山野太一が支配下復帰へ

ストーブリーグ


ヤクルト・山野太一、支配下復帰へ 21年ドラフト2位左腕、今季2軍で2勝2敗の防御率1・52(サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース




山野が支配下登録されるようである。20年にドラフト2位でヤクルトに入団し、ルーキーイヤーは1試合1軍で登板したのだが、序盤から大崩れとなり、その後は上半身のコンディション不良とのことで、1軍での登板機会は巡ってこなかった。昨シーズンは2軍での登板もままならない状況であり、今シーズンからは、育成契約となっていた。
おそらくは、コンディション不良により、以前のような投球は難しくなっていたと思うのだが、投球フォームを変え、投球スタイルもモデルチェンジを図った中で、今シーズンは2軍で先発として安定した数字を残していた。チームの投手事情が苦しい中で、もう少し早めに支配下登録される可能性もあるかな?と思っていたが、このタイミングで支配下復帰となった。
このタイミングまでずれ込んだということは、本人のコンディション面の見極めと、新たな投球スタイルの確立という2つの面があったと推察する。
コンディション面については、1試合で100球以上を投げる試合もあり、その後の回復具合なども確かめていた部分があったのではないだろうか?このタイミングで支配下復帰となったということは、ある程度戦力としての目途が立ったということなのではないだろうか?
また投球スタイルに関しては、投球フォーム自体、テイクバックの部分を中心にかなり変えてきている。以前のようなキレのあるストレートとスライダーを中心に打者を圧倒するスタイルから、ファストボール系の球種で細かい変化を付けながら、打者を打ち取って行くスタイルにモデルチェンジを図ったように感じている。個人的には高川学園時代、東北福祉大時代の「本格技巧派」とでも呼びたくなるようなボールのキレと安定感がミックスされた山野の投球が好きだったのだが、大学4年次には制球が安定しない場面も目立ち始めていたため、もしかすると本人は、この頃から何らかの違和感を覚えていたのかもしれない。そのままプロの世界に飛び込んだのが、本来の姿は影を潜めてしまい、本人なりに苦しみながら今のスタイルを作り上げたのではないだろうか?
以前の山野に比べると「見栄え」はしないのだが、実戦でどうやったら打者を打ち取れるかという部分をよく考えた中で今のスタイルに行き付いたと思われる。この投球スタイルが1軍の舞台で通用するのか、まずは確認してみたい。そして身体のケアには十分に気を付けてもらいたい。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     まずは一軍で投げる資格を得たということでおめでたいですね。小澤みたいな他球団から来た苦労人が活躍するのは結構な事ですが、本来はこの山野や吉田という面々がバリバリ投げている計算な筈ですからね。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      そうなんですよね。山野、吉田はある程度計算が出来るタイプの投手と見て、上位で獲得した投手ですからね…

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