石川VS田中将 第2Rは田中将に軍配

2025試合結果


ヤクルト1-7巨人

先日は東京ドームのゲームで石川VS田中将というマッチアップがあったのだが、今日は神宮球場で石川VS田中将というマッチアップとなった。正直1回の表裏を見終わった中では、「十分に勝機があるな。」と感じたのだが、実際には石川が打ち込まれ、2回でマウンドを降りると大量リードにも恵まれた田中将が老獪さも感じさせるような投球でヤクルト打線を抑え込み、田中将が日米通算199勝目を上げることとなった。石川が降板した後の投手が結果を残したこともあり、石川の立場は危ういものになってきてしまった。防御率8.23という数字は気にせざるを得ない。

今日の石川はボールの走り自体は、そこまで悪くなかったと思っている。初回から岡本和に先制タイムリー2ベースを浴びてしまうことになるのだが、岡本和に捉えられたシンカーは悪いボールではなかったし、レフト内山のまずい守備も重なる中での失点だったため、2回から切り替えていけば大丈夫だと思っていた。しかし、2回も先頭の中山にレフトフェンス直撃の2ベースを浴びると続くリチャードには2ランホームランを浴びてしまう。その後佐々木のタイムリーと丸の2ランホームランも浴びてしまい、石川は、2回6失点で降板し、負け投手となってしまった。
私は、先程も書いたように石川のボールの威力自体は、悪くなかったと感じていたのだが、それでも打ち込まれてしまったショックが大きい。以前何度かこのブログにも書いた覚えがあるのだが、石川に関しては、若手打者の登竜門的存在になっている部分があると思っていた。石川相手にしっかり結果を残せる若手選手は、1軍およびレギュラー定着が十分に期待できるという一種のバロメーター的存在になっていた。そんな石川が今日は、中山に逆方向へフェンス直撃の打球を打たれると、リチャードには追い込んだ後のインハイのストレートを軽々とレフトスタンドへ運ばれてしまった。ここの所結果を残し始め、成長を感じる打者2人ではあるのだが、1軍での実績という意味ではまだまだ不足している選手である。こういった若手選手の壁として長年立ちはだかってきたのが石川という投手である。そんな石川が若手にあっさり打ち崩されてしまったことが気になった。
また石川降板以降、松本健、下川、清水がある程度巨人打線を抑え込んだことも石川の印象を悪くすることとなってしまった。石川に関しては、首脳陣がそこまで特別扱いすることなく、2軍のゲームで結果を残した中で1軍での登板にこぎつけていることは間違いないのだが、正直1軍では結果を残すことが出来ていない。勝ち投手になれるチャンスがあるだけの投球を披露してくれることもあるのだが、その頻度が減って来ていることは否めない。石川の立場上、引き際に関しては石川自身で決めることしか出来ない立場にあると思うため、今現在石川がどんな思いを抱いているのか気になる所である。個人的には、今日のボール自体はまだ何とか1軍で通用するだけのチャンスは残されていると見ているだけに、最後まで足掻き続けてもらいたいと思っている。但し、次の登板機会を得るためには、もう一度2軍で結果を残す必要があるだろう。年齢的にも投球内容的にも苦しい立場に追い込まれている。
リリーフ陣では、松本健が3回を無失点、下川が2回を無失点、清水が2回を1失点とリリーフ陣が試合を落ち着かせてみせた。清水は守備のミスも重なる中で1点を失ってしまったのだが、3投手が各々良い投球を見せてくれたと思う。
松本健は、今シーズンはリリーフでの起用となっているのだが、今日は3イニングを投げたことで来シーズン以降も見据えた中で様々な役割を期待できるし、下川も松本健同様、今後先発でもリリーフでも起用が考えられる投手として首脳陣へアピールしてくれている。1軍にどこまで喰らい付くことが出来るだろうか?

打線は序盤で大量ビハインドを背負ってしまった中で、田中将を攻略することが出来なかった。正直今日の田中将のボールはそこまで走っていないようにも感じ、ある程度得点出来るのではないか?と考えていたのだが、ストレートと変化球のコンビネーションでのらりくらりとアウトを重ねられてしまった。ストレートと同じラインから落とすフォークに関しては、やはり一級品のボールだと感じた。4回にオスナにソロホームランが飛び出したのだが、この1点のみで田中将に5回まで投げ切られてしまったことは痛かった。おそらく競り合いに持ち込めていれば、もう少し違った崩し方も見ることが出来たと思うのだが、打って繋ぐ他ない試合展開になってしまったことで、ベテラン田中将の投球術にまんまとハマってしまった。悔しい敗戦である。

P.S 巨人の中山は、今日は守備でも大事な場面で好守を見せるなど存在感が出てきましたね。打撃に関しては、強い打球を放つことが出来るようになってきており、成長を感じるし、守備面でも吉川とまではいかないが、1軍で通用する最低限のモノは持ち合わせている。今後が楽しみな若手選手である。




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