快挙!錦織全米オープン準優勝

錦織圭(24=日清食品)の快進撃がついに止まり、準優勝に終わった。

 世界ランク8位の錦織は準々決勝で全豪王者のスタニスラス・ワウリンカ(29=スイス)、準決勝で同1位のノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)を破って日本人初の決勝に進出したが、同12位のマリン・チリッチ(25=クロアチア)に3-6、3-6、3-6で敗れ、日本人初の4大大会優勝を逃した。チリッチは4大大会初優勝。
(日刊スポーツ引用)

以前「錦織圭」の記事を書いたのは2年半以上前の事だった。この時は、全豪オープンでベスト8に進出したのだが、そこから一つ上のステージに上がるまでにそれなりの時間が掛かった。もちろん世界ランク上位の4人が圧倒的な力を有していたというのも理由の一つだと思うのだが、やはりフィジカルの部分での課題が大きかったというのが一番の理由だったのではないだろうか?
正直今回の全米オープン前も怪我で出場が危ぶまれたくらいだったため、個人的には全くと言っていいほど期待していなかったのだが、シード選手らしく序盤戦をしっかり勝ち上がり、4回戦からのラオニッチ、ワウリンカ、ジョコビッチを次々と破っていった姿は見事の一言だった。

普段テニスを見る機会は少ないし、WOWOWにも加入していないため今回のゲームもハイライトで見ただけなのだが、錦織のテニスは見ていて面白いテニスだと思う。サーブと言う面では他のランキング上位の選手に比べて劣るかな?と言う印象もあるのだが、それ以外のプレーに関しては全てが世界トップレベルと見て良いのではないだろうか?特にベースライン上からの打ち合いでジョコビッチをも上回って見せたのには驚かされた。
ジョコビッチに勝ったということで決勝のチリッチ戦は優位に戦えるのでは?と感じていたのだが、やはり世界はそこまで甘くはなかった。錦織が準決勝でジョコビッチを倒したように、チリッチはフェデラーを圧倒して勝ち上がってきた勢いがあった。
決勝でもビッグサーバーらしくサービスゲームで錦織を圧倒する場面が目立ち、隙らしい隙は最後まで見せることがなかった。決勝に関しては、チリッチの実力が上回ったというところだろう。

それでもテニスと言う競技は、個人の球技では世界最高峰のスポーツだと思っている。その競技の最高峰グランドスラムの一つ全米オープンで決勝に進出できる日本人選手が現れるとは…本当に驚きである。

ここ10年ほどは、王者フェデラーの時代、そこにクレーコートの帝王ナダルが絡んだ時代、その2人を脅かす存在となったジョコビッチの時代、そこにマレーが加わったBIG4の時代と移り変わっていったと思うのだが、そのBIG4の時代を崩す選手の一人が日本人選手の錦織圭であることに日本人として喜びとそれを上回る驚きを感じている。ジュニア時代からその才能を絶賛されることが多かった錦織だが、その才能がついに開花したということなのだろう。今後の戦いぶりにも注目していきたい。

こんな日本人テニスプレーヤーを見れるのは人生でこれっきりかもしれない。スポーツファンとして貴重な体験をさせてもらった。

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