上記のサンスポの記事の通り、沼田と支配下契約を結んだことが発表された。沼田はヤクルトに入団して3年目の25歳である。正直言うと、支配下契約を勝ち取るまでに想像以上に時間がかかったな。という印象を持っている。
2023年シーズンに2軍で先発としてある程度の結果を残し、オフのアジアウインターリーグでも結果を残していたため、2024年開幕前は、沼田にとって支配下契約を勝ち取る大チャンスになると見ていた。しかし、そこで結果を残しきることが出来ず、2024年シーズンも育成契約のままシーズンを終えてしまった。今シーズンも開幕前に支配下契約を勝ち取ることが出来ず、1年前に比べて影が薄くなり、崖っぷちに追い込まれた状況になっていた。今シーズンは、2軍で主にリリーフとして起用されているのだが、沼田は、ここでリリーフとしての適性を見せてくれた。今シーズンは、ここまで防御率1点台の数字を残し、今日晴れて支配下契約を勝ち取ってみせた。
個人的には、多彩な変化球を器用に操る先発投手として沼田のことを見ていたのだが、もう一歩のところでプロの壁に跳ね返されてしまっていた。年齢的にも厳しくなったと感じていたのだが、リリーフとして出力を上げて投げる中で、ストレートの威力が増し、変化球も上手く操れるようになったのではないだろうか?現在1軍ではプロ入り後先発としてスタートした松本健がリリーフとして結果を残しているが、沼田も松本健のようにリリーバーとして、1軍の戦力になれるだろうか?
プロの投手としては小柄な部類の投手なのだが、小さなテイクバックから投げ込まれるボールには威力を感じる。ボールを投げる直前まで隠す器用さも併せ持っており、今の実力が1軍でどの程度通用するのか楽しみである。
旭川大高では、甲子園に出場し注目を集め、巨人入団後も一度は若くして支配下契約を勝ち取り、注目を浴びた投手である。その後フォームを変更するなど紆余曲折を経ているのだが、プロ7年目にしてようやく再スタートを切ることが出来る。
このタイミングでの支配下契約ということで、すぐにでも1軍での登板機会が与えられるはずである。楽しみである反面、厳しいことを言えば、年齢的にもラストチャンスであることに違いはない。支配下契約を結んだだけでは、来シーズンの契約が確約される訳ではない。1軍で結果を残して、来シーズンもヤクルトに必要な選手であることをしっかりアピールしてもらいたい。
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