奥川恭伸を憂う

選手


ヤクルト・奥川恭伸、宮崎から帰京 アクシデントか…今後検査へ(サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース

サンケイスポーツ




心配なニュースが飛び込んで来た。今月1日のイースタンのゲームで久々に登板し、フェニックスリーグでも登板が予定されていた奥川に何らかのアクシデントがあったようである。奥川が最後に1軍のマウンドに上がったのは、2022年シーズンの開幕直後の神宮での巨人戦である。→奥川は大丈夫!? 敗因は修正できる部分。 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)

ここから長いリハビリ生活が始まり、22年シーズンは、全く登板が出来ず、23年シーズンも2軍での登板は重ねたのだが、足首のねん挫なども重なり、1軍復帰は叶わなかった。そんな中での上半身のコンディション不良との報道である。
奥川に関しては、星稜高校時代からこのブログでも取り上げてきた投手であり、ヤクルトがドラフト会議で交渉権を獲得し、入団に至った時には、私自身も大いに喜んだ。ルーキーイヤーは、故障もあり、1軍登板は最終戦のみだったのだが、2年目には、「エース」と呼んでも差し支えないような投球で、チームのリーグ優勝、CS突破、日本一に貢献してみせた。ロッテの佐々木朗、オリックスの宮城といった同期と比べても遜色はなく、個人的には、この世代のトップランナーは奥川であると感じていた。投手としての総合力の高さは疑いようがなかった。しかし2021年日本シリーズ第1戦での好投を最後に奥川の輝きを見ることが出来なくなっている。
奥川の起用法に関しては、チームとして非常に丁寧に扱ってきたことが伺えるため、起用法を責める話ではないと思っているし、奥川自身もチームの期待に応えられないことにじれんまや焦りと言ったものを感じていると思う。実際に怪我の状態がどのようなものなのか分からないため、何とも言えないのだが、本人は手術を回避することで、本来であれば23年シーズン中の1軍復帰を目指していたと思われる。しかし様々なアクシデントが重なる中で、復帰が叶わず、来シーズンに向けてピッチを上げていこうと思っていた矢先に再度のアクシデントということで、身体面も精神面も心配な状況である。検査の結果次第ということになると思うのだが、巷で言われているような右肘の故障であるならば、トミー・ジョン手術に踏み切るかどうか?という部分が注目ポイントになってくるのだろうか(奥川は元々肩の違和感という報道がなされたこともある投手だけにその辺りも心配ではあるのだが…)?
チームとしても奥川としても入団直後から故障というものには細心の注意を払ってきたはずである。それでも長期離脱するような故障が発生してしまい、「藁にも縋る」思いで背番号を「11」から「18」に変更したことが伺えた。
奥川の現代野球にマッチした投球術は、見事なものであり、また1軍のマウンドに戻ってくることを待ちたいと思う。しかし投手の怪我というものは、そんな簡単なものではない。時間をかけてリハビリに取り組んでも、全盛期の投球を取り戻せなかった投手は山程いるのである。それでも一ファンとして奥川が戻ってくることを願いたいと思う。




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コメント

  1. アーム より:

    どんなにセンスがあっても怪我で潰れていくスポーツ選手は多いですよね

    奥川には怪我を克服してヤクルトのエースに育ってもらいたいです!

    • fiys より:

      アームさんへ

      そうですね。かなりつらい状況にあると思うのですが、もう一度マウンドで輝く姿を見たいですよね。

  2. 超匿名 より:

     来季のV奪還へのキーマンの1人と思っているので、一軍マウンドに立ち、入団が決定した時に期待したヤクルトの大エースとなる姿を見たいものです。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      怪我との戦いというものは、ファンにとっても苦しいものですよね。特に大エースになり得る可能性のある投手なだけに…。

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