こういう「秋」ではなく。

2025試合結果


ヤクルト8-1阪神

現在パリーグでは、ソフトバンクと日本ハムが熾烈な優勝争いを繰り広げている。1試合1試合一喜一憂の連続である。セリーグでは阪神が早々に優勝を決め、ヤクルトはCS進出が完全消滅している。そんな中で今日は先発山野が好投し、打線では山田がホームランを含む3安打2打点と結果を残し、雨での中断を含む難しいゲームの中で阪神相手に快勝してみせた。
しかし、私が望む「秋」は今日のような秋ではない。まだ「ヒリヒリとした秋」を経験していない山野や並木には、「ヒリヒリとした秋」に今日のようなプレーを見せてもらいたいし、山田が高い集中力でとんでもないプレーを見せるのも「ヒリヒリとした秋」の方が断然似合っている。苦手の伊藤将を打ち崩しての快勝はもちろん嬉しいのだが、今日の勝利にどこか寂しさを感じるのもまた事実である。

山野に関しては、今シーズン怪我での離脱もあったのだが、ようやく過去の自分の姿を思い出すような投球が戻ってきたことに喜びを感じている。大学4年次から制球が不安定になった印象があるのだが、プロ入り後は怪我に苦しみ、育成落ちも経験した。再度支配下登録された時には、投球フォームも投球スタイルも私が知っていた山野の姿とは全く違うものになっていた。コントロールは安定してきたように感じたが、ストレートの球速は戻っておらず、ムービング系のボールを多用しながら緩急を使って打者を打ち取る投球に活路を見出していた。しかし、飛躍が期待された昨シーズンは思うように結果が出ない中で、投球スタイルを模索し続ける日々が続いていった。正直このままでは、来シーズンの契約が難しくなるのではないか?と感じてしまうこともあったのだが、そこから山野は、かつての投球スタイルに戻すことで状態を上げることに成功した。今シーズンも離脱があり、決して褒められるシーズンではなかったのだが、ボールの勢いとキレで三振を奪えるようになったことは、今後に繋がるはずである。今日は、強力な阪神の上位打線に対しても威力のあるストレートとキレの良い変化球で勝負することが出来ていた。これは、これからの野球人生の自信に変えてもらいたい。試合の中で突如として崩れることは今もあるのだが、徐々にその頻度は少なくなっているように感じる。7回で105球を投げ、被安打7、無四球、9奪三振での無失点という投球内容には、今の山野の魅力が詰まっているように感じる。
以前のブログ記事でも書いているのだが、私が本来山野に期待していた投球スタイルは今の投球スタイルだけに、このスタイルをシーズン通して継続出来るように鍛え上げていってもらいたい。

打線では山田が伊藤将相手にホームラン含む3安打と気を吐いた。他の打者も対応していたため、おそらくは、今日の伊藤将の状態は良くなかったのではないか?と推測するのだが、それでもインコースのストレートを反応でレフトスタンドへ打ち返した一発は、良い時の山田の姿を思い出させてくれるような一発だった。5回には、変化球をしっかり捉えるフェンス直撃のタイムリー2ベースも放ってみせた。ここの所出場機会が減っている山田ではあるのだが、今後の野球人生を考えた中でもしっかり結果を残していきたいところである。難しいシチュエーションのゲームで7回までしっかり試合に出場できたことは良かったのではないだろうか?コンディション的に苦しい状況が続いていることは理解しているつもりであるし、そのコンディションが来シーズン以降簡単には戻せないことも何となく理解しているのだが、それでもヤクルトファンとして、山田の活躍はまだまだ見続けていたいと思っている。本来山田に似合うのは「大舞台」のはずである。ヒリヒリとした優勝争いやCS、日本シリーズでこそ輝きが増す選手だと思っている。そういった舞台での活躍をまた見せてほしいものである。
今日のゲームでは2本のタイムリーを放った並木や猛打賞の古賀の活躍も目立ったのだが、この2人もいつかは、ヒリヒリとした秋のゲームで活躍してもらいたい。
阪神相手に快勝したゲームではあるのだが、私が見たいのは今日のようなゲームではない。もっと緊迫したシーズンでヤクルトの選手が躍動する姿を見たいのである。




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