サモアに快勝!

日本26-5サモア

日本が悲願のベスト8進出に望みをつないだ。日本(世界ランク12位)はサモア(同11位)に完勝し、通算2勝1敗(勝ち点8)で初めて1大会2勝を挙げた。FB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)のPG4本などで過去3勝11敗の相手に快勝。2トライ(T)にとどまり、4T以上に与えられるボーナスポイント(BP)は得られなかったが、確実に勝利を得た。上位2チームが突破となる1次リーグ最終戦は11日(日本時間12日)に米国と戦う。(日刊スポーツ引用)

初戦の南アフリカ戦でも感じたことなのだが、今までのラグビー日本代表の試合ではありえなかったような試合展開で強敵サモア相手に快勝した。南アフリカに勝利した時の衝撃があまりにも強過ぎて少し感覚が麻痺してきているのだが、このサモア戦の快勝も快挙と呼んで差し支えないのではないだろうか?

試合開始早々から激しいディフェンスでサモアにペースを握らせず、日本ペースで試合を進めることが出来たのが大きかったのではないだろうか?相手の2選手がシンビンで10分間の退場となったことも影響したと思うのだが、インゴール手前でのスクラムも圧倒し、何と認定トライまで奪ってしまった。ワールドカップの舞台でサモア相手にスクラムを圧倒し、認定トライを奪うなど今までの日本ラグビーの歴史になかったことである。相手のスクラムが1人少なかったことを差し引いても素晴らしい認定トライだったと思う。
その後も鋭いタックルを繰り出し、サモアの攻撃を完封すると五郎丸のPGで着実に加点し、前半終了間際には連続攻撃を仕掛け、最後はウイング山田がしなやかな身のこなしで相手を振り切りインゴールに飛び込んでみせた。トライを決めた山田の個人技も素晴らしかったのだが、前半はFW陣の奮闘が特に目立ったように感じた。前半は20-0とすべての面でサモアを圧倒してみせた。

後半は五郎丸の2本のPG以外は得点を奪うことが出来なかったが、サモアの個人技をほとんど披露させないディフェンスは後半になっても衰えることはなかった。一回勢いに乗ってしまうと畳み掛けてくるイメージあるサモアなのだが、このゲームは最後まで日本ペースで進んだ試合だったと思う。
SOのトゥシ・ピシやCTBのペレス、WGBのツイランギ、ケン・ピシ、FBのナナイウイリアムズなど個性豊かなBK陣の攻撃をことごとく防いで見せた日本のディフェンスはやはり素晴らしかった。

「個の力」という意味でもLOのトンプソンルークやFLリーチ・マイケル、今大会初スタメンとなった№8のホラニ龍コリニアシなどの縦への突破は力強かったし、ハーフ団のSH田中、SO小野もしっかりゲームメイクをしていたように感じる。

エディージャパンは一味違うということは分かっていたつもりだが、ここまで4年間の強化の成果が出るとは思っても見なかっただけに南アフリカとサモアに勝ったという事実に只々興奮している。決勝トーナメント進出という意味では苦しくなってきたのだが、とにかく予選最終戦となるアメリカ戦に集中してもらいたい。決勝トーナメントで強敵相手に戦う姿も見てみたいのだが、そんなことよりも1大会で3勝する日本代表が見られれば個人的にはそれだけでも満足だし幸せである。

ラグビーは完全な素人なのだが、今大会は本当に楽しませてもらっている。

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