「今日は」初回の4失点が全て…。「今日は」。

2023試合結果


ヤクルト1-11中日

今日に関しては、初回の4失点が全てだった。ビシエドのタイムリーのみで抑えておれば、試合はまだまだ分からなかったはずなのだが、細川の打ち取ったはずのフライをまずい守備で2点タイムリーヒットにしてしまったことがあまりにも痛かった。このワンプレーで今日のゲームの全てが決まってしまったと言っても過言ではないくらいに試合の流れを失ってしまった。
「今日は」初回の4失点が全てである。しかしゲーム全体を見ると、今シーズンのチームの噛み合わなさ具合を象徴するようなゲームになってしまった印象がある。何とかゲームに出場する方向を探ろうとしたオスナが登録抹消となり、だからこそ先発で起用したい山田もスタメンを外れ、代わって出場した武岡がミスを犯し、ルーキー北村も結果を残せず、今シーズンローテを守ってきたサイスニードが味方のミスから調子を崩し、大差が付く中で村上、中村もベンチに下がるという1試合の中でのゴタゴタ具合が、今シーズンの低迷を象徴してしまっているように感じた。

今日のスタメンは、1番レフト並木、2番ショート元山、3番センター塩見、4番サード村上、5番ライトサンタナ、6番キャッチャー中村、7番ファースト北村、8番セカンド武岡、9番ピッチャーサイスニードとなった。私自身は、火曜日の巨人戦のオーダーが今後の軸となれば面白いということをこのブログで書かせてもらったのだが、それから3日で全く違うオーダーとなってしまった。正直厳しいオーダーである。オスナの代わりに即北村をスタメンで起用した部分については、相手先発がサウスポーの松葉だったことや現在のチーム状況を考えると納得できたのだが、全体を見ると如何せん迫力不足である。そして2日続けて長岡がスタメン落ちしたことも気になっている。正直軽いコンディション不良があるのではないか?と疑っている部分もある。ここで代わりに出場する元山や武岡には結果が求められるのだが、巡ってきたチャンスに結果が出せないことがもどかしいところである。
初回の武岡、サンタナ、塩見の連携ミスによる落球は、今シーズン何度か見られているシーンである。高津監督は、多くの選手に役割とチャンスを与える監督だと思っているのだが、塩見や山田が離脱した際に守備に課題があるサンタナとの連携という部分で代役を担った選手とサンタナの意思の統一が出来ない場面が目立っている。外野の連携ミスというものは、プロの世界では早々多く見られるプレーではないのだが、今シーズンのヤクルトでは複数回起こっており、当然失点に直結したり、敗戦に直結したりしてしまっている。多くの選手にチャンスを与えるからこそのデメリットの部分と言ってしまえばそれまでなのだが、同じような大きなミスが複数回起こってしまっていることが問題である。サンタナは打撃型の選手であるため、多少の守備難には目を瞑る必要があるのだが、そのマイナス面を他の選手でカバーする必要がある。カバーするべき選手もカバー出来ないとなってしまうと、チームバランスは崩れてしまう。ワンプレーだけで誰が悪いということは言えないのかもしれないが、アピールしたい武岡にとっては、特に痛いプレーとなってしまった。
4点ビハインドの展開にしてしまったことで、攻撃も噛み合わなくなってしまった。中日先発の松葉の状態は決して良いようには見えず、1,2,4,5回は、いずれも先頭打者が出塁していたのだが、4回のサンタナのタイムリー2ベースによる1点を返すので精一杯となってしまった。これは、初回に4点を失ってしまったことの弊害ということが言えると思う。これだけの差が付いてしまうと、打って繋いでいく他なくなってしまう部分があるのだが、そこで繋がりを欠いてしまった。また松葉ー宇佐見の中日バッテリーも大きなリードを活かして余裕を持った投球に終始していた印象だった。これが「野球」というスポーツの持つ一面である。「試合の流れ」というものは、間違いなくあるスポーツである。もし1回裏を1失点のみで凌ぐことが出来ていれば、試合は全く違った展開になったはずである。




サイスニードが3回6失点で降板となり、その後リリーフ陣も山本以外は失点を許してしまい、終わってみれば1-11という大差が付いてしまった。バンテリンドームのゲームでこれだけの大差が付く試合はあまり記憶にない。こういった大差の敗戦は、「逆に切り替えやすい。」などと言われることがあるのだが、今のヤクルトには当てはまらないと思っている。今日もリリーフ陣に負荷をかけてしまい、野手陣もベストな布陣を組めない状況にある。どちらかという言うと明日以降にもダメージが残る敗戦ゲームになってしまった印象である。

P.S もちろんオスナや山田の状態は気になるのですが、今日途中でベンチに下がった村上や2試合続けてスタメンを外れている長岡のコンディションも気になりますね。コンディション不良でなければ良いのですが…。




詰むや、詰まざるや 森・西武 vs 野村・ヤクルトの2年間 完全版 (双葉文庫)

新品価格
¥891から
(2023/8/4 21:43時点)




にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村

コメント

  1. アーム より:

    こんな試合でもブログを書き続けるfiysさんを尊敬します!

    8月に入って去年、一昨年のリーグチャンピオンの意地を見せて欲しいのですが、なかなか厳しい現実ですね。

    移動日の試合、夏場の疲労を考慮してスタメンメンバーを外しただけと願いたいですね。

    • fiys より:

      アームさんへ

      残り50試合を切って、残念ながら終戦モードの戦いになってきていますかね…。

  2. sabo より:

    守備の連係というのは重要なことですよね。個人的にはあれだけ打球が上がっているなら塩見が取るのがベストだと思うのですが…。野村監督時代は飯田が手を挙げたら全部飯田が取る決まりと聞いたことがありますが。武岡の立場的にはやはり守備で結果を残さねばならない気持ちが強かったかな。

    石山の調子が全く上がって来ませんね。映像を観ていないのでなんともですが球速は出てるので大丈夫なのかな。制球が悪いのか。今のリリーフ陣を眺めるに石山がもう少し頑張ってくれないといけないと思うのですが

    • fiys より:

      saboさんへ

      武岡はDeNA戦でもフライ処理でミスをしてしまったことがありましたよね。守備での成長も期待される選手だけに、今後は気を付けてもらいたいですよね。

      石山も中々上がってきませんよね。

  3. 超匿名 より:

     とにかく離脱者やコンディションに不安がある選手が多いですね。つまらないミスを減らして何とか踏ん張って欲しい。
     

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      コンディション不良の選手が相次いでしまう原因は、何なんでしょうね?苦しい戦いが続きますよね。

タイトルとURLをコピーしました