3-2の野球

2026試合結果


ヤクルト3-2巨人

今年のヤクルトが他球団に喰らい付くには、投手陣の奮闘が欠かせない。個人的には9回終了時点で「3-3」というスコアを基準してゲームマネジメントを行ってもらいたいと感じている。そう考えると昨日の2-3、8日の阪神戦の3-2、そして今日の3-2というゲームは、今のヤクルトがやるべきゲームに持ち込めているという評価をして良いのではないだろうか?緊張感のあるゲームで逃げ切れたという部分はチームとして大いに自信にしてもらいたい。

ヤクルト先発山野の出来は、今シーズン3試合の中で最も良かったのではないだろうか?7回で87球を投げ、被安打5(被本塁打2)、無四球の2失点で勝ち投手となり、無傷の3連勝となった。初回からストレート、ワンシームといったファストボール系のボール、スライダー、フォーク、カーブといった変化球ともに、ある程度意図したところへ投げ込むことが出来ており、この投球を7イニング、90球弱継続できたところに山野の成長を感じることが出来た。山瀬、坂本に浴びたソロホームランに関しては、山野の課題である右打者対策という部分で宿題が残る格好になったのだが、本当にこの2本のホームラン以外は、ほぼパーフェクトと言っても良いような投球内容に感じた。おそらく坂本にホームランを浴びなければ8回もマウンドに上がった可能性が高かったのではないだろうか?継投することのリスクの方が高く感じる程の出来の良さだった。吉村、山野の表ローテ2枚は、他球団のエース格とも十分勝負出来るように感じる。
3-2と最少得点差で8回から継投に入り、星、キハダと繋いだのだが、2人とも完璧な投球でチームを勝利に導いてくれた。
特にクローザーを任されているキハダのストレートがしっかり通用していることが心強い。今日はMAX156キロという数字も飛び出したのだが、球速だけであればこれくらいのボールを投げ込む投手は、NPBでもそこまで珍しいとは言われない時代になっている。大切なことは打たれないストレートを投げ込むことである。そしてキハダは、その条件を満たしている。MLB時代からストレートの投球割合が極端に高い投手だったのだが、NPBでもその傾向に変わりはない。現代野球においては稀有な存在であることに間違いない。一球速報などで追うと、ここまでストレートを続けて大丈夫なのか?と感じてしまうこともあるのだが、実際の打者を反応を見れば「この投球割合で問題ないのだろうな。」と感じることが出来る。アドレナリン全開で躍動感たっぷりに投げ込む姿が印象に残るのだが、それだけで打者を抑え込めるものではないだろう。おそらくは、キハダのストレートには打者が打ちづらいと感じる何らかの理由があるはずである。テレビで見ていて分かる部分としては、投球フォームでリズムをずらしているという部分である。少し長めに持ったり、足を上げるタイミングを変えたり、クイックで投げたりすることで打者に気持ちよくスイングさせない工夫をしていることは伝わってくる。ボールの質自体は、正直テレビで見ているだけでは分かりづらいのだが、多少「真っスラ」気味の球質なのかな?と感じることはある。独特の角度と軌道が打者を悩ませるのかもしれない。このキハダがシーズン通してクローザーとして起用されるようであれば、面白い展開に持ち込むことも出来るかもしれない。

打線は、来日初登板となった巨人先発のマタから初回に長岡四球、サンタナ2ベースで0アウト2,3塁のチャンスを作ると鈴木がライトへの2点タイムリー3ベースを放ち、打者3人で2点を奪うことに成功した。初対決となったマタ相手にサンタナ、鈴木ともにしっかりアジャストして強い打球を放つことが出来ていた。鈴木の打球に関しては、ライト平山の転倒もあり、3ベースとなったため、確実にもう1点は奪っておきたかったのだが、そのもう1点を奪ことが出来なかった。そう簡単に大量得点やビッグイニングを作れるメンバーではないため、こういう所で1点を獲り切れなかったことが後々響いてくるゲームは出てくるはずである。どんな形でももう1点は獲っておきたかった。
2回以降も荒れ気味のマタに対して、チャンスは作れていたのだが結局追加点を奪うことが出来ず、嫌な雰囲気が漂い始めていた。しかし山野が好投を続ける中で、7回にサンタナが赤星のカーブを完璧に捉えるソロホームランを放ち、点差を2点に広げてみせた。こういう膠着状態のゲームを打開するためには、やはり長距離砲の存在は必要である。今日のサンタナは大きな仕事を果たしてくれた。
昨日も今日も感じたことなのだが、今のバントを使わない野球は、得点に繋がらないと途端にデメリットの部分が表出してしまう策だと思っている。ただ打っているだけの野球と捉えられてしまうこともあると思う。これまでの日本球界のセオリーとは少しずれた野球になっているため、批判の矛先が作戦面に向けやすい野球だと思っている。この野球を続けるには、池山監督をはじめとする首脳陣の強い意思が必要なのだが、同じくらい投手陣の奮闘で失点を減らすことが大切になってくると思われる。失点を計算出来るチームになれば、自ずと思い切った野球、割り切った野球がやりやすくなるはずである。ここまでのヤクルトは本当によく戦ってくれていると思う。

P.S 坂本にホームランを打たれ1点差に迫られた後、平山にもヒットを打たれ、2アウト1塁になった場面、巨人ファンからのボーイングを浴びながらも山野が執拗に一塁へ牽制する姿がありました。実際にその直後に平山がスタートを切ったため、ヤクルトバッテリー、もしくはベンチは、巨人の動きを察知していましたかね?MLBでは、牽制の回数制限もなされているため、こういったシーンはNPBでも数年後は見られなくなる可能性があるのですが、この執拗な牽制一つとっても山野の精神的な成長を感じることが出来ました。こういうプレーも大切ですよね。




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