2025ヤクルトのドラフト(1)

ドラフト


9月の中旬になると毎年10月に実施されるドラフト会議のことが気になり始める。今年もこの時期がやって来た。ということで、今年も少しずつドラフト関連の記事も書いていきたいと思っている。
今年も私なりにヤクルトのドラフトのポイントを挙げておきたい。
昨年の記事はこちらから→「2024ヤクルトドラフト指名選手 | ヤクルトファンの日記

2025年のヤクルトのドラフトのポイント
①逃げずに立石入札
②攻めるのであれば大社投手の本ドラフト指名は、1人or0人
③高校生投手のチョイス
④捕手をどうする?

上記の4点にしてみたいと思う。

ちなみに昨年のポイントは
①宗山or石塚
②高校生投手の複数指名
③即戦力リリーバーの目利き
④育成指名の人数
の4点を挙げていた。

昨年に関しては、中村優を単独指名で獲得し、その後の流れもスムーズだったのだが、①、②のポイントに関しては、私の思いとはギャップがあるドラフトとなった。③については、荘司を獲得し、100点を付けられる結果となっている。④については、独立リーガー3名、アメリカの大学から1名の4名指名となり、2軍施設の守谷移転を見据えた指名を徐々に行っていることを感じることが出来た。

昨年のドラフトに関しては、悪くない指名だったと思っているのだが、今シーズンのヤクルトは主力の故障者が目立つ中で他球団に比べて戦力が整わず、最下位に沈んでしまっている。高津監督の退任報道もある中で、今年のドラフトでどんな指名を行ってくるのか?気になる所である。

①逃げずに立石入札
・チームの大黒柱である村上がメジャー挑戦のためにチームを去ることが濃厚な状況であり、長年チームを引っ張った山田の加齢とコンディション不良による不振、2021、2022年の連覇に貢献した塩見の加齢と怪我による長期離脱、サンタナも常に怪我の不安が付きまとうという状況の中で、チームの中核を任されられる野手が目に見えて不足している。その中でスペシャルなスラッガー立石(創価大)から逃げる訳には行かないと思っている。
立石に関しては、指名が重複することは目に見えており、多ければ8~9球団ほどが入札する可能性がある選手である。獲得できる確率は非常に低いと言わざるを得ないのだが、だからと言って他の野手や即戦力投手に入札するということも考えられないと思っている。
立石に関しては、阪神の佐藤輝の近大時代と同等の評価が出来るスラッガーであると感じている。左右の違いはあるが、飛距離の出るパワーのある打撃に特徴があり、将来日本を背負うスラッガーに成長する可能性がある選手である。おそらくルーキーイヤーに関しては、プロの投手のボールに苦しむと思われるのだが、佐藤輝の近大時代に比べて逆方向にも大きな当たりが打てるのが立石の特徴だと思っている。もし立石を獲得することが出来たのであれば、ヤクルトの印象も少し違ってくるように感じている。主軸に育つことを具体的にイメージできる選手というものは、1年に1人出てくるかどうか?というレベルである。今年は立石入札以外あり得ない。

②攻めるのであれば大社投手の本ドラフト指名は、1人or0人
・ヤクルトの課題として毎年のように上がっていたのは投手力ということで、2018年の根尾(大阪桐蔭)入札以降は投手への入札が続いていた。そして、多くの年で2人以上の大学・社会人投手を獲得してきている。その時々のチーム事情を鑑みればやむを得ない指名だったのかもしれないが、その分、年齢的にも投手野手のバランス的にも偏りが出てしまい、現状では、投手も野手もスケール感の小さいチームになってきてしまっている。
昨年は、高校生投手の複数指名があるのではないか?と思い、事前のポイントにも挙げさせてもらったのだが、育成指名含めて高校生投手の指名がなかった。今のヤクルトは、1軍で実績を残している最も若い投手が奥川であり、奥川より若い年代の投手が1軍でほぼ実績を作ることが出来ていない。現段階で「1軍で見てみたいな。」と思う投手も坂本くらいであり、非常に苦しい状況に追い込まれている。当然即戦力投手も欲しいのだが、その即戦力投手の獲得にドラフトで2枠使ってしまうと、他のカテゴリーの獲得が滞ってしまう。
それであれば、最初から本ドラフトでは大社の投手の指名を諦め、野手や高校生投手に絞って指名することも考えても良いように感じる。
個人的には大社投手の獲得に向かうのであれば、1位で立石を獲得できず、目ぼしい野手がいない場合、もしくは立石を獲得した後の2位指名の1枠であればやむを得ないと思っている。しかし、今年も本ドラフトで2人以上の大社の投手を獲得するドラフトを展開した場合には首を捻ってしまう可能性が高いと思っている。

③高校生投手のチョイス
・もし高校生投手を獲得するのであれば、プロの入った後の環境も踏まえて1人ではなく、2人獲得し、競争心を煽りながら、時には協力し合いながら成長を促すべきなのかな?という思いを持っている。今年の高校№1投手の呼び声が高いのは石垣(健大高崎)なのだが、立石に入札するとなると石垣とは縁がない可能性が高く、その他の投手からチョイスしなければならなくなるのだが、このチョイスが順位感含めて中々難しい。個人的にな推しは藤川(延岡学園)であり、もし2位で指名したとしても私自身は納得できるのだが、そこまで評価が高い投手なのかどうかは分からない。このブログの読者の皆様が推している高校生投手を是非教えてもらいたいものである。森(大阪桐蔭)、早瀬(神村学園)といった本格派も素材としては面白いだろうか?

④捕手をどうする?
・捕手に関しては、昨年矢野を指名しており、おそらくオフにチームを離れてしまう選手もいないと思うため、獲得しないという方法もあることはあるのだが、内山の打撃を活かすために完全に捕手以外のポジションにコンバートするのであれば、獲得を考えなければならないと思う。その辺りは、フロント、現場が覚悟を持って、内山を捕手も含めて育てていくのか?それとも捕手を諦めさせるのか?決めなければならないと思っている。
正捕手の座を確保しつつある古賀、ベテラン中村悠、捕手として多くの役割を任せられる松本直という3選手はしっかりしているのだが、内山、橋本、育成の松本龍は明確に捕手というポジションを任されている訳ではなく、矢野、中川、鈴木はこれから実績を積み上げていきたい捕手である。怪我のリスクも考えるとやはり1人は捕手の獲得に向かうべきだと考える。

とにかく今年のドラフトに関してはチームとして「覚悟」というものを問われることになると思う。1回のドラフトでチームを好転させることはほぼ不可能ではあるのだが、スケール感のあるチームを作るために「覚悟」を持って各選手を指名する必要があると感じる。上記4つのポイントを挙げたのだが、最終的には球団としての「覚悟」が伝わってくるドラフトになるか否か?という部分に注目してみたいと思う。

今年のドラフトに関してもXでもちょくちょく呟いていきたいと思います。皆様からのコメント、ご意見もお待ちしております。皆で楽しくドラフトのことを語り合えればと思っています。




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