明と暗

練習試合 ヤクルト3-3三星(韓国)

練習試合4試合目は、引き分けに終わった。主力選手が早くも登場しているが、この時期のゲームで注目すべきは、1軍生き残り、レギュラー獲得に向けた争いである。まだ2月の段階であるため、すぐに答えを出すのは危険だが、明暗が分かれ始めている。
今日の試合、野手では、上田が2安打、雄平も途中出場ながら2安打を記録した。この2人はしっかり結果を残せている。特に上田の活躍ぶりは目を惹くものがある。青木が2年目に一気にブレークしたように上田にも一気にスターに駆け上がることを期待したい。
そして今日の試合でアピールしたのが、雄平である。ここまでの練習試合では大活躍というわけではなかったが、きっちり結果は残せている。開幕1軍に向けてはこのまま結果を出し続ける必要がある。この雄平に思い入れの強いファンは多いだろう。02年ドラフトの目玉だった高井雄平を獲得した時は大きな期待をしたものだ。甲子園にも出場し、150キロを超える速球と鋭いスライダーで注目を集めた。プロでも1年目から先発起用され、勝ち投手にもなっている。しかしその後伸び悩んでしまった。制球難からフォーム改造を行ったが上手くいかず、自慢の速球も影を潜めてしまった。そして10年シーズンから野手に転向した。元々バッティングにも定評があり、脚も速い選手である。2年間の2軍暮らしで野手の勉強を沢山積んだことだろう。今年は勝負の年である。今までやきもきしていたファンの心をスカッとさせるような活躍に期待したい。
逆に結果を残せていないのが、飯原である。小川監督も心配しているようだ。昨年から全く打てなくなってしまった。このブログを読んでくれている人なら分かると思うが、私はこの飯原に大きな期待を寄せていた。昨シーズンは飛躍のシーズンになると予想していたのだが、開幕から不振に陥りそのまま復調することはなかった。今キャンプでも全く活躍できていない。心配である。
そして2年目の川崎が右肘痛で2軍落ちしたようだ。せっかく1軍キャンプに抜擢されたのにこれはもったいない。
混戦の外野手争い、明暗くっきりである。
投手陣は、今日は増渕が先発。初回3四球で1失点してしまったという点は気になるが、3回で7奪三振と格の違いを見せつけた。今年の増渕はやってくれると信じている。
その他では中継ぎ枠を争うであろう3投手が登板した。阿部は前回に続き2回を無失点。山本哲も2回を無失点と結果を残したが、期待の若手、平井は2回を2失点と前回の登板同様結果を残せなかった。こちらも明暗分かれる形となった。
徐々に主力選手の出場機会が増えてくることから、若手のチャンスはその分減ってくる。結果が求められる選手には頑張ってもらいたい。

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