小川ヤクルト終焉の予感

ヤクルト1-10DeNA

小川監督の体調が心配になる。そんなチーム状況である。中5日での小川投入も裏目に出てしまった。2010年の高田監督辞任時と似たような雰囲気になってきているように感じる。全てが上手く行かない状況である。

プロ初の中5日での登板となった小川は5回を被安打11(被本塁打1)与四死球1の5失点とらしくない投球となってしまった。今日も試合を見ていないので何とも言えないのだが、これだけ打たれてしまったということはやはりあまり調子が良くなかったと見たほうが良いのかもしれない。前半戦怪我で離脱していたとはいえここから本当に中5日で回していくのだろうか?少し心配になる今日の投球だった。それでも小川は責任感の強い投手である。もしかすると中5日で奮闘するのかもしれない。今日は打ち込まれてしまったが、小川を責める気にはなれない。やられたらやり返せばいい。
リリーフ陣は今日も赤川、阿部と打ち込まれてしまった。単純に実力不足である。
こうなると心配になってくるのが今年のドラフトである。安易な「即戦力投手かき集めドラフト」を何年も続けなければならないのだろうか?個人的には今年こそは将来の軸となるようなスケールの大きい高校生選手の指名に向かってもらいたいと思っているのだが…中途半端な即戦力投手路線はチーム力の根本的な底上げにはつながらないのではないだろうか?

打線はチャンスで1本が出ないヤクルト打線に逆戻りしてしまった。先発オーダー自体は私の好みなのだが、昨日に続いて今日も全く繋がらなかった。これに関しては、これまで弱小チームのエースとして横浜、DeNAを支えてきた三浦の投球術を誉めた方が良いのかもしれないが、それでも言い方は悪いが、全盛期を過ぎた三浦相手に8回1得点というのは頂けない。チーム全体が終戦モードになってしまってはいないだろうか?これまで小川監督に支えてもらった選手達は「今」奮起しなければならない。今シーズンは山田をはじめとする若い選手がチャンスを掴んできている。最下位に沈んではいるのだが、今度は選手が小川監督を支える番である。

今までのブログを読んでもらえばなんとなく分かると思うのだが、私は小川監督を高く評価している。2010年絶望的な位置にいたチームを蘇らせ、その後チームを優勝争いに導いて見せた。あの頃は小川監督の采配とチーム状況が上手くマッチしていた。それが怪我人もあっていつの間にかチームはバランスを崩してしまい、昨シーズンから最下位に沈んでしまっている。おそらく真面目な小川監督は自分の責任を強く感じているだろう。そんな状況下でおそらく自信も失いかけているのではないだろうか?最近の采配のブレは非常に気になる所である。
おそらくこのまま行くと来シーズンも小川監督が続投する可能性は限りなく0に近いだろう。それでも次代のスワローズに繋がる「何か」を残してもらいたい。山田、雄平、中村、上田などの若手野手とエース小川。若手は間違いなく育ってきている。最後の最後まで小川監督らしく、真面目に実直に戦い抜いてほしい。

P.S 以前「弱小チームのエースの佇まい」、「新・暗黒時代のエース誕生か?」という記事を書いたのだが、小川は正にこの弱小チームのエースという言葉がぴったりくるような選手になってきている。セリーグの弱小チームのエースと言えば今日のDeNA先発の三浦投手が真っ先に浮かぶのだが、そのバトンを受け取るのは小川投手になってしまうかもしれない。投げるだけでなく打席でも打ってやろうとする気持ちが前面に伝わってくる。その負けん気でチームを引っ張り上げてもらいたい。

こういう試合が続くとブログを更新するにも何を書いて良いのか分からなくなります。少しでも明るい話題があれば良いのですが…

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コメント

  1. パイン より:

    ここ数年の、ドラフト戦略は間違っていたと言っていいと思いますね。
    中途半端な補強の中からは、主力も将来性も育ちません。

    名の挙がった山田、雄平、中村、上田みんな高卒です。
    スケールの大きい高校生を揃えるべきですよ。

    バレにもライアンにも昨年のような活躍はもう期待できません。
    山田、雄平が打ちまくり、川端がフル出場しても勝てません。
    故障した投手は復帰しても多くは望めません。

    首脳陣が、どう変わろうと選手の層を厚くしていくしかないと考えます。

    借金20については、昨年と変わらないので、小川さんには腹をくくって
    頑張って貰いたいですね。

  2. うきぐさ より:

    私はシーズン140試合として 監督なしでも勝てる試合が20、有能監督がいても勝てない試合が20 残りの試合はすべて監督で決まるのが 野球だと思ってる70年台からのスワファンの一人です。 他の団体スポーツも監督が大事な要素だと思いますが、野球ほど監督次第でどうにでも試合展開。結果が変わるスポーツは無いと思います 私自信も監督経験は 数百試合は経験してますが 持ち駒(選手)の数がプロ野球とは比べられないくらい少ないんで 先発オーダーーとか 先発投手、救援投手などは ある程度限定されてしまいましたが それでも打線などは 同じ駒でも 並びにとって結果は全く違ったことになるのが野球です それだけに監督の考えによって 打線が組まれるわけですから 監督によって 試合の進め方がちがってくる、また 試合途中の代打.代走の
    使い方も監督次第ですからね 勝負事ですから結果よければ全て良しで済まされがちですが 私は それには反対です。 特にプロ野球は トーナメントじゃなく140試合以上のリーグ戦です 1つ落としてもも2つ取れる采配ができないとダメだと  今日の負けは まけでも 明日以降になにか収穫を得られる監督采配できればいいと考えてます

    そういう意味からして 主様とは違う考えかもしれませんが、私は いまの小川監督はヤクルトの2110年台を駄目にする監督だと思ってます 野村監督の黄金期から 少しの低迷期は覚悟はしてましたが 古田.高田 そして小川監督のながれは 低迷期期間を長くすることになりそうだし 事実なってますよね。 個々の駒(選手は)弱かった80年台とは比べもにならないほど いいんですから上手く使える監督さんを 見つけるのが フロントの仕事だとおもっていますが… どうもまだ そう感じていないようですね ハッキリ言って 代理監督は 代理監督の1年目で終わりにして 次の監督を用意しなかったフロントにも いまの現状の責任がありますね 

  3. まみ より:

    今日は、今日こそは、、、、連敗阻止して欲しかった。。。、
    でも、ライアンは責める気になりません。
    打てないのにエラーばかりの上田が
    しっかり仕事しろー!と。。。
    悔やまれる一戦でした。

  4. パンダ より:

    あきらかにやつれてる小川監督心配ですね。阪神戦から畠山選手戻るみたいなので何とか頑張ってもらいたいです。

  5. でぶちゃん より:

    物を言える監督、答えるフロント、使えるものは全て使う。球団全体に言いたい。ロス五輪の主力を獲りまくったドラフト、実績よりも身体能力優先の補強(飯田、土橋、稲葉・・・)、ホーナー獲った時みたいなサプライズ、一度球界を干されていたノムさんの招集、アソボウズとか真っ先に採用したり、あの80年代後半から2001年までのワクワクしたスワローズに戻ってほしいよ!今のキューバブームなんてスワローズが先駆けでやるはずだったのに・・・いったいどうしちゃったんだ。

  6. FIYS より:

    > パインさんへ

    ちょっと即戦力投手の指名に偏ってしまった印象はありますよね。今年こそは本来であれば高校生中心ドラフトをお願いしたいのですが、今のチーム状況を見ていると現場から「即戦力投手に向かいたい。」という声が上がってきそうですよね。

    小川監督には最後まで頑張ってほしいですね。そしてチームに「何か」を残してもらいたいです。

  7. FIYS より:

    > うきぐささんへ

    コメントありがとうございます。うきぐささんの監督論興味深く読ませていただきました。個々の駒を上手く使える監督。というのが次の監督選びのポイントですかね?

    個人的には今年の小川監督は野手陣の駒を上手く使って打ち勝つチームを作ろうとしていたのでは?と感じるのですが、この成績では何とも言えませんよね。

  8. FIYS より:

    > まみさんへ

    コメントありがとうございます。

    小川登板試合でこの大敗は堪えますね。

    データを調べたわけではないのですが、外野手のエラーがこれだけ多いチームも珍しいのではないでしょうか?上田は個人的に推している選手なのですが、もうすこし当たり前のことが当たり前にできるようになってもらいたいですよね。

  9. FIYS より:

    > パンダさんへ

    小川監督の状態が心配になりますよね。

    明日からの阪神戦は打線に期待したいですね。

  10. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    私は80年代後半からのヤクルトファンなので、本当にいい時期のヤクルトスワローズを応援できていたのかもしれません。
    今シーズンは野村監督時代の遺産が全て無くなってしまったシーズンだと感じています。しかしこれからまたチームを作り直していければ良いと感じています。
    あまりに幼かったためうっすらとした記憶しかありませんが、関根監督時代のスワローズに少し似た状況にあるのではないでしょうか?

  11. でぶちゃん より:

    関根監督時代のほうが今より良かったよ。球団が人気と強さを求め始めたからね。その前の土橋監督時代かな、酷かったのは・・・。とにかく岡田団長の廻りだけしかスワローズの応援している人がいなかったんだから。選手も今と同様、勝つための工夫をしない、尾花、梶間、中本、酒井、大川、出ればテンポが悪く、一発くらう最悪投手陣、打線も若松以外は2割5分くらいの並打者(角、水谷、渡辺、釘谷とか)、2年契約数億円でまったく働らなかったクリス・スミス、バットを折ってばっかのブロハードてのもいたな。

  12. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    関根監督時代を評価する声はよく聞くような気がします。球団が人気と強さを求め始めたということはやはりこの時代からファンになった私は非常に恵まれた時期にヤクルトを応援できていたのだと感じます。
    それ以前を知っているファンの方々は今回の低迷についても私とは違った視点で見ているのかもしれませんね。

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