押本引退

選手

ヤクルトを戦力外となった押本健彦投手(32)が、現役引退を決断した。

 03年ドラフト4巡目で日本ハムに入団し、ヤクルトにトレード移籍した08年から5年連続で50試合に登板するなど貴重な中継ぎとして活躍した。11年間の通算成績は434試合登板で33勝33敗4セーブ、防御率3・75。今後については「まだ体も動く。できれば野球に関わる仕事がしたい」と話した。
(スポニチアネックス引用)

ヤクルトを戦力外となったことも予想外だったのだが、他のNPB球団から全くオファーがないことも意外だった。まだ32歳と年齢的もこれからの活躍が期待できると思うのだが…やはり5年連続50試合登板の身体へのダメージは想像以上だったのだろうか?日本ハムからヤクルトに移籍してきてからヤクルトリリーフ陣を支えてきてくれただけに残念なニュースとなってしまった。

押本と言えば何と言っても空振りを奪えるストレートが大きな武器だった。150キロを超えるボールを連発するようなタイプではないのだが、いわゆるキレのあるストレートを軸に打者を抑え込んで行った。崩れるときは意外とあっさり打ち込まれてしまう場面もあり、他球団の終盤を任される優秀な投手に比べて「難攻不落」の印象を与えることは出来なかったかもしれないが、毎年50試合以上に登板し、防御率2点台~3点台でまとめてくれた押本の存在はヤクルトにとっては非常に大きなものだった。ここ2年間は結果を残せなかったのだが、32歳という年齢を考えると少し寂しい引退となってしまった。

以前にも「現代野球における7,8,9回の重要性」という記事の中でリリーフ投手陣の選手寿命の短さについて触れたのだが、やはりこの問題は簡単には解決できない問題のように思える。

P.S 最近のニュースでは楽天の大久保新監督がリリーフ投手もローテーション制を採用するなどといった報道もされているため注目してみたいと思っている。監督としての資質ということを考えた場合に「?」が付くかな?と個人的には考えていた日本ハムの栗山監督やDeNAの中畑監督が健闘しているだけに就任前から逆風が吹いている大久保監督にも頑張ってもらいたいものである。
あまりにリリーフ陣に負担がかかり過ぎていると思われる現在の投手の起用法を一変させるような革命的な投手起用法の誕生を期待したい。

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