より:

    打線の愛称募集とかは止めた方がいい。
    ロクな事にならん気がする。

  3. FIYS より:

    > ーさんへ

    山田に関しては、いまのメンバーなら1番で良いですね。スケールの大きな1番打者としてヤクルト打線の核となってくれていますね。スター誕生の瞬間を見ている気分です。

  4. FIYS より:

    > ダダさんへ

    そうですね。愛称は募集するものではなく自然発生的に定着するのが本来の形ですね。確かにそういうことをするとロクなことになりませんね。愛称募集の件は撤回します。

タイトルとURLをコピーしました