「青木の一振り!」…勝ちには繋がらず…

2023試合結果


ヤクルト4-5DeNA

一昨日のマツダスタジアムでの広島戦で頭部死球を受け、そのまま担架で運ばれて退場した青木が6回裏1アウト1,2塁の場面で代打で登場すると、DeNA先発東からライトスタンドへ飛び込む逆転3ランホームランを放ってみせた。この復活の仕方は最高にカッコイイものである。しかしこの一発が勝利に繋がらないのがもどかしいところである。これが今シーズンのヤクルトスワローズの力のなさということになってしまうのだろうか?

それでも今日は、トップで青木について触れたいと思う。青木は、皆さんご存知の通り、ヤクルトが生んだスーパースターの一人である。若くしてレギュラーを獲得すると安打製造機ぶりを発揮し、ヤクルトだけでなく、日本を代表するアベレージヒッターとなり、国際試合でも結果を残してみせた。ヤクルトの顔として背番号「1」も背負い、メジャーでもその才能を存分に発揮してくれた。2018年にヤクルトに復帰してからは、ベテランとして大いにチームに貢献し、低迷していたチームを蘇らせてみせた。個人成績自体は、緩やかに下降線を辿っているのだが、若かった頃とはまた違った形でチームに貢献できる選手になっている。
そんな青木は、独特な打撃フォームも相まってか頭部死球を受けてしまう場面が、以前から多く、メジャーでの頭部死球による脳震盪とその後遺症に苦しんだこともある。私自身は、日本球界に復帰する際に、この頭部死球への影響がないのか不安視している部分があった。しかし青木は、そんなことを気にさせないくらいに、NPB復帰後も数字を残してみせた。NPB復帰後も頭部死球を受けてしまうことがあり、心配したのだが、その都度復活してくれた。もちろん先日の頭部死球に関しても、衝撃的な出来事ではあったのだが、一ファンとしてグラウンドに戻ってきてくれることを期待していた。しかし154キロのストレートがもろに後頭部付近を直撃していたため、復帰には慎重を期してもらいたい気持ちも持っていた。そんな青木の復帰の舞台は、思った以上に早く訪れた。精密検査の結果、異常は見付からなかったようで、今日のゲームよりベンチ入りを果たしていた。
そして1-3とリードされた6回裏に代打で登場するとカウント1-1から東が投じたストレートを完璧に捉えてみせた。打球は放物線を描き、ライトスタンドへ飛び込む逆転3ランホームランとなった。とにかくカッコよさを感じるシーンだった。SNSが発達する中で、プレー中のアクシデントによる怪我に関してもファンの間で論争に発展することが当たり前になっており、今回のような頭部死球などがあると特に様々な反応が出てくる印象がある。そんな中で代打で復帰し、一振りで自身の健在をアピールするホームランを放ってしまうのだから、「カッコイイ」という言葉以外浮かんでこない。今日の一発は豪快なスイングで捉えたものであり、まるで「ホームランを狙って打ったのではないか?」と推測したくなるようなホームランだった。こんなバッティングが出来る選手は、ほとんどいないはずである。技術だけでなく、メンタルの強さを感じさせてくれる。
ホーム神宮で青木が最高の形でゲームをひっくり返してくれたため、僅少差のリードであっても今日は、逃げ切れる空気が出来上がっていた。7回に木澤がDeNA打線を無失点で抑えたことも、より勝利の確率が高まったと感じていたのだが…
今年のヤクルト投手陣の一番のストロングポイントと言えば、8回清水、9回田口の並びなのだが、今日は8回を任された清水が掴まってしまった。先頭の宮崎を四球で歩かせると続く牧に同点に追い付かれるタイムリー2ベースを浴びると、2アウト後には代打大和にタイムリー2ベースを許し、青木の一振りで得たリードを吐き出してしまい、逆に1点を追いかける展開になってしまった。連敗中に勝ちパターンの展開を作りながら負けてしまうと、そのまま大型連敗に繋がりやすいというのは、これまでの経験からも言えることだと思うのだが、今日はそんな逆転負けとなってしまった。清水については、強力DeNA打線相手に慎重に投げていることは伺えた。次の登板でしっかり抑え込む姿を見せてもらいたい。

今日はサイスニードが打たれながらも何とか6回3失点でまとめたり、先発マスクを被った古賀がプロ入り初ホームランを放ったりと取り上げたいことが他にもあったのだが、青木の代打逆転3ランホームランのインパクトがあまりに強かったため、青木中心に記事を書かせてもらった。

P.S それにしても「まずはどんな形でも復帰してもらいたい。」と願っていた青木が復帰1打席目でホームランを打ってしまうことに驚いた。頭部死球で退場後、翌日に代打ホームランを放った選手と言えば、クロマティを上げるオールドファンは多いだろう。確かクロマティは、代打満塁ホームランだったと思うのだが、伝説のホームランとして語り継がれている。今日の青木の代打逆転3ランホームランについてもチームが勝っていれば伝説の一打になっていたのではないだろうか?




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コメント

  1. アーム より:

    このまま青木に何事もないことを祈るしかないですね。

    それにしてもこの展開で勝てないのはキツイ。

    • fiys より:

      アームさんへ

      確かにこの展開で勝てないのはきついですよね。

      脳へのアクシデントは怖いですからね。何事もないといいですよね。

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